と庁 別府ナポリメニュー
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別府ひとり旅2007

 

11/16・171819

羽田空港の出発ロビーにある、いつぞやルミチンがきつねうどんを食べた売店で、おそらくレトルトだろうが、かなり本格的な麻婆丼を食べた。
これにクミンの香りとコリアンダーのコクを足せば、ほとんどカレーである。

四川は盆地で高温多湿の地域であるらしく、インド料理やタイ料理と同様、発汗作用を促すスパイシーな調理法が発達した。
中華料理で何が好きかと聞かれたら迷わず麻婆豆腐と答えるおいらは、要するに中華料理よりもカレーが好きなんだろうな。
それも、麻婆ナスや麻婆春雨ではなく、麻婆「豆腐」でなければならない。
豆腐が豆製品であることによる、スパイス料理との相性のよさなのだろうか。

11月13日、あの「神様、仏様、稲尾様」の元プロ野球西鉄投手・稲尾和久氏が亡くなった。
おいらは知らなかったが、稲尾投手は別府緑丘高(現芸術緑丘高)出身の別府人である。

16日から18日まで、北浜の別府ブルーバード劇場で、「鉄腕投手 稲尾物語」(1959年 東宝 本多猪四郎監督)が上映されるという。
おいらの別府滞在が16〜19日である。なんというタイミング!

稲尾投手の半生を振り返り、西鉄ライオンズ時代に巨人と対戦した日本シリーズで逆転優勝へと導くまでを描いた映画で、稲尾投手本人が主演している!
なにしろおいらは長嶋が巨人に入団した年(1958)の生まれだし、ロッテの監督だったのは覚えてるけど、現役時代の稲尾投手は知らないんだよな〜。

この映画、観賞料は大人200円、高校生以下100円。
このほど完成した市民球場内にある「稲尾記念館」の推進事業に役立てるという。

おいらは最終日の18日に、千円出して見た。
(だって透明の募金箱の中はほとんど千円札だった・・・。)
館内は年配の方々でほぼ満員。
稲尾投手の子供時代のシーンはもちろん別府ロケ。
旧楠港、浜脇に在りし日の聴潮閣、生まれ育った場所の波止場神社付近、野口大仏など、見どころ満載。
と言っても、おいらは別府で生まれ育ったわけではないので、波止場神社以外はほとんどわからなかった・・・。

この作品、どうしてDVD化しないんだろう。
当時の西鉄や巨人の選手とか、リアルな人が出過ぎていて権利がややこしいのかなあ。


別府に毎年来ているにもかかわらず、おいらの温泉道のスタンプが少ないのは、意外と入ってないところが多いからである(当たり前)。
このままではいつまでたっても名人になれないので、4時すぎにホテルアーサーにチェックインしてから、駅前高等温泉、海門寺温泉、寿温泉をハシゴ(笑)。

温泉巡りのあと、きょうは麻婆丼1杯しか食べてないのでさすがにおなかがすいて、「喫茶なつめ」のとなり、老夫婦が営んでいる老舗のカレー屋「カレーハウスなつめ」に入る。
ここも、ルミチンがおいらほどカレー好きではなく、別府に来てまでカレーを食べたいとは思わないという理由で、今まで入ったことがなかったのである。

和牛カレーをいただいたが、コクのある、やさしい味わい。
ピリッとした刺激を求める向きには勧められないが、このお店のなんともまったりとした雰囲気とよくマッチした、老舗のレストランのカレーという感じ。
サラダと、デザートにシャーベットも付く。

温泉の話。
駅前高等温泉の高等湯(300円)は、脱衣所から階段を降りたところに浴槽があり、脱衣所の真下の洞窟のようなスペースにもうひとつ「ぬる湯」がある。
長時間入ってものぼせないし、別府にありながら家庭のお風呂のような狭さが妙に落ち着く。
今回入った温泉の中で、また来年も入るとしたら、意外とココかもしれない(笑)。

海門寺温泉はけっこう熱かった。推定45度。
それでもさすがは温泉、気持ちいい!
スタンプがすり減って丸くなっていたので、非常に捺しにくかった(-_-;)。
結局、別の紙に捺しなおし、埼玉に帰ってからスパポートに貼り付ける。


寿温泉

寿温泉は、泉質は駅前高等温泉や海門寺温泉と似ているが、3湯の中ではここが一番好きかも。
もちろん、雰囲気やそのときの湯加減などの要素もあり、1度ずつ入っただけで比べるのは難しいが。

どこもオバチャンがフレンドリーで、別府は地獄巡りより「共同湯巡り」の方が楽しいかもしれない。
「高等湯」以外、ほとんどの共同湯は入浴料100円である!

↑夜景が美しい永石温泉。「なげしおんせん」と読む。
以前入ったことがあるので、この日は撮影だけ。(ここも100円(^_^)。)

11月16日の8時から、ミクシイ「別府同盟コミュ」の忘年会(早い!)。
同コミュは若者中心で、けっこうマメにオフ会を開催しているようだが、今回はたまたまおいらの別府滞在期間と重なったため、トシの差も顧みず参加を申し込んでいた。

会場の「MIU」というお店は、駅前通りの果物屋の2軒隣りの花屋の2階にあるカクテルバー。
酔っ払っても、這ってでも帰れるほどアーサーに近い。

8時少し前に行って見ると、幹事の (*´u`ィモコ) さんとおぼしき女性が自ら目印となって表に立っていた。
「としちんです」と挨拶すると、彼女は「若い人ばっかりだから、話が合わないかもしれませんよ〜」としきりに恐縮していた。
しかし、インターネットが身近になってまだ10年ちょっと。
38歳で初めてオフ会に参加したおいらにとって、オフ会とは最初から「若い人と酒を飲むこと」だったので違和感はない。(周りは違和感あるかもしれんが(笑)。)

今回、実は初参加の人が大半だったようである。
全部で20人ぐらいいたので、異常にハイテンションなグループとそうでないグループの差が大きかった(笑)。
おいらも同コミュでの発言は少ないし、もちろん全員が初対面なので、実はさいたまから来た観光客なのだと告げるとみんなに驚かれた。

メンバーの大部分は11時から2次会へと移動していったが、おいらは温泉巡りのあと酒を飲んだので、もう体力の限界。また機会があればお会いしましょう。

やっぱり別府の女の子は温泉の効果でお肌がキレイですな。


(*´u`ィモコ) さんが撮った写真においらも写ってました(^^;)。