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ほり井チェックアウト⇒別府駅⇒吉村鶏肉店⇒吉永カメラ店⇒野上本館⇒塩月堂(ゆずまん)⇒波止場神社⇒駅からバスで豆工房へ⇒タクシーで「虎徹」へ⇒バスで竹の博物館⇒タクシーで「白菊」⇒宮地嶽神社⇒シャンテドール⇒大塚博堂の生誕の地⇒別府中央公民館⇒田の湯館⇒田の湯温泉⇒野田商店⇒駅⇒トキハ⇒空港でカボスジャムとユズジャムを購入
朝食は、普段なかなか食べられない、讚州堂さんから頂いた生和菓子にする。
私は特に菊の形をしたお菓子がとても気に入った。本当に素晴らしい職人さんだと改めて思う。
ほり井をチェックアウトする。
駅のコインロッカーに荷物を預けて、そこから歩いて2〜3分の処にある吉村鶏肉店へ。土曜日のオフ会で食べた「砂ずり(肝)」と手羽先の唐揚げがとてもおいしかったので、場所を確認をしに行ってみたのだ。
次に駅の向こう側にある、やよい商店街の吉永カメラ店の吉永さんにお礼の挨拶に伺う。
野上本館で、小野久代さん、野上さんにも会うことができ、買うつもりだったMLのメンバー平野さんがお描きになった、別府で流しをしている「はっちゃん、ぶんちゃんタオル」を記念にと下さった。
そこから歩いて2〜3分の流川通り沿いにある「塩月堂」は必ず立ち寄るお店になった。
店内では、ちょうどユズの皮を剥いている作業をしていて、柑橘類のさわやかな香りが立ちこめている。
ここで、お互いの実家にゆずまんを送る。
駅へ戻る途中、波止場神社でお礼を込めて参拝。もう少しきれいに整備したら、北浜のイメージがいくぶん明るくなるような気がするだけれどなあと少し残念。
昼食は石垣にある「虎徹」。同じ方角にある時枝さんの「豆工房」を見るため、バスを降りる。
6月に別府に来たときは「虎徹」のすぐそばにお店(サンスーシ)を開いていたのだが、所有者の事業展開の都合で建物(木造平屋建て・賃貸物件)が取り壊されることになり、10月に移転したのだった。あいにくまだ開店前だったが、一目見ただけでも安心した。
バスに乗りそこねて、タクシーで「虎徹」へ。
ここは前回来たときに気に入ったので、今回はふぐを食べようと決めていたのだ。
てんぷら定食、刺し身定食(共に1900円)と、ふぐ刺し(小)(4000円)を注文する。
ちょうど中野さんから、 『地霊(ゲニウス・ロキ)』(別府近代建築史の本)を渡したいからと電話が入り、虎徹まで来てくれて、お忙しそうにあっという間に帰られてしまった。
頂いた本の中身を見て、その素晴らしさに感動してしまった。やはり別府はすご〜い!!
(中身ばかり気を取られて、帰ってから値段を見てびっくり!。中野さん、とても貴重な本を頂いて、大変恐縮しております。)
そこからバスに乗り「日本竹の博物館」へ。
ここは鉄輪の「みゆき食堂」の御主人がぜひ行ってみてくださいと、前回も薦められたにもかかわらず、未だ行っていなかったし、ちょうど近くにあったので行くことにした。
みゆき食堂で割引券がついたチラシをもらったが、1人300円だったのでなんだか申し訳なくてそのままの料金をお支払いした。
お願いすれば説明してもらえますよという事だったが、荷物を預ける際、少し荷物が重たいので、おばさんに何を持っているのと聞かれ、「この本です」とかなり自慢気に見せたら、興味深げに見始めて、私たちが見学している間にどうぞご覧下さいという事になり、見学を終えた後も、まだ「これ懐かしいわ〜」と言い、感動しながら見ていた。
建物を出ると、少し離れている場所にちょうどタクシーが止まっていたので、ホテル「白菊」に行く。
ここでは、温泉本に付いていた無料券を使う。白菊は本来入湯料金が1000円なので、温泉本は300円だから、これで元は取った!(笑)
今度はちゃんと待ちあわせ場所を確認してお互いお風呂に向う。
月曜日の昼過ぎだったこともあって、広い浴室内は私1人。とっても贅沢な時間…!
露天も内風呂と同じぐらい広い。ただ、露天の方は塩素の匂いが気になった。これは別府では初めての事で、少し衝撃的な事だった。
帰り際、受付で尋ねるとやはり使っているという返事だった。自宅ではお風呂用浄水器を付けているので、塩素の匂いには敏感なのだと思う。それでもとてもいい泉質だったようで、ロビーで次はどこへ行くか相談していた時には次第に体が温かくなってきた。本当の温泉が不思議なのは、湯冷めせず、10分ぐらいしたら体の中からぽかぽか感が感じてくることだ。
話し合っているうち、デザートでも食べたいねえ〜ということになり、白菊から道路を挟んで向側にあるケーキ屋さんへ行くことにしたが、その前に「宮地嶽神社」へお参りに行く。私は神社を見ると、すぐお参りし、ついでに御神籤も引いてしまうくせがある。今回は、これまで3回御神籤をひいたが、末吉、小吉ばかりだったが、ここでやっと「大吉」を引き当て、今、パソコンの脇に貼っている。(笑)
「シャンテドール」というケーキ屋さんは、別府公園前の交差点にあって、バスではよく通るのだが、駅から微妙な距離なのでなかなか来れなかった。
このお店の外の装飾は、別府MLの伊藤秀美さんが担当している。11月の中旬という事もあって、既にかわいいクリスマスの飾り付けが施されていた。
としちんは栗タルト、私はモンブランのセット(コーヒーが250円になる)を注文。
ここのケーキはフワフワっとしていて、甘めなので、どちらかと云えば子供向きだが、たまにはこういうケーキを食べるのもいい。
トキハ前から空港行きのバスが出るのは4時10分なので、まだ時間がある。
駅の方角で歩ける範囲に温泉はないか調べ、田の湯へ行くことに。
何度か別府を訪れているが、実は山の手地区を歩くのは初めてなのだ。
ふらふらと何気なく歩いていくと、「大塚博堂の生誕の地」という所に出くわした。
初日、博多さんの車の中で流れていたのが大塚博堂のCD。お話によると1981年37歳で死去した歌手だ。若い死が惜しまれる。
歩いていくと、今度は覚えのある建物が見えてきた。
そう!そう!先程頂いた「ゲニウス・ロキ」で見たんだと思いだした。一番最初のページに載っていた「別府市中央公民館」だ!
公民館の正面で、本を開いて見比べてみた。歴史の重さを肌で感じる。
この建物といい、大塚博堂といい、不思議な力に導かれているような気がした。
少し歩いたところにも田の湯館という3階建ての元旅館だった建築物があり、門の外から眺めて見学する。
脇道を入り「田の湯」へ。
おばちゃん達となごやかに温泉に入っていると、外がなんだか騒がしい。
出てからとしちんに聞くと、なんと「田の湯館」でボヤ騒ぎがあったのとの事。
現場には、岩屋先生も駆けつけたとの事で、サイレンが鳴った時に早く出てくれば良かったなあ。
それにしても、田の湯館は大事に至らなくて幸いだった。
駅へ向かう間、宿泊していた「ほり井」の横を通り、駅高架下にある「べっぷ駅市場」内の「野田商店」で、機内で食べる為に「お稲荷とのり巻きセット」と「唐揚げ」を買う。オフ会でここのお店ののり巻きを食べ、他のものも食べたくて訪れてみたのだ。
唐揚げはてんこ盛りで、朝早くくれば、他にも350円均一の天ぷらやお総菜が所狭しと並べられている。のり巻きは中に入っている具が大きくて食べごたえがある。お稲荷は、味付けが薄くていい味だ。
4時10分、大分空港行きのバスに乗る。
空港ターミナルで、探していたものが見つかった。大分の速水郡にある渡辺養蜂所で作られているジャムだ。低農薬で作られていて、材料にもこだわりがある事はインターネットで知っていた。「かぼすジャム」と「柚子ジャム」を購入(140グラム各450円)。材料は非常にシンプルで、カボス又は柚子の皮、蜂蜜、グラニュー糖、ビタミンCのみ。
いよいよ離陸した。この瞬間がとてもかなしい。今度はいつ来れるのだろうか?
別府に思いを馳せながら、野田商店のお稲荷とのり巻きを食べる。こうしたおいしいお弁当が安くで買えるところが、別府の良さだ。唐揚げの大半は、自宅に戻ってから温め直して食べ、その後讚州堂のカステラも食べた。本当においしい。
今回も楽しい思いでがたくさんできました。皆様どうもありがとうござました。(留美ちん)