と庁 別府ナポリメニュー
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12/11・12・1314おまけ

 8時過ぎまでたっぷり寝て、起きたらウソのようないい天気。これならスギノイパレスにオープンしたばかりの大露天風呂「棚湯」も楽しめそうだ。
 ホテル1階のOAルームで、ネットで田可尾の住所を調べ、まっぷるマガジンの地図で道順を確認。
 ルミチンは「別府ナポリ」に何やら書き込む。
 ちなみにアーサーは、ノートパソコンとLANケーブルがあれば、部屋からもネットができるぞ!

 駅から鉄輪行きのバスに乗車。最初に目指すは「ひょうたん温泉」。
 去年のML忘年会はもちろん参加していないが、抽選会用の景品をルミチンが寄贈したところ、菅さんがルミチンの抽選券も作ってくれて、ひょうたん温泉ペア入浴券が当たったのだった。ちなみに、そのとき菅さんがサービスで一緒に送ってくれたホテル清風の露天風呂の入浴券は、4月に来たときにありがたく使わせてもらった。

 6年ぶりに入ってみると、露天風呂も完全に男女別になっていた。以前は神和苑や鬼山ホテルの露天風呂も混浴だったが、今は女性客への配慮で男女別になっているらしい。
 もちろん、管理人のいない鍋山の湯、鶴の湯、へびん湯などの野天風呂は今でも混浴だが、それ以外の公共施設や旅館・ホテルで現在も混浴露天風呂があるのは、明礬のゑびすや、保養ランド、そして鉄輪のホテル大石、丸神屋、陽光荘など、そう多くはない。
 カップルで入れる家族風呂ならばいくらでもあるが、それじゃ混浴じゃなくてラブホだ。
 別府にはラブホより、アバウトな「混浴」がよく似合うと思うのだけどな〜。

 ひょうたん温泉、建物はあちこち改修されているが、大浴場そのものはあまり変わらず、豪快な打たせ湯も昔のままのような気がする。男湯はおいらひとり、広い〜。ちょっと寒いが、露天風呂も最高。
 「むし湯」はスチームサウナのような部屋で、蒸気で真っ白。

 ここの休憩所に、以前はソルパセオ銀座にあった別府八湯温泉道の温泉殿堂が移転されていた(写真上)。
 スパポートに88湯のスタンプを集めた「温泉名人」が、もう述べ300人を超えているからすごい。
 おいらはこのひょうたん温泉でやっと30湯である。
 (スタンプを設置してある温泉は「温泉本」にリストアップされている。)

 次は、ホテル風月の敷地内にある、10月24日にリニューアルオープンしたばかりの「夢たまて筥」。
 ホテルアーサー、三つ葉グリル、ひょうたん温泉はいずれも5〜6年ぶりの再訪だが、ここに入るのも5年ぶり。
 今回の旅は、原点に戻っているような感じである。
 抽選会で、社長の甲斐さん提供の入浴券11枚綴りを当てた河野さんがわけてくださったので、ここもタダ(笑)。

 ジェットバス、桧風呂、寝湯、サウナ、箱蒸風呂、露天風呂などいろいろ。どれも新しいので気持ちがいい。桧風呂は、入ったままテレビも見れる。
 女湯には砂湯、男湯には「鋼玉浴(こうぎょくよく)」なるものがある。石の上に寝て暖まるというものだが、なにしろ屋外にあるので冬は無理だ(;_;)。

 地獄釜で調理した地獄蒸し料理が楽しめる「湯けむり茶屋」で、思わず生ビール、温泉卵、そして鉄輪豚まん本舗の地獄蒸し豚まんの食券を買ってしまった。
 注文を受けてから蒸し始めるので少々待たされるが、待つだけの価値はある。

 温泉卵と言っても、地獄蒸しだから「蒸し卵」。なぜか白身がラーメン屋の煮卵のように色付き、黄身もギュッと濃縮されたようになっている。どうして普通のゆで卵よりこんなにうまいのだろう?
 みすずさんちの豚まんは12/17放映の「いい旅夢気分」でも紹介されたばかり。ピリ辛で、商売っ気抜きで具がつまった絶品の豚まんである。

 ディープでワイルドな「地獄の温泉」が堪能できるひょうたん温泉と、改装したばかりで清潔感あふれる夢たまて筥はそれぞれに魅力的だが、後者の方が、やや女性客向きではあるかもしれない。

 鉄輪バスセンターの近くにある「くりえいてぃぶふーず円居(まどい)」で昼食。「温泉本」にも紹介されている、築90年の民家を改装したフレンチ風創作料理のレストランである。店内から見える日本庭園の植木には電球のコードがはりめぐらされていた。夜はイルミネーションが楽しめるのだろう。
 ランチは、前菜、スープ、ハンバーグとチキン南蛮揚げ、ごはん、コーヒーとデザート(ごまのムース)で、たったの800円。味もいいので、若い女性客が多かったのも納得!

 食事中、通り雨のような雨が降ったが、天気は再び回復。
 スギノイパレス経由のバスが出たばかりだったので、とりあえず霊泉寺を通るバスに乗る。
 バスの中で、エッチ美容室マネージャーの林さんから電話があった。
 霊泉寺で待ち合わせ、せっかくなので境内を見学。

 林さんは子供の頃、まだここが「鶴見地獄」だったとき、カッパの調査のために入って以来だという(笑)。
 昔はここにカッパや人魚のミイラがあったという噂はおいらも聞いていたが、去年の秋に来たときは、境内の一番奥に「鶴見地獄」が現存するのを確認しただけで満足してしまったのである。
 中の様子は当時とすっかり様変わりしてしまったという。池がもっと真ん中にあって、その周囲にいろいろあやしげなものが並んでいたらしい。
 ルミチンが事務所のおばさんに「カッパはいますか?」と単刀直入にたずねたところ、「もうないよ。昔は見せ物で置いてあっただけだから」という身もフタもない答が返ってきた(-_-;)。
 以前、「なんでも鑑定団」に人魚のミイラが出てきたことがあるが、その正体は、サルのミイラの下半身に鮭の皮をはかせ(笑)、髪の毛を付けたものだった。
 昔は見せ物小屋用に、そういうヘンなものを作る職人がいたのだろう。見たかったなあ。


「絵画館」の内部

 林さんが来てくれなかったら、徒歩で崖を登ってスギノイパレスへ行かなければならないところだったが、無事に車で送ってもらう。林さんは風邪気味なので入浴はパスし、あとで迎えに来てくれるというのでひとまずお別れ。
 棚湯のオープンに伴い、大劇場も復活したようだ。
 今は「お猿のチュ−子ちゃんとワンチャン達のワクワクショー」をやっている(^^;)。
 昼夜2回公演で、ちょうど昼の部が終わったばかり。しかし、パレスの入場料はあくまでもひとり2000円である。少しでも安く入りたいので、温泉本の割引券(10%引き)を使う。
 (ちなみに2/1〜3/26はショーの予定がなく、パレスの入場料は1500円であるらしい。)
 棚湯は、以前「夢の大浴場」があった敷地に作られている。「花の大浴場」は現在工事中で、ここにも何か新しい施設ができるのだろう。あの、回転する巨大な薬師如来とマリア観音には復活してもらいたいのだが(-_-;)。

 棚田のように浴槽が重なりあう棚湯は、上の浴槽から下の浴槽へとつねに大量にお湯があふれ続ける、湧出量日本一の別府温泉ならではの贅沢な温泉である。もちろん眺望もすばらしく、お風呂に入ったまま目の位置を低くすると、お湯と海と空が、ブルーの3層のグラデーションになる。
 入場は21:30(お風呂は22:30)までなので、もう少し暖かくなったら、棚湯から別府市街の夜景を楽しむのもよさそうだ。

 林さんに靴屋に寄ってもらって靴を買い(笑)、それから和菓子の讃州堂へ。
 奇遇にも、お店にはひょうたん温泉の社長さん(写真下の右端)が、正月用のお菓子の相談に見えていた。
 今朝、ちょうど行ってきたばかりですと言うと喜んでくれた。
 会社のおみやげ、去年は「里の栗」だったので、今回は和洋折衷の風味「チーズ焼饅頭」を買う。
 カステラとおはぎとお赤飯をおまけしてもらったよ、イエーイ!

 車は国道を海岸沿いに南へひた走り、西大分のウォーターフロント「かんたんサーカス」へ。

 ここにある「岬のスープ屋」は、ヒットパレードクラブの姉妹店である。クラムチャウダーがおいしかった。

 いろんなお店があり、ルミチンはアフリカから日本に来て半年という青年のお店で、何か買い物をしていた。

 帰る頃はすっかり暗くなったが、初めて大分側から見る別府の夜景は、街全体が宝石のような美しさ。
 朝から温泉をハシゴしたもんで、おいらは車の中でグーグー寝てたかもしれん。
 運転している林さんの方が体調がすぐれない様子だったのに、申し訳ない。どうもお疲れさまでした!

 ホテルに戻り、讃州堂のおはぎとお赤飯を少しいただく。うますぎる〜。
 さすがに2人では食べきれないので、岸ママのお店に持っていく。


別府駅前通りの夜景

 まだ岸ママが来ていなかったのでTAKEYAに寄ると、別府の大スター、流しの「ぶんちゃん」が!
 今夜は「夜の路地裏散歩」の日なのだった。寒いので我々は参加しなかったが・・・。

 ルミチンは陶子さんのマッサージを受け、そのあと岸ママとけっこうディープな会話(内容は秘密(笑))をして、再びTAKEYAに戻る。
 少食のルミチンはきょうはもう打ち止めのようだが、おいらはまだ胃袋に余裕があったので、中華と洋食のお店「一二三」へ。ここは前から気になっていたのだが、入るのは始めてである。

 きのうの忘年会で話題になった、菅さん推薦のソース焼きそばを注文。
 具沢山で、屋台の焼きそばを最高に贅沢にした感じ。麺の味とソースの香りが抜群。これはうまいよ!

 食べ終わるころ、ガッとドアを開けて菅さんが現れ、でかい声で「どうや、うまいやろ!?」と言ってすぐ立ち去ったのには驚いた(笑)。TAKEYAに顔を出して、おいらがここにいると聞いて来たのだろう。

 ホテルに戻る。またルミチンはOAルームで別府ナポリに投稿しとる(-_-;)。