と庁 別府ナポリメニュー
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結婚十周年記念旅行 11/14・15・161718解説

ニューツルタをチェックアウト⇒林さんに会う⇒ほり井へチェックイン⇒朝見神社⇒永石温泉入湯⇒紙屋温泉見学⇒末広郵便局(中野さんから電話ある)⇒松原公園⇒千馬(お好み焼き)⇒安藤つげ店⇒図書館⇒中浜地蔵⇒別府駅⇒バスで潮聴閣へ(人形の展示)⇒宿へ戻る(温泉に入る/博多さんより電話)⇒信濃屋⇒デカ弁⇒うれしや食堂⇒宿

 この朝もあいにくどんよりと曇り空だった。天気が良ければ、お風呂から朝日が見られたのに少し残念。お風呂からの朝日は宿泊者しかみられないのだ。
 朝食は、和洋のどちらか選べるので、洋食にしてみた。
 かぼちゃのスープは、キメが細かくてのど越しがよく、味もまろやかで大変おいしかった。卵は温泉卵にしてあり、サラダはレタスで、梅、レモン、マスタード入りの3種類のドレッシングから選べる。おかずはエビの上に薫製にしてあるお肉がついていた。どれもあっさり味で起きたての胃には受けつけやすかった。


左:かぼすキティ、関あじキティ、関さばキティ(ツルタ売店にて) 右:ほり井

 宿をチェックアウトして、別府駅の線路を挟んだ、駅から歩いて3分の処にある素泊まり5000円(1人)の「ほり井」にチェックインする。ここは、散策図鑑「べっぷ」で気にはしていたのだが、高橋聴潮閣の高橋はと子さんが薦めて下さったので、こちらにお世話になることにした。
 移動の途中の商店街で、H美容室の林さんと偶然会う。別府の街を歩くと、地元よりも知りあいに会うところが面白い。
 チェックインを終えた後、以前にも一度来たことがあるが、朝見八幡神社へ向う。七五三だったので、着飾ったかわいい子供達がちらほら見える。
 境内には萬太郎清水が湧いて、少し味見をしてみる。咽ごしがいい水だった。

 1時に千馬でお好み焼きを食べる事になっていたので、その方角にある温泉を目指す。少しでも88湯のスタンプを押さないと、まだまだ道のりははるかに遠いのだ。(笑)
 永石温泉に入湯。22個目。ふぃ〜。ここのお湯はほどよい熱さで、ゆっくりと入れたのはいいが、後からのぼせてしまった。本物のしっかりした温泉は油断は禁物だ。(^◇^;)
 次は紙屋温泉に入ろうと思ったが、この時間はまだ閉まっていたので見学だけ。後から考えたら、それで良かったと思う。


永石温泉


紙屋温泉

 末広郵便局で元河村郵便局長の息子さんから、別府の葉書と切手を買う間、外で待っていたとしちんに中野さんから松原公園で安藤さんと待っているからとの連絡を頂く。
 一年半ぶりに松原公園へ行くと、遊具が新しく設置されていて、公園全体がきれいになっていた。去年の秋に整備したという。明るい感じになって何よりだ。でも、どうやって使ったらいいのか3人で考えてもわからない遊具があった。(三人寄れば文殊の知恵はどうなった!?)誰か教えて〜!

 念願の千馬のお好み焼き屋さんに行く。
 去年来たときには、おばちゃんの具合が悪くて休みになっていたので、とてもうれしい。
 としちんは、イカのお好み焼き、私は肉入り焼きそばと決まり、あとは中野さんが悩んだ揚げ句、なんと焼きそばの大盛りを注文した。ここは、普通盛りでも多いのよお〜!って、さっきのおいさんのお皿見たでしょ? 大盛りはそれの二倍だって、おばちゃん言っていたよ〜。大丈夫?! やはり、私のお皿に分けている。やめて〜!! 私の「胃」は小リスちゃんのようにかわいいから、今、食べ過ぎると夜、食べられなくなるのよ〜。(笑)
 色々とおばちゃんの楽しい話を聞き、サービスで黒糖巻きまで焼いてくれた。ありがとう! これも下町の素朴なおいしさ。ぬくもりを感じ、ほっとする。こういうお店がある別府って、いいなあと心から思う。もうすぐ50周年だそうで、みんなでぜひお祝いしましょうよ!

 安藤つげ店にお邪魔する。
 来年から安藤さんは、本格的に浜脇ウオークの担当をされるとの事。浜脇ファンが増えるといいな!

 それから図書館によって、別府市誌を買いに行く。来春、新しいのが印刷される予定なので、予約をしてきた。
 駅に向う途中、中浜地蔵尊に立ちより、安藤さんから「右端の地蔵の顔が欠けている」というのを確認するが、暗くてよく中が見られなかった。今度、もう一度現地にて説明願います。

 再び、別府駅よりバスで聴潮閣へ。宿の女将さんに今ちょうど「人形展」をやっている事を聞いていたのだ。
 個性ある人形達は、石川県に住んでいる小川静代さんという方が作った物で、和服をうまく利用し、いきいきとした表情ものばかりだった。

 当主(高橋欽哉)が使っていたという和室で飲むコーヒー(入場券込み700円)も味わい深く、昔の家具がそのままになっている洋間も見学することができるようになっている。

 別館の蔵の一階は売店になっており、色とりどりの鮮やかな万華鏡がいくつも展示してあり、中でも一際目を引いた万華鏡のお値段を見ると、4万円也。(^◇^;)

 宿に戻り、冷えた体を温泉で温める。ここのところ、気温が低くて冷え性の私にはつらいものがある。
 温泉で一息つき、寝そべる。
 7時頃、博多さんから電話があったから良かったものの、なければそのまま朝まで寝てしまうところだった。
 宿まで迎えに来てくれて、同じ通り沿いの「信濃屋」へ行き、お茶をしながら、城島後楽園にあった昔の建物や、ラクテンチのおさるの電車の写真を見せて下さったり、私たちの知らない昭和30年代の貴重な別府の話を聞かせてくれた。そういう話、大歓迎です!! 他の皆様方もよろしくお願いします。

 その後、駅まで送ってくださり、「デカ弁」で明日の朝食用にのり巻き、おはぎ、きんぴらおにぎりを買い、うれしや食堂で馬刺し、おでん、豚汁などの夕食。庶民的な値段はうれしいし、素朴なおいしさが何ともいえない貴重なお店だ。

 ほり井の温泉は、常に掛け流し状態。源泉は60度だが薄めずに一度タンクに入れて適温にするのだそうだ。浴室では季節のカボスが籠にのせてあったのもうれしい心遣いだった。