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オンパク見物4日目文・るみちん |
26日(金)
みかさや 〜 鉄輪蒸し湯 〜 明礬温泉 〜 みかさや 〜 鉄輪(後藤幸さん) 〜 ビジネスホテル東菊 〜竹瓦温泉の砂湯 〜 梅園温泉 〜 ちくでん・琉球茶漬け 〜 夢の樹 〜 別府駅 〜 柴石明礬自然散策(石井さん、浦先生、後藤幸さん、野上さん) 〜 アホロートル(石井さん、浦先生野上さん、ラッキー小野さん) 〜 裏・浜脇散策(石井さん、浦先生、ラッキー小野さん) 〜 竹瓦温泉前(久保田さん、ゆきさん) 〜 玉八 〜 ジェノバ 〜 夜の路地裏散策(平野さん、久保田さん) 〜 東菊
朝6時半、私ひとりで鉄輪蒸し湯へ。きのう受付のおばちゃんから、新しい石菖に替えると聞いていたからだ。
一番乗りを目指したのだが、お金を忘れて、取りに帰った間にほかの人に入られて、残念ながら2番だった。うはは〜!私らしい…。料金は210円。
新しくなった石菖は香りが豊かで、昨日より温度が高かったので、7〜8分で出てきた。
一度宿に戻り、としちんを起こしてバスで明礬温泉へ。Tシャツをゲットするためには、スケジュールの都合で、この時間にどうしても行かなければならなかったのだ。
スタンプラリーの指定は「地蔵泉」。でも、お湯は「鶴寿泉」の方がいいと聞いていたので、地蔵泉ではスタンプだけ押して、鶴寿泉へ…。許してね! 真似をしてはいけませんよ〜!
でも、私は鶴寿泉のドアを開けた瞬間、硫黄のにおいで気分が悪くなったので、ちょっとパス。でもスタンプはスパポートに…。うわ〜! もう2個ずるしている〜。うへ〜。すみましぇん。
としちんの感想では、明礬にしては透明なお湯だと思ったら、かき混ぜると底に沈殿していた湯の花で真っ白になり、かなり熱くて、いかにも明礬らしいヘビーなお湯だったらしい。私は普段でも硫黄が苦手なのに、疲れ気味なのでちょっと無理だったわ〜!と、言い訳気味…。
鉄輪に戻り、地獄原温泉に入湯。熱いと思ったら、前の人がお湯を出しっぱなしで、地元の人でさえ「今日はやけに熱いお湯だわ。こんなに熱いのは珍しい」と話していたほど。
ここのスタンプは、なつかしの陽光荘に置いてあった。
みかさやさんに戻り、チェックアウト。4日間、大変お世話になりました。3泊したのに、期間限定のお菓子を食べれませんでした。とても心残り…です。
鉄輪の停留所まで歩く途中、蒸し湯から出てきた後藤幸さんと偶然に出会った。ご親切に宿まで送って下さるという。今回は特に荷物が重たいので大変有りがたかった。
残りの3泊は北浜にある「東菊」さんに宿泊。なぜここにしたの?と滞在中よく聞かれたが、別府の宿をインターネットと電話で調べて、第1に料金がリーズナブル(1泊1人4000円)であったこと、第2に竹瓦温泉から近いこと、第3に電話での対応に悪い印象がなかったということ。
チェックインには早すぎたため、とりあえず荷物だけ置かせてもらう。
きのうの大分合同新聞に、オンパク浜脇散歩の演出で花魁に変身した栗田さんの写真が出ていると聞いて、ご主人に見せてもらうようにたのむと、わざわざ記事の部分をコピーしてくださった。うふふ…。
東菊から目と鼻の先の、おなじみ「塩月堂」へゆずまんを買いに行く。実家やとしちんの職場へのおみやげを、ここから宅配便で送ってしまうためだ。
たくさん買ってくれたお礼にと「ふぞろいのゆずまんたち」を1袋サービスしていただいた。
塩月太郎さんとも初めてお会いした。MLでの発言のままに、愉快な人という印象。
次に竹瓦温泉の砂湯へ。今日の砂湯はしんどいかな〜と思って入ったぐらいなのに、我ながら身体を張っているなという感じ。だって、絶対にオンパクTシャツほしいんだもん〜!
おばさんに砂をかけてもらうと、やはりずっしりと重い。10分を目安に、出るときは自分で起きるという決まりだったらしいが、説明をよく聞いていなかった私は、時間がたったらおばさんが掘り出しに来てくれるものと思い込み、ひたすら待つ。でも来ない…。
重くて熱くて、けっきょく限界を感じて自力で起き上がったけど、もうバテバテ…。としちんの話だと20分以上入っていたらしい。
それから、これもスタンプラリーの指定温泉、梅園温泉へ。じもせん(地元の銭湯)だから、もうやっていると勝手に思い込み、行ってみると、まだお湯が半分ぐらいしか入っていない…。
スタンプだけでもと思い、管理している竹細工店へ行く。
おばさんに「お風呂には入られましたか?」と聞かれ、としちんが思わず「ハイ」と答えると、「12時からだからまだあいてないよ」と言われ、簡単にウソがバレた。あとでわかったことだが、この温泉は水商売の方の利用が多く、夜遅くまで開いているために、あくのが遅いのだ。
「埼玉から来てるし、あとでちゃんと入りますから〜」と言って、スタンプを押させてもらった。でも結局入りませんでした。ここでもすいましぇん。
梅園温泉は「梅園通り」という狭い路地の、さらに路地裏にある。
フラフラしながら竹瓦に戻り、竹細工の体験コーナーを見学するために2階へ。竹瓦の2階に上がるのは初めて。
ちょうど取材に来ていたラッキー小野さんと記念撮影。
ラッキーさんはスパポートの88湯を制覇した第35代「温泉道名人」。
やよいストリートには名人の殿堂があり、歴代名人の写真が飾られているが、ラッキーさんのみ、奥様直筆の似顔絵が飾られているので有名。そっくり〜。
ラッキー小野さんと似顔絵
お昼は、ふだんは夜しか開いていない「ちくでん」へ。
裏メニューは「琉球茶漬け&とり天」。
とり天は、あつあつの揚げたてが千切りキャベツと一緒にたくさん盛られていて、つゆにつけなくても、そのままでもとてもおいしかった。
琉球茶漬けはカンパチがプリプリして、熱いお茶の中に味が染み出てきて一段とおいしい。これで800円とは大満足!
そのあと「夢の樹」に立ち寄る。春に来た時、アップルパイがとてもおいしかったので、アップルパイとマロンパイを買う。これは明日の朝食分。
柴石明礬自然散策に参加するため、集合場所の別府駅に行く。
先ほど送って下さった後藤幸さん、浦先生、石井さん、案内の野上さんと会う。石井さんとは初対面だ。優しい穏やかなおいさんといった印象。
みんなで明礬にある森林遊歩道入口まで、野上本館提供のマイクロバスに乗り、そこからウォーキング開始。
柴石まで全長1.5キロの道のりだが、森林の中を歩き、登りも下りもあるので、ちょっとしたハイキング気分。植物の名前や特徴を解説して下さる先生とゆっくり歩いたので、休み時間も入れて2時間弱だった。としちんは革靴、後藤さんにいたってはサンダル履きだったが、なんとか大丈夫だったみたい。
遊歩道の途中に何ヶ所か展望台があり、「風穴展望台」からは別府の街並みが見渡せた。
ゴールの柴石温泉には、先ほどのバスが待機してくれていた。
きょう柴石に来ることはわかっていたので、入浴せずにスタンプだけ押してもらえる可能性も考えてはいたが、もしだめだったとき、もう柴石まで来ることはスケジュール的に難しかったので、きのうわざわざちょっきーさんに車で柴石まで送っていただいたのだった。でも、ふと気がつくと、オンパク本に無言でスタンプを押す○先生のお姿が…。
別府駅に戻り、ツアーは解散。
私たちは浦先生、石井さん、野上さん、ラッキー小野さんと、昔の貸席跡の建物を利用した「アホロートル」という喫茶店に行く。
野上さんの野菜カレーがとてもおいしそうだったが、私はもうクタクタで食べる元気なし。「黒豆」の文字に魅かれ、黒豆ココアを注文する。ふだんミルクを飲んでいないせいか、少しミルクの臭いが気になり、一口飲んで、コーヒーにすればよかったかなと思ったが、黒豆風味のおかげで飲むことが出来た。
夕暮れコンサートまでの2時間、仕事に行った野上さんを除く5人で、ラッキーさんを団長に、臨時の松原〜浜脇散策。
ラッキーさんのご好意はありがたかったけれど、かなりバテました…。
でも、ラッキーさんの説明はとても楽しかったです。さすが、温泉名人です! 本当にありがとうございました。次は、私の体調の良いときにお願いします。
レトロな家屋3態
竹瓦温泉の前で、久保田さんとお嬢さん、古庄ゆきさんと会う。別府で東京の久保田さんに会うのは、不思議な感じと同時にとてもうれしい。同じ東京会議メンバーの山本千晶さんは先週来ていたし、MLで色々な情報を読んでいたら、たまらなくなって、急きょ別府行きを決めたのだろう。今回、どうしても都合で別府に来られなかった方々、この拙いレポートをお読みいただき、少しでも「オンパク&路地裏文化祭」に浸ってくださいませ。
夕暮れコンサートは第1回路地裏文化祭でも大好評だったらしいSISAY(シサイ)というフォルクローレのバンドだったが、まだ夜の路地裏散策を残している私たちは、少しでも体力の回復を図るため、としちんのリクエストで玉八へ。5年前に別府を訪れてから、ここへは毎回必ず足をはこんでいる。
野上さんは最近、ここの中華丼にはまっているらしい。そこで私も中華丼を、としちんはラーメンを注文する。
最初は食べきれないと思ったが、とてもおいしくて全部食べてしまった。ごく普通の食材でこんなにおいしく作れるなんて、すごいと思う。店構えはなんの変哲もなく、狭い路地にこじんまりとしているお店だが、別府は美味しい食事処が多い「食パラダイス」でもある。
この日のデザートもジェノバのアイス。としちんが買った「ヨモギ」味、本人はおいしいと満足そうだが、私はアイスとヨモギの組み合わせは今ひとつのような気がしなくもない。
夜の路地裏散策は、竹瓦温泉前でやっているコンサートの時間が押して、出発時間が20分ほど遅くなった。待っている間、せめて「はっちゃんぶんちゃん」(上野初さんと日浦文明さん。別府で2人だけになってしまった流しのおじさんたち)の演奏を一曲聴いたら帰って寝ようと弱音を吐いていた。
参加者は約50人。これだけの人で路地裏を歩くのはちょっと多すぎないかなあと心配する。
スタートは竹瓦路地。お二人の伴奏&歌から始まる。花道のような感じで、参加者の間を歩いていく姿は、やはり貫録がある。お二人の後からそろぞろと参加者がついてくる。
最初の見学地は「ヒットパレードクラブ」の2階にある音楽資料館。「ヒットパレードクラブ」は何年か前に歓迎会をして下さった思い出の地。50年〜60年代にかけてのアメリカンポップスを中心に1日5〜6回ライブがあり、お客さんも一緒に踊れる、ホットな、私も大好きな場所。でも、資料館には足を運んでおりませんでした。すみません。
ここの支配人でもある栗田さんの叔父さんが、有名作曲家の船村徹。今まで数々の賞をお取りになった盾や記念品、美空ひばりゆかりのものなど、日本の歌謡界の貴重な資料がたくさん収められていた。きょうのガイドは栗田さんではなく兄の深瀬さんだったが、なにしろ今回は人が多すぎたので、また次回、ゆっくり拝見致します。
北浜の路地裏をず〜と抜けて、国際民宿「こかげ」を見学。ここはレトロな家具や調度品がたくさんあり、年代物の蓄音機がハイカラな音楽を奏でる。
駅前高等温泉の前でもお二人は歌ってくださった。そのあと駅前通りをぞろぞろと歩くものだから、暇そうにしているタクシーの運転手さんたちは少し驚いている様子…。
最後は、竹瓦温泉の前で熱唱してくれたお二人…。とても合わせて145才とは思えないほど、はつらつとしている。気がついたら、私は、楽しい歌と伴奏のお陰で最後まで参加できた。
いっしょに歩いた久保田さんはヒットパレードのオフ会へ。残念だけど、私はさすがにパス。
宿に戻り、お湯に浸かった。実はあまり期待していなかったのだが、初めて体験するお湯(泉質)で、とても気に入った。ご主人の話によると「以前は自噴でしたが、(海に近いので)潮の加減によって湯量の変化が激しいので、今はポンプを使ってます。夕方はほぼ確実に入れますが、入っていない時はお湯を止めているので、予約を入れてください」との事。温泉を出しているときは、どんどん掛け流し状態です。お湯はやや白っぽく、塩と鉄の味がします。泉源は深さ130メートル。
ビジネスホテル東菊 楠町18−4(流川通りの商工会議所の隣です)
電話 23−2265 日帰り入湯料300円(要予約)