と庁 別府ナポリメニュー
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2014年別府の旅

11/78・9・10

 
本日予定のイベントは、お昼に鉄輪で入舟荘の美鈴さんとランチ、夜は「お食事処きむら」で菅さんファミリーと鴨鍋大会。いずれも天候はあまり関係ないとは言え、きょうは朝からけっこうな雨。
ルミチンの「晴れ女パワー」も、台風20号を東の海上へ吹き飛ばした疲れがまだ残っているのかな?
セブンイレブンでビニール傘を2本購入。

ツルタに泊まっている千晶ちゃんとトキハ前で待ち合わせ、タクシーで鉄輪「ひょうたん温泉」へ。
別府でタクシーに乗ると、よくしゃべる運転手さんの場合、我々が素人であるという前提でいろいろと名所を紹介してくれる。
「いえ、別府のことはすでにあなたよりよく知ってます」的な態度をとるのも悪い気がして、少々めんどくさいが素人のフリをして「へ〜」とか言わなければならない。
降りるときにひょうたん温泉の割引券をいただいた。
3人で300円安くなる、ありがたい。

雨、上がれ〜!

温泉冷却装置のオブジェ。

中庭。休憩室には温泉道名人の写真が飾られている。
http://toshihak.lolipop.jp/beppu/b9110.html
ルミチンも上のページでは見ているが、おいらが名人になって以降ここに来るのは初めてなので、実際においらの写真があったのを見て笑っていた。

ひょうたん温泉の名物はなんと言っても「滝湯」。
参考ページ:
http://toshihak.lolipop.jp/beppu/b7420.html
4〜5mぐらいの高さからの打たせ湯は強烈で、肩、背中、腰、ふくらはぎまで入念にマッサージ。
下は深さ5cmぐらいのプール状態なので、うつ伏せになったときは頭を上げないと、品川心中のキンゾーみたいにおぼれてしまう(←落語ファンにしかわからないし!)。
双葉荘あたりに1週間泊まって毎日この滝湯に打たれれば、悪いところは全部治りそう!
露天風呂は雨でぬる湯になっていたが、その雨もぼちぼち止んできた。

いで湯坂を歩く。

ヤングセンター、あいかわらずやってます。

上の2枚、旧鉄輪むし湯跡。

現在の鉄輪むし湯と、入り口のところに観葉植物的に置かれている石菖。
これの育ったやつを乾燥させ、むし湯の床に敷き詰める。薬効成分があり、香りもよい。
ただしむし湯自体は熱くて「かなわん温泉」なので、今年はパス(笑)。
5年に1回ぐらいでいいな!

ルミチンは石菖を扇風機で乾燥させる小屋にも潜入。

去年絶大な効果があった鉄輪むし湯の無料「足むし湯」で10分間の湯治。
「滝湯」との合わせ技で、足がずいぶんラクになった!

これはルミチンの足。

熱の湯。右奥に入舟荘が見える。

飲泉所跡らしい。

ランチ会場の「柳屋」へ向かう。

地獄蒸し豚まん(写真)の斜め向かい、去年「鉄輪軒先マルシェ」の地獄蒸しでお世話になったサカエ家さんが、オーナーが替わって「柳屋」というカフェとイタリアンレストラン付きの湯治宿に変身。

レストランは9月にオープンしたばかり。
お客さん第1号は美鈴さんだったらしい(笑)。
まだ予約時間の20分ぐらい前だが、おかみさんに上がってもいいと言われ、あちこち見物。

去年この地獄釜のあたりで写真撮られて、大分合同新聞に載ったような記憶が(^^;)
http://toshihak.lolipop.jp/beppu/b9440.html

美鈴さんが到着。
かつての大広間にテーブルと椅子が入ってすっかりレストランになっている店内へ。

2,160円のランチコースは、地獄蒸しのローストポーク、カブのブルーテ、パスタ、かんきつのシャーベット(串にささって立ってるやつ)、カナトフグと野菜のヴァポーレ。あと、カフェでコーヒー。
スタイルこそイタリアンだが、大分の海と山の幸を地獄蒸しの技法で調理したり、パスタも温泉で茹でるなど、ある意味「郷土料理」である。
おいら的にはカブのブルーテが1位。
あと、写真撮りわすれたがパンがとてもおいしい!
なにしろ新オーナーの「サリーガーデン」、本業はシフォンケーキ屋さんであるらしい。

日曜日でそこそこお客さんが入っていたせいもあって、ちょっと料理と料理の間が空きすぎるきらいはあったが、そこは美鈴さんのマシンガントークで十分にカバー。

シフォンケーキ、売ってます!

美鈴さんに柿とミカンのおみやげまでいただいた。どうもサンキューです!

「ゆの香」で入浴。
楽々園時代は露天風呂は混浴だったが、現在は男女日替わり。
きょうは女性でした。おめでとう!

内湯もきれいになっている。

丸神屋も立派になっていてびっくり!

かつてこのエリアの楽々園&丸神屋と言えば、バスターミナルがすぐ近くにある鉄輪の玄関口とは思えない「秘境」のようなディープさが魅力だった。
我々は両方経験できたし、旧鉄輪むし湯、アートホテル石松、ホテル大石の奇妙キテレツな混浴露天風呂の思い出も貴重な財産だ。単に別府が好きで毎年来ているだけなのだが、それも積み重なると歴史の重みを帯びてくるものだ。

いったん北浜に戻ってから、観光港経由のバスに乗って「お食事処きむら」へ。
メンバーは菅さん、洋子さん、ゆきちゃん(おいらは16年ぶり!)、千晶ちゃん、ルミチン、おいらの6人。

これが3人前。
去年は2人前を3人で食べて十分だったが、今年は菅さんが気合いを入れて6人で6人前予約!
しかしゆきちゃんの肉の食べっぷりが見事で、ちゃんぽんとおじやまで完食!

本場の柚子胡椒、さすがにうまい。
菅さんにお土産でいただいた日田の「鮎うるか」と同じものも出てきた。
まさに珍味! 宮原に帰ってこれで日本酒を飲むのが楽しみだなあ!
ちなみに大分県以外ではふぐ刺しにあるものが付いてこないという話のとき、ひとりだけ知らなかったゆきちゃんが心底驚いていた。
別府で生まれ育った人には、我々が毎年別府に来る本当の意味はわかってないというのはこういうところである(笑)。
温泉と食材に関しては、別府みたいにいいところは日本中のどこを探してもないのですぞ!

デザートに、菅さんが小野久代さんから預かってきたブドウとミカンをいただく。
久代さん、ごちそうさまデス! 今回はお会いできなくて残念でした!

菅ご夫妻はお酒を飲んでしまったので徒歩で帰宅し、旅行者3名はゆきちゃんの運転で北浜まで送ってもらった。ありがとうございます〜。

ムード漂う、夜の中浜地蔵尊。

まだ帰るには早いので、やよい商店街の BAR井ノ上 なるお店に3人で入ってみる。
何年も前からあるらしいが、去年までは全く気が付かなかったなあ。

今月のオススメのシャインマスカットのカクテルやフレッシュイチゴのカクテルなど、いろいろ注文。
ちゃんとお客さんの好みを聞いて、アルコール度や酸味などを調節してくれる。
テーブル席のエリアが無駄に広すぎる気もしないではないが、別府ではめずらしく本格的なバー。
しかし全く別府らしくないとまでは言い切れない、アットホームな雰囲気のお店だ。