と庁 別府ナポリメニュー
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はじめに
10月
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オンパク見物

5日目

文・るみちん


開運招福菓子

 27日(土)

 東菊 〜 国東半島巡り--宇佐神宮--熊野磨崖仏--真木大堂--田染荘(酒屋)--榧の木(食堂)-富貴寺--猫ばす--両子寺--民芸六郷山房(亀井さん、伊方さん、堤さん、ちょっきーさん&お子さん2人、古庄ゆきさん&お子さん1人、姫野さん) 〜 東菊 〜 岸(菅さん、菅ゆきちゃん、末光さん、林さん、神屋さん、荒巻さん、浦先生、伊藤くん、ちょっきーさん、門脇さん御夫妻)〜 うれしや 〜 東菊

 お天気心配したが、思ったより晴れ間が見え、安心する。
 朝風呂に入り、昨夜買ったアップルパイとマロンパイを食べる。アップルパイは、ちょうど旬の物なので、とてもおいしい。マロンパイは、あくまでも私の感想だが、おいしいけれど、アップルパイほどではないような気がするが、それは好みの問題だから何とも言えない。
 外で待っていたら、よっしーさんが背広姿でいらしたので驚いた。お見送りをしてくださるという。あとで話題になったが、みんな、まめな人という印象を持っていた。
 今回の国東行きは車3台、総勢11名。私たちは、滞在中メールをチェックすることが出来ず、この時のいきさつを全く知らなかったが、この日の為に多くのメールが流れていたようで、驚くと同時にとてもうれしかった。お忙しい中、わたしたちの為に皆さん色々と企画して下さっていたのだった。インターネットから印刷された資料も作って下さり、本当にありがたい思いで感謝一杯だ。

 高速道路を走り、最初の見学地は「宇佐神宮」。ここはとしちんがどうしても行きたかった場所なので、とても感激していた。朱色の橋が雰囲気を漂わせている。駐車場からして大きい敷地を予感させるが、はたしてどれほど広いのだろう。大きな朱塗りの鳥居をくぐり、参道を歩いていく。以前はここまで走っていたという汽車が展示されていた。資料館の前を通り過ぎ、しばらく歩くと、神殿が見えた。私は御朱印を頂くため、皆さんよりひと足お先に向う。やはり、全国の八幡さまの総本社とあってかなりの迫力を感じた。

 ここの参拝作法は出雲大社と同じく、2礼4拍手1礼。
 話によると広い散策コースもあり、1日かけて楽しめるスポットらしい。
 売店で、姫野さんと「紫いものソフトクリーム」を食べて、とてもごきげんな私。汗ばむほどのいいお天気になった。

 次は「熊野磨崖仏」。ここは別名「鬼の階段」と言われているだけあって、観るだけでも圧倒される所。先月「室生寺」の階段を登ったけれど、ここは自然な形に近い石段なので、登るのも下るのにもそれなりに苦労するが、その分、上にある「熊野権現」を見た時は感動する。階段の途中に有名な石仏「磨崖仏」がある。としちんはそこまでしか登らなかった。初めてだから最後までのぼればいいのに、磨崖仏が目的だからいいと言っていたが、ちょっきーさんのちびちゃん達はその坂を競走しながら登っていき、まだないの〜?と言っている。おまけに下りもすいすいと降りていく。すごく元気…。その元気、としちんおいさんに分けてあげて〜!
 「磨崖仏」は浪漫を感じさせ、国東半島に来たなあ〜としみじみ実感する。

売店にならぶ自然薯(じねんじょ)/ 鬼の階段


熊野磨崖仏

 次は「真木大堂」。お堂には阿弥陀如来、四天王像などが安置されており、仏像マニアのとしちんはワクワクしているのがわかる。よかったね〜!
 豊後高田市田染真中にある、田染荘(たしぶのしょう)というお酒屋さんに立ち寄る。外観は周囲にとてもよく合ったしっくりした落ち着いた建物。品ぞろえにもとてもこだわりを持っており、ご主人の津田さんのお人柄がわかる。お忙しい中、お手間を取らせすみませんでした。でも、お店に伺えて、津田さんにお会いできて、とてもうれしかったです。また、何かの機会に伺えれたらと思います。


元宮磨崖仏

 「榧(かや)の木」で昼食。地元の素朴な料理。少々疲れ気味の身体には優しいメニューだった。としちんが頼んだ「団子汁」付きのセットもおいしそう。私は、団子汁の替わりに蕎麦がついているセットを注文した。蕎麦もだしもとても美味しかった。


榧の木


田舎定食 / ちょっきー息子、ここで疲れが?

 食後、食堂からすぐ近くにある富貴寺を見学。周囲の風景は、いかにも山里という感じで、もっと秋が深まったら、とても情緒が感じられるであろう雰囲気が漂っている。参道の階段にはぎんなんがたくさん落ちていて、臭いけれど、懐かしさを感じる。本堂の中には重要文化財の阿弥陀如来が安置されていて、壁画も重要文化財なのだが、見えづらくなっていて、ちょっと残念だった。


富貴寺

 途中「猫バス」で記念撮影をして、子供たちはおおはしゃぎ。確かここは少し前にMLで話題になった場所。行ってきましたよお〜!
 そこから両子寺(ふたごじ)へ。ここは護摩堂までしか行かなかったけれど、今日はそれで大満足! 皆さん、本当にどうもありがとうござました。私も楽しかったけれど、としちんにはきっとワクワク仏像ランド国東だったでしょう。


両子寺にて


民芸六郷山房

 別府に戻って、一度宿で温泉に入り休憩する。
 7時から岸でオフ会。菓創研の方々のご好意により、私の為にわざわざ「嘉祥菓子」を作ってくださったのだ。大感激!
 以前、このお菓子について、菅さんからのメールがあった。

 「嘉祥祝い」については後半に説明文掲載いたしますがとりあえずお知らせです。
  日時 8月4日 旧暦6月16日 
  午後5時〜6時の間 当日引取りに来れる方限定です。
  祈願後販売開始いたします。
  場所 八幡朝見神社開運招福菓子 ¥1600で販売いたします。
  なお100個限定とさせていただきます。

 そこで、食いしん坊の私は、「送って〜」とわがままを言ったら、生菓子だし、真夏だから無理なので、別府に来たときに特別に作ってあげますという事になったのだ。
 贈呈して頂くとき、どうしても明日の連絡で席をちょっと離れてしまい、大変失礼しました。テーブルの上には、たくさんのおいしそうな和菓子が並んでいる。菅さんの娘さん、ゆきちゃんも来てくれた。とてもかわいい〜! だんだんお姉さんになっていくね。
 この日に来て下さった菓創研の方々は、紅屋の神屋(こうや)さん、荒巻商店の荒巻さん、栗せんべい本舗の林さん、讚州堂の末光さんの4名。皆さん、若いのにとても研究熱心でどのお菓子もとてもおいしく、私達は、まるでヘンゼルとグレーテルの気分…。

 「嘉祥菓子」は次の朝、2人で全部頂きました。「そばごろも」は、当日の方が断然おいしかった! としちんもそう言っていたので、やはり、生菓子はできれば、新鮮な出来立てがいいですね。
 とにかく、心のこもったたくさんのおいしいお菓子を、ありがとうございました。
 また、アピールも兼ねて、お菓子のオフ会をして頂いて、こんなに美味しいお菓子をもっと多くの方に知っていただきたいです。
 この夜、文ちゃんが「岸」に来てくれると言ってくれたので、楽しみにしていたのだが、次の日会ったら「誰もおらんかった…」とか。そりゃ〜、早すぎたのじゃないのかあ?
 初めてちょっきーさんの御主人にお会いした。とても穏やかで優しいそうな方。この方がちょっきーさんの底知れぬパワーの源なのですね。この幸せ者〜!ツネツネ…。

 オフ会も終わり、やはりご飯が食べたいなあ〜という事になり、別府へ行くたびに足を運ぶ「うれしや」食堂に行く。6月から改装工事を始めたのになかなか開店しなくてどうしてしまったのかと心配いていたが、行ってみると、店員さんも客も若い女の子が多くなったせいか、雰囲気が明るなっていた。女性は入りやすくなったが、今までの常連さんのおいさん方にはちょっと照れ臭いとちゃうかなあ〜と思う。ここでは、ご飯とみそ汁、魚の煮付け、ブリの刺し身を食べた。お値段も安いし、なんといっても家庭的な食事で旅先ではほっとする場所だ。
 宿に戻り、温泉に再び入り、寝る。