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2001年別府の旅 |
4月15日(日)その1 文・るみちん |
朝6時に出発。別府に行ける事が、今の私にとって何よりの楽しみなのだ〜!うれしい。
8時55分発の大分行きに乗り、無事11時半に別府市内に到着。
今回、お世話になる「野上本館」に荷物を置き、すぐ近くにある「ホテルニューツルタ」での昼食会へ向かう。
ホテルの前で、菅さん、菅さんのお子さん有希ちゃんと玄太くんが出迎えてくれた。有希ちゃんとは、ちょうど3年前の植樹記念以来だ。もう4年生になったという。すっかりお姉さんになっていて驚いてしまった。2人ともとてもかわいい!
ニューツルタ社長の鶴田さん、幼なじみの吉永さんも来て下さって、4人で和やかな昼食会となった。会場はホテル1階のレストラン「アプランティ」。
私はお魚メイン(この日は鯛)の1500円ランチを注文。吟味されたお魚に味わいがあり後味があっさりとしたホワイトソースがとても良く合って、ライスを選んだ私は、ど厚かましくも鶴田さんのパンを2切れも頂戴してソースを残さず味わう(鶴田さんはパンを追加していました。すみません)。スープもデザートも女性客を意識した大変食べやすい洗練された味付け。今後は「別府でフレンチ」というのもぜひお薦めしたい。
ニューツルタさんの展望露天風呂が2時からなので、一度宿に戻り、何か連絡がきていないかを確認し、伝言して出掛ける。私の知っている別府の方々は、皆さん良い方ばかりで今回もお忙しい中色々な処を案内して下さったり、歓迎会などで大変お世話になった。
再び、ニューツルタへ向かう。鶴田さんに頂いた別府八湯温泉本に付いている「スパポート」にスタンプを押すための記念すべき1湯目。2時ちょうどに入湯した為か、男女とも私たち1人ずつゆっくり入れた。展望露天風呂からの雲1つない晴れ渡った広々とした海の景色は何とも素晴らしい。
宿に戻ったら中野さんと会うことができ、松原にある「つげ工芸店」へ案内してもらう。
途中、栄屋のアイスキャンデーを買い、地域の鎮守である中浜地蔵尊にお参りを兼ねて御挨拶。
栄屋と中浜地蔵尊
この辺り一帯は懐かしい雰囲気がまだ十分に残っていて、つげ工芸店の建物も昭和5年に建てられたものだがきちんと手入れされており、今も店舗&作業場として立派に使われている。
つげ細工のいろいろ。
左から中野さん、安藤さん、ルミチン
つげ工芸店の店主・安藤さんにつげの事を伺った後、浜脇界隈を案内して下さるという事になった。
店から歩いて5分程の処に安藤さんが何度も通ったという元「浜脇温泉」を皆で懐古する。10数年前に温泉の建て換えと同時に高層団地も建てられ、昔の面影は昭和3年の建物のタイルが貼られたアーチの感触と、タイルで再現された男女別の湯船の跡だけとなってしまった。古い建物を手直しするということは考慮されなかったのだろうか? この一角だけ、どこの街にでもある殺風景な本当につまらない場所になり、もしかしたら別府で最大級の失敗例かもしれないなあと思わずにはいられなかった。
しかし、東別府駅の駅舎は汽車が初めて通った明治44年に建てられたにもかかわらず今もその機能をきちんと果たしていた。驚くと同時にうれしい気持ちになるのは、明治村でなしに本当の明治が息づいているという事実からだろう。できるだけ大事にしてほしいと願うばかりだ。
平尾邸(左)と旧・浜脇郵便局
東別府駅。「臨時広告」の字の古さに注目。