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2001年別府の旅 |
4月17日(火)文・るみちん |
別府駅前から、いよいよ九州横断バスに乗る。
景色を観ようと思っていたのだが、瀬ノ本までの2時間バスに気持ち良く揺られて寝てしまった。
瀬ノ本停留所でほとんどの人が降りて、宿の車を待っていた。黒川までのバスは日に2本ぐらいしかないので、どの宿もバス停まで迎えに来てくれる。
車で7〜8分で宿に着いた。
今回お世話になるのは仙人風呂という黒川で一番大きな露天風呂がある「やまびこ旅館」。
平日にもかかわらず、どの宿もほぼ満室だというのを聞いて驚いてしまった。ここ、黒川に限っては「不景気」という言葉はないらしい。
川をはさんで食事棟と宿泊棟に分かれているのだが、宿泊棟にはスリッパがなく、素足スタイル。
家族風呂が3つあって、空いていればいつでも入れる。半露天のお風呂がちょうど空いていたので、入ることにした。
ここ、やまびこのお湯の特徴は入っている時はそうでもないのだが、出て10分ほどすると身体がほかほかしてくる今まで体験したことない感覚のお湯ということ。
夕食は本当にどれもおいしく、器にきれいに盛りつけされていた。特に炭火で焼くお肉(肥後牛)が上質の赤身でこの上なく素晴らしかった。
お腹がいっぱいになってしまい最後に出た「鯛のお吸い物」が食べられず、とても残念。これが嫌だから、量を減らしてと伝えておいたのに、これでも減らしたと言っていたが私には多すぎて、用心の為、薬を飲む。
仙人風呂は7〜10時まで女性専用なので、試しに行って入ってみる。夜は情緒が一層深まり、広々としてゆったりとしているのに、団体?のおばちゃん達は、入り口の方で固まって入っていた。言葉が長崎なまりなので聞いてみたらやはり長崎からだった。お客さんのほとんどは福岡、長崎、熊本からで、本州からはまだ少ないとの事だったが、今まで湯布院に行っていた人たちが少しづつ黒川まで足をのばしているらしい。全体的に湯布院より宿泊費が安いが、今回、1万7千円で、テレビに出てくるようなお料理、ゆったりしたお風呂、小奇麗なお部屋を考えたら、私としてはもう十分満足だった。
食事から戻ると布団が敷いてあり、その上に折り鶴が。
まさに「温泉へ行こう2」の世界。