と庁 別府ナポリメニュー
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オンパク見物

2日目

文・るみちん


鉄輪「温泉閣」

 24日(水)晴れ

 みかさや〜 温泉閣 〜 さくら屋 〜 みゆき屋・食堂〜 みかさや 〜 聴潮閣・カラーセラピー 〜 吉野カメラ店(よっし〜さん)〜 平野資料館前(平野さんの奥さん、ポエム河野さん) 〜 宮もと・てんぷら 〜 竹瓦温泉前(岸ママ、浦先生、松岡さん)〜 ジェノバ 〜 でか弁 〜 別府駅(西口) 〜 みかさや

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 せっかく鉄輪に泊まっているし、温泉本の無料券を使うため、ふだんの入浴料が高い「山水館」へ行くことに。
 ところが、温泉本には日帰り入浴は10時からとなっているのに「3時からです」と言われてしまい、急きょ「温泉閣」に変更する。甲斐さんの「ホテル風月」も3時半からなので、残念ながら今回は伺えそうにない。

 「温泉閣」の御主人は鉄輪湯けむり俳句の運動をされており、その資料と俳句用紙(まだ作ってない…)を頂いた。
 露天風呂はこじんまりとしているが、青空がとてもきれいに見え、解放感がある。奥の小さな庭に木々がきれいに植えられ、とても落ち着く温泉だった。泉質は「みかさや」よりも少し塩が効いているような気がする。

 帰りがけにご主人と記念撮影。
 おばあちゃんに「いいお湯でした。ありがとうございます」と話しかけたら、「本当にありがとうございます」と、さめざめと泣かれてしまってビックリ。よその人に久しぶりに話しかけられたので感激したのでは?と言う奥さん。おばあちゃんとも記念撮影したかったけれど、カメラを向けられる状態ではなかったので、また伺うときにでも…。そのときまでお元気でね!

 お昼まで少し時間があるので、もう一軒温泉に行こうということで「さくら屋」へ。
 ここは内風呂のみで、浴室も浴槽も壁のデザインも、いかにも「民宿」というようなレトロ感たっぷりの小さなお風呂。
 服を脱ごうとしたまさにその時、脱衣所に備え付けてあるスピーカーから突然、大阪のゆきちゃんがステーキの三田屋で弾いているようなピアノ曲が! 浴室の雰囲気とのミスマッチに、私は笑いのツボにハマッてしまった。

 ここも温泉閣と同じ位の塩の味がしたが、お湯はとても気持ちがいい。
 お湯から上がると、女将さんがお茶を用意して下さっていた。
 「オンパク」の旗を広げながら、「これ、どこにどうやって付けたらいいかようわからんよ」という。説明書もあったので、目を通し、「こうやって付けるんとちゃうかなあ〜」と言ってみたが、「周りが付けてたら自分とこも付けるんやけれど、この辺ではうちだけやから恥ずかしい」との事。その気持ちはようわかる…。

 温泉本の無料入浴券はまだ温存し、温泉閣とさくら屋では「100円割引券」を使い、それぞれ400円で入浴。オンパクのイベントに参加すると「期間中はいつでも風呂の日・260円券」がもらえるのだが、そのへんのルールについては宿の人も、実は私たちもよくわかっていなかった…。
 でも、88湯巡りという企画がなければ、特に温泉マニアというわけではない私は、おそらく温泉閣にもさくら屋にも行くことはなかっただろう。とても感謝している。

 お昼は、としちんが一度入ってみたかったという「みゆき屋」食堂。鉄輪バス乗り場の近く、「レストラン三つ星」の斜向かい。ウインドーに「人気商品」と書いてあったメニューから、としちんはちゃんぽん、私はカツカレーを注文。

 店内には、私たちの他にはヤングセンターの浴衣を来ているおばさんの4人連れ、50才位の夫婦と思しき観光客がいた。
 ご主人はオンパク、竹の博物館などのパンフレットを渡しながら、「この期間だけこのお菓子が食べられますよ」「ここはタクシーで行けば近いからぜひ」「明礬のお湯はとてもいいですよ」など、テーブルごとに、とても熱心に周辺の案内をしていた。きのうの運転手とは大違い。別府のお店がみんなこのように心がければ、地獄巡り以外の場所も次第に人が集まるのではないかと思う。

 ここは調理にもこだわっていて、ちゃんぽんのスープの味は絶品だった。麺とのバランスもよく、野菜もたくさん入っているのでおすすめ。カツカレーのカツは注文を受けてから揚げるので、時間にゆとりのあるときにぜひ足を運んでほしい。カレーも手作りスープをベースにしていてコクがあり、マイルドな味。他のメニューも食べてみたいので、また行ってみようと思う。でも、別府ではこのように、同じ店に2度、3度と通ってしまうことが多いので、新しい店を開拓するペースがどうしても遅くなってしまう。
 一度、宿に戻り、お昼寝。

 3時半からカラーセラピー(色彩療法)の講座を予約していたので、会場となっている聴潮閣へ。
 和風の棟はしっとりした感じで、浴室の窓にはかわいいステンドガラスが埋め込まれているなど、ちょっとした所にも遊び心を感じさせる。庭も大変美しく手入れされていて、見ているだけでも心が和む。

 オンパク期間中は、他にアロマテラピーやフラワーセラピー、日本茶などの講座もやっており、カラーセラピーは蔵のような形をした別棟の2階で行われた。
 講師は稲積淳子さんという30歳近い?女性。参加者は11名、男性はとしちん1人。
 皆で円になり、先生が全員の左手にピンクのアロマを3滴垂らしていき、説明通りに右手で覆う。ピンクという色は調和をもたらすそうで、全員に行き渡ったら、手をこすり合わせ、手のひらを上にかざし、両手で頭の上から足の下まで、包み込むような仕草をし、それから瞑想…。まるであやしい宗教の儀式のようで、オンパクの講座じゃなかったら、恐くて途中で帰ってしまったかもしれない。後日、お会いしたH美容室の林さんも、としちんも同じように感じていたらしい。
 ようやくカラーセラピーの説明が始まってホッとする。
 オーラソーマ式カラーセラピーに使われるボトルは、1984年、イギリス人女性ヴィッキー・ウォールが考案。彼女の父親も、彼女自身も7番目の子供で、強い霊感が備わっていたという。
 ボトルの上半分には色の付いた油性の液体(エッセンシャルオイル)、下半分には色の付いた水性の液体(ハーバルウオーター)が入っていて、水と油なので上下2層に分かれている。原料は野菜などの自然の植物。色違いのボトルは全部で102本。驚くべきことに、これらが作られたときには彼女は失明していて、魔法のように手が導かれて作られたのだそうだ。

 

 受講者の中の1人に、簡単なデモセラピーが行なわれた。「無人島に1本だけ持っていくとしたらどれにしますか」という質問を繰り返し、最終的に4本のボトルを選んでいく。
 彼女が選んだ4本の色合いは、私だったら絶対に選ばないであろう重い色の組み合わせばかりだった。先生がそれを見ながら、彼女の性格や、現在の状況や問題点などを説明する。ちなみに、ボトルの上部の色は選んだ人の意識を、下部の色は無意識を表すという。
 そのあとは参加者全員が「無人島に1本だけ持っていくとしたらどれにしますか」という同じ質問で、1本づつ選び、受講者のボトル11本がテーブルに並ぶ。

 としちんが選んだボトルは、上はターコイズブルー、下がクリア(透明)。私は下がクリアで上がゴールド。こんなにたくさんある中で、としちんも下がクリアのを選ぶとは驚き。
 簡単に言うと、ターコイズブルーは自由を、ゴールドは豊かさを求める性質を意味するとのこと。すご〜い、当たっている! また、クリアは純粋さを意味するとのこと。へ〜?! 本当にそうなかしら…実感ないけれど。
 しかもゴールドを選ぶ人は「頭がいい人」と言われ、こっ恥ずかしくて、後ろを観たら、としちんが苦笑していた…。普段は絶対に言われる事がないので、気分を良くして「カラーセラピーって、なかなかいいじゃない」と言いだす私…。終了後も個人的に先生のお話を伺い、感心しながら聴潮閣を後にした。

 流川通りまで出て、バスで北浜へ向う。竹細工屋さんに別府の絵はがきがあるか覗いてみると、黄色い表紙の温泉本(去年版)を発見、コレクションとして購入。もちろん無料入浴券の有効期限は切れている。普通は売らないのでは…?
 吉永カメラ店へ行き、よっしーさんに立て替えてもらっていたオンパクのチケット代をお支払いする。
 路地を歩いていくと、平野資料館の2階から、かわいい犬を抱いた、平野さんの奥さんと思しき人が降りてきた。声をかけたら、やはりそうだった。
 そこで少し立ち話をしていると、ポエム河野さんがやってきて、携帯でちょっきーさんに連絡を取ってくれた。お陰で明日、宿まで迎えに来て下さる時間の確認が取れ、一安心。助かりました! ありがとうございます。予定がたくさんあると、携帯かパソコンを持ってこないと不便だなあと思う。としちんのプリペイドの携帯は九州だとエリア外なので、持ってこなかった。

 竹瓦温泉の近くまで来たので、行けば誰かと会えるかなと思ったら、畠田先生と松岡さん(てるちゃん)とお会いできた。松岡さんとは会えないだろうと思っていたので、とてもうれしかった。2人とも竹瓦温泉前の七輪でサンマを焼いてたべていたところだった。

 私もおなかがすいてきたので、岸ママお勧めの「天ぷらの宮本」へ行ってみることに。
 戸を開けると口をヘの字にした、まるで仁王さまを細くしたようなご主人が立っていた。
 時間が早いせいかまだ客はおらず、としちんがおそるおそる「オンパクメニューを」と注文した。
 ご飯を炊くところから始まったので1時間待ったが、その甲斐があり、炊きたてのホカホカご飯で、天ぷらを頂けた。
 天ぷらの内容は、車海老4本、ししとう、しいたけ、ナス。それにちょっと濃いめのみそ汁と漬物付き。
 ご飯もお替り自由で、ビール中ジョッキ付きで2500円は安いでしょ〜?
 帰りがけに、天ぷらがとてもおいしかったとか、別府はとても良い街だとか話しかけたら、ヘの字の御主人がにっこ〜りしてくれた。

 北浜でデザートといえば、やっぱり「ジェノバ」のアイスでしょ〜。
 としちんは栗、私はキャラメル味をテイクアウトする。
 バスに乗る前、またデカ弁で、のり巻き、おいなり、おはぎを買う。2年前に来た時もここでのり巻きを買って、翌朝、地獄蒸しにして食べたら、驚くほどおいしかった憶えがある。
 宿に戻り、アイスを食べる。めちゃくちゃうめ〜! 特に栗はおいしいかったので、一度お試しあれ!
 この夜、蚊がうるさいなあと思ったら、結局7ヶ所も刺されてしまい、かゆくて睡眠不足になってしまった。