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11/17・18192021

しんきや旅館 / ミ・ファーレ / 地獄蒸し会席


羽田空港にて。

 しんきや旅館

13ヶ月ぶりの別府、イエーイ! 今回も鉄輪1泊、北浜3泊の計4泊5日。
大分空港からパラパラ降り始め、観光港の交通センターに着いたときは傘が必要なぐらいの雨になった。
鉄輪行きのバスの時刻までのつもりで交通センター2階の「竹未来館」を見学。

雨の中を鉄輪のバス停から旅館まで荷物を運ぶのがイヤで、結局タクシーでしんきや旅館に向かったが、到着した頃にはほとんどやんでいた。
さいたまからオンパクに来たと言うと、オンパクは首都圏でそんなに有名なのかとしんきやの女将さんにたいそう驚かれた。けっしてそういうわけではなく、実はオンパクが始まる前からの別府ファンで、毎年来ているのだと説明したが、どっちにしても物好きだと思われたに違いない。
ご夫婦で楽しみがあってうらやましいですねえ、私なんか何の楽しみもないから老後はどうしようかしらなどとと言う女将さんに、ルミチンが「毎日温泉に入れる方がよほどうらやましいですよお〜」と言ったが、天然温泉を空気ぐらいにしか感じていない別府の人には通用しないだろう。やはり我々の方が、別府に住んでいる人たちの1年分の喜びを5日間で凝縮して味わっているのかもしれない。ホテルニューツルタの鶴田社長も、別府でゆったりできる人がうらやましいと言ってるし。

しんきや旅館には、去年(平成16年)新装したばかりの内湯が2つ、露天風呂が1つある。
自家栽培の野菜などを使った地獄蒸し会席も魅力で、本当は去年も来たかったのだが、電話を入れるのが遅かったので予約がとれず、楽々園になってしまったのだった。
楽々園もいい味出してるとは思うけど(^^;)。

さっそく露天の樽風呂に入ってみた(写真左)。
ぬ、ぬるい・・・。
なにしろ、さっきまで雨だったからな〜。
あわてて内湯の「扇の湯」に飛び込んで体を温める(写真右)。
鉄輪らしい、しょっぱい塩化泉だ。
久しぶりの温泉、ウ〜ンしみるしみる。


 ミ・ファーレ

4時、ホテル風月の「夢たまて筥」の向かいに新しくオープンした「ミ・ファーレ」に行く。
訪問日時をMLで予告してあったので、甲斐社長が直々に出迎えてくれて、1Fにあるユニバーサルデザイン対応の家族湯をガイドしてくれた。
床と浴室への上がり口が平行でなく傾いているのは、位置によって上がり口の高さが異なることで、さまざまなサイズの車椅子に対応できるようにするため。
浴室にはリフトが設置されている。

また、洗い場のお湯が浴槽に流れ込まないよう、浴槽のフチの高さは通常5cm以上必要であるらしいが、この5cmの高さが負担になるという人のため、浴槽の手前に細いスリット状のフタをかぶせた排水溝を設け、段差をほとんどなくすという芸の細かさ。

2Fの「鋼玉浴」は、鋼玉という石(ダイヤモンドに次ぐ硬さで遠赤外線効果があるという)の上に横になる、いわゆる岩盤浴だ。「夢たまて筥」にあるやつは露天なので、冬はとても寒くて使えない。
波の音のBGMを聴きながら10〜15分ほど横になり、そのあと休憩室でミネラルウォーターを飲んで水分補給をする。

さほど熱くもないし、サウナのように息苦しくもないのだが、これを3回ぐらい繰り返すと滝のような汗が出る。
腰痛などにも効果がありそうで、近所だったら週に1度は通いたいものだ。

それにしても、6時から夕食なのに、10分前になってもルミチンが女湯から出てこない。
いったい何セット繰り返しているのだ? それとも脱水状態で気絶??
従業員の女の人が覗きに行ったら、「チョッキーさんという方とお話がはずんでおられます」とのこと。
チョッキーも来とったんか〜。

 地獄蒸し会席

夕食の時間に少し遅れて旅館に戻ると、後藤幸彦さん(ユキさん)から電話があったらしい。
折り返し電話をすると、オンパクの内成棚田ウォークの件で、明日の参加者はとしちんルミチンの二人だけなので、都合のいい時間に鉄輪まで迎えに来てくれるとのこと。
鋼玉浴も甲斐さんの「ご招待」でタダにしてもらったし、VIP待遇が続くなあ〜。
おいらたちは別府八湯が目標に掲げる「リピーター」「連泊」を自腹で実践している貴重な客であり、こうしてネットにレポートまで書いてるから大切にされているという部分もあるが、基本的に、別府の人は誰にでも親切(笑)。
むしろおいらの方が、このHPが別府の宣伝となり、少しでも別府の人たちへのお返しになることを願ってやまない今日この頃デス。

夕食は、去年食べそこなったしんきやの地獄蒸し会席。
エビ、カニ、サザエ、とうもろこしの地獄蒸しに、豊後牛の陶板焼き、お造り、天ぷらなど盛り沢山。
どれもこれもうまい! 
食べ過ぎて満腹、シアワセ〜!

8時、ここのメインの内湯に入る。
天井がとても高い、総桧の清潔感あふれる浴室。お湯はもちろん源泉かけ流し。

初日から温泉三昧で、お湯から出たあとはすぐに寝てしまった。