と庁 > 別府ナポリメニュー |
2001年別府の旅 |
4月15日(日)その2 文・るみちん |
「天神丸」の屋号がある日名子装飾の建物の向かいにお住まいの日名子素子(きぬこ)さんに話を伺う事ができた。建物は明治10年に建てられたとのこと。明治44年で驚いてはいけない。
しかし、この建物もその裏手にある素敵な洋館も、道路の拡張整備で、みな来年取り壊されるとおしゃっていた。なんてことをするのだろう! 天然大正明治村を破壊するなんて、叉、浜脇温泉の二の舞いを踏むつもりなのだろうか。何年か前まで郵便局だったそれこそキッチュな建物も、本当につまらない建物に移ってしまい、昔の郵便局のままだったら、それだけで観光名所になるのにと残念で仕方がない。
「天神丸」の屋号がある日名子装飾の建物(明治10年建築)。
右の写真は先代社長の奥さん、日名子素子さん。
「蔵造りで、大きな蔵主(アオダイショウ)がおるんよ」
もともと阪神と別府を結ぶ廻船業だったそうで、屋号の天神丸は船の名前。
井戸2態。駐車場のど真ん中にある井戸には驚いた。
山の方へ登り、滝を観る。こういう処も昔の良さを残しながら、きちんと整備をすればもっとよくなるのにと、別府にはそういう処が多すぎる。別府は世界的に名所となる要素をもった観光都市だということを、役所も市民ももっと認識してほしい。
まるで図工の時間に作ったような不動明王。
別府の観光ガイドにも載っていない「鬼女ヶ淵」の滝。
これもおそろしく古い建物だが、実は3世帯が住んでいる「マンション」だった!
なんと玄関の木戸が障子張りの家。
小学校の校長先生だった方の家で、現在は奥さんが住んでるという。
安藤さんの案内で、思いがけず3時間も飽きることなく浜脇を散策することができた。おそらくほとんどの別府市民に知られていない場所だけに、これをきっかけに路地裏散歩コースに加えて頂き、市民以外の人にもぜひ浜脇の良さを知ってほしいと思う。
散策を無事終え野上本館に戻り、温泉で足を休めてから、竹瓦温泉のすぐ近くにある湯・友サロン「岸」で、「温泉道」反省・自慢大会&私たちの歓迎会を兼ねたパーテイーに向かう。岸ママさんもとても気さくないい方で別府の方々の御好意で多くの人たちと夜更けまで楽しい一時を過ごす事できた。
藁オブジェのアーティスト・岡村知子さんが描いた別府の伝説の怪人「つんつんばばあ」。
貴船城あたりに住み、かつてチョッキーさんも殴られたことがあるとか。
左からチョッキーさん、岸ママ、斉藤@温泉道実行委員長。右は温泉道名人・浦先生の最高位のタオル。
左から平野さん、岸ママ、菅さん、岡村知子さん、としちん
左から後藤さん、吉永さん、斉藤さん。「兼八」はヨッシーイチ押しの麦焼酎。うまい。