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まほろば号で太宰府駅に戻り、天満宮へ。
おいらは2度目。初めて別府へ行ったときと同じ修学旅行以来だから、実に32年ぶりである。
境内では、遠足とおぼしき高校生たちが大声で騒いでいた。
昔は大声で騒ぐのはせいぜい中学生まで、それも男子生徒と決まっていたが、今は女子生徒の方がやかましい。拝殿の前でガムを噛んでる女子高生もいた。
もっとも、売店で「みちざねくん」のぬいぐるみなんぞを売っている天満宮も、どっちもどっちかな?
アドマイヤコジーンに似た馬
みちざねくん
境内の菖蒲池を取り囲むように、数件の食堂&土産物屋がある。
東屋という店に入り、窓際のお座敷に陣取って、丸天うどんとビール、そして梅枝餅を注文。
職場へのお土産は梅枝餅にしようと思っていたのだが、東屋の梅枝餅を食べて、あまりのうまさに感動すると同時に、やはりこれは作り立て、焼き立てに限ると思った。それに、参道には梅枝餅を売っている店が数十軒あるが、アンコまで自家製の店は数えるほどしかないらしい。その中のひとつがこの東屋だ。
ルミチンもそのうまさにしばし足の痛みを忘れていたようだが、おいらのお茶にだけ茶柱が立っているのを見て、またも不機嫌に・・・。
東屋のばあさんと話がはずむルミチン
帰りは電車の中でゆっくり寝ようと思い、各駅停車の福岡行きに乗る。遠足帰りの高校生も一緒だったのでめちゃくちゃうるさかったが、いつしか熟睡し、目が覚めたら福岡だった。
ルミチンは珍しく起きていて、ずっとハガキを書いていたようだ。
(ルミチンは本当に旅先でハガキを書くのが好きである。)
地下鉄で大濠公園に行く。
園内に美術館や日本庭園まである、周囲が4キロぐらいの巨大な公園。
池の周囲だけで2キロあり、池の中央に天橋立のように細長い島があって、橋を渡って対岸まで歩いていける。
大濠公園の隣にも舞鶴公園、福岡城跡などがあり、西日を浴びて枝垂れ桜や八重桜が美しかった。(このあたりでデジカメの電池が切れてしまったので、残念ながらここからあとは写真がありません、ご了承ください・・・。)
ガイドブックをたよりに、玄界灘の海の幸が食べられそうな店を探して歩く。
紹介されている店は無事に見つかったのだが、すぐ近くにある旬の工房魚正という店の方がはるかに雰囲気がよさそうだったので、そっちに入ってみた。
掘り炬燵になっているカウンターで、刺し身の盛り合わせ、イカの活作り、旬の野菜の天ぷらなどをいただく。
魚もよかったが、「萬膳」という芋焼酎が実にうまかった。気が付けば、入舟荘、鳥巣亭、中洲の屋台と、芋焼酎ばかり飲んでいる。実はおいらは自宅でも芋焼酎の水割りを愛飲しているのだが、九州で飲むとうまさもひとしお。やはり、ムードが違う。
天神まで歩き、閉店間近の大丸の地下で、無難なところでユーハイムのミルフィーユとアップルパイとチョコレートケーキを買ってから、再びゆうべの屋台街にやって来た。まだラーメン1杯ぐらい食べられそうだ。
ここでダントツ一番人気の店が「一竜」。常に10人ぐらいの行列ができている。
せっかく万博に来たのだから、行列してでも月の石は見て帰ろうという心境で列に加わる(たとえが古くてゴメン)。1時間ぐらい待って、ラーメンを2つ注文。
スープの色が濃く、大量のネギが表面を被っている。
麺は、これぞ博多ラーメンという極細。うまい!
しかしスープは全部飲めなかった。うまいけど、しょっぱい(笑)。好きな人はこれがいいのだろうが、おいらたちには「やまちゃん」のラーメンがちょうどいい。
他のお客さんが食べているものを見ると、おでんの牛スジ、大根、そして牛タン焼き、どれもすごいボリュームである。この豪快さも人気の秘密なのだろう。
コンビニでミネラルウォーターを買い、ホテルでコーヒーを入れてケーキを食べる。別腹とはよく言ったもので、満腹でも甘いものは食べられる、これぞ人体の不思議。
「きょうはまったりと過ごす」どころか、歩きすぎてヘトヘト(ルミチンは怪我までしてるのに・・・)。
もっとも、別府では人様の車に乗せてもらってばかりで、ラクをしすぎた。きょうみたいなのが本来の我々の旅の姿なのである。
留実ちんから一言 |
この日は、としちんの強い希望で、まず最初に観世音寺を見学し、太宰府天満宮にもお参りに行く…。 それから、くつろげる処へ行きたいねということで、博多に戻り、大濠公園へ。 天気も良く、素敵な公園で、来てよかった。 そして、福岡城跡にある「しだれ桜」との出会い。 地元の人によると、一番良い時期は過ぎてしまったとの事だったが、新芽の鮮やかさも加わり、とても美しい。まさか福岡でも桜を見られるとは…。この感動は言葉には表せない。 |