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おいらは8時の朝食の時間まで爆睡していたが、ルミチンは6時ぐらいに起きて、共同浴場の「谷の湯」に行ったらしい。温泉道モードに入っとるな〜。
温泉に来て旅館に泊まると、朝からおかずがいっぱいあって、ゴハンとみそ汁が食べられるのがうれしい。
地獄蒸しのタマゴがうまい!
3〜4年前から寒くなるとヒザが痛くなる悲しい中年のおいらは、できれば1カ月ほど湯治したいのだがそうもいかず、効能バツグンと噂されるすじ湯(筋湯)へ。お賽銭を百円出せば入れる共同浴場だ。
鉄輪のメインストリート「いでゆ坂」にある渋の湯や上人湯は観光客にも有名だが、すじ湯は少し路地を入ったところにあり、地元の利用者がほとんど。
しかし、これぞまぎれもない名湯である。
ルミチンのお気に入りは今年も3泊する予定の駅前のホテルアーサーのお湯だが、すじ湯もそれに劣らないと評価していた。
湯上がりに、ちょこっと入舟荘のみすずさんに挨拶に行く。久しブリ〜。
20日はお客様なので、竹瓦のオフ会には出られないらしい。残念だな〜。
ユキさんにホテル風月ハモンドのロビーに11時に来てもらう手はずだったが、10分ぐらい前に行ったら、もうユキさんは駐車場に到着していた。
内成棚田ウォークは、ホントはスタート地点の内成公民館に参加者が各自で集合しなければならない。しかし車でなければとてもアクセスできないところなので、誰かがなんとかしてくれるだろうと期待していたのだが(笑)、なんとガイドのユキさん直々に、しかも鉄輪から現地まで送ってもらえるとはなんというシアワセ!
六地蔵塔や岩地蔵、隠れキリシタンの墓(かどうかは不明)など、いろいろ見物しながら内成公民館に到着。
内成は別府の奥座敷に位置する、市内唯一の農業地帯。
きょうは農家で、ヒノヒカリで作った「鶏めし」をご馳走になるのだ〜。
ウォーキングの途中で「棚田を守る会」の会長さんと出会い、お宅でお茶や柿をご馳走になる。
柿(無農薬)を皮ごと食べたのは初めての体験。
ユキさん宅に到着。「農家deランチ」の農家って、ユキさんの実家かい!
都会人なら一度はあこがれるであろう、ほんっとの田舎の農家だ。
きのうのツアー参加者は8人だったそうだが、今回は2人なのですっかり「お客さま」状態。
ユキさんのお母上の話を聴きながら、おいしい鶏めし、だんご汁、白菜の漬物をいただく。
鶏めしは大分の郷土料理で、鶏とゴボウを煮て、炊きたてゴハンに混ぜ込んだもの。
炊き込みご飯だとお米の中まで醤油味になってしまうのでおいらはどうも苦手なのだが、この鶏めしだったらいくらでも食べられる。鶏とゴボウ以外に余計な具を入れないのが決まりであるらしい(「美味しんぼ」より)。
お母上、頭の回転が早くて話が面白くて、やっぱり頭がいい人のお母さんは頭がいいなあと納得。
ウォーキングを再開。
「月見石」は、棚田の大パノラマを一望できるスポット。夜、ここから見る水田に映る月が最高だというのがその名前の由来であるらしい。田植えのシーズンに、また来てみたいなあ〜。
棚田はスギノイパレスの「棚湯」のモチーフにもなっているが、こんなに見渡すかぎりの広大なスケールだったとは驚き。
お天気にも恵まれ、最高の3時間ツアーだった。
>ユキさん談:
昨日17日と今日18日は棚田ツアー農家deランチを行いました。
今回は開催までにいろんなトラブルがあり、参加者数を少なくして開催しました。
その中、今日は大浦夫妻のみのツアー開催となり、ゆっくりとご案内できました。
オンパクのプログラムの中ではなく知人として、鉄輪までお迎えに行き、内成まで移動し、そこからはオンパクのプログラムに沿って、案内をさせていただきました。
二人だけで、申し込みを締め切っていましたので、早めの開始とさせていただき、ランチの時間を12時に合わせるようにさせていただきました。
わたしの、母の作った、料理を食べていただいたのですが、昨日はちゃんと野菜の煮付けも用意していたのですが、今日はメインの野菜のテンプラも出さずに、漬物と、鶏飯、ダンゴ汁のみという大変申し訳ないメニューになってしまいました。
ガイドをしたのか、わたしの愚痴を聞いていただいたのかわからないようなツアーでしたが、晴れ夫婦の大浦夫妻の来内で、天気もよく、気持ち良く歩いていただくことはできたようです。
採算的には合わないんでしょうが、同じような好みを持った4、5人のグループをガイドできると、非常に楽しいなと思った今回の棚田ツアーでした。
きっと楽しいレポートをとしちんが作ってくれるでしょう。
ホテルアーサーまでユキさんの車で送ってもらう。何から何まで、サンキューでした〜。
チェックインして、おいらはさっそく大浴場へ。やっぱり、アーサーの湯もいいねえ!
少し休憩してから別府駅に行くと、おー! 駅前にヤマダ電機が建っている!
駅の中もフルモデルチェンジして、レトロなおみやげ屋フロアだった駅北名店街は「ビーパッサージュ」というショッピングモールに変身していた。文明開化や!
ルミチンはみどりの窓口でTAKEYAの「たみこの夢弁当」のチケットを購入。
今夜別府に到着する、千葉の阿部ご夫妻の分も一緒だ。
このチケット、JRの切符そのものである! 自動改札に入れたらどうなるんやろ?
その足でTAKEYAに向かう。
別府在住の歴史研究家・鬼塚英昭氏の著書「天皇のロザリオ」を売っていたので1部購入。
これ、昭和史の概念が変わるすごい本デス。
TAKEYAでコーヒーを飲みながらマッタリしてるうちに夕方になり、阿部さんのケータイに連絡してみた。
ちょうど高速バスの中で、あと2〜3分で北浜に着くという。
西鉄インまでお出迎え。
別府八湯MLの東京会議ではけっこう長いお付き合いだが、別府で会うのはこれが初めて。
う〜ん、感無量だな〜。
「いなせ」でふぐを予約してあるのだが、2人では食べきれないほど出てくるに違いないので、よかったら一緒に行かないかとのお誘い。ラッキー!
いきなり、入り口に重ねられた白い発泡スチロールの箱の上で数匹のとらふぐがお出迎え(笑)。
板場はおやじさんひとりでやっている感じ。たしかに、これでは客が増えたら対応できないだろう。
4人になってしまったと告げると「え〜、イメージ狂っちゃうなあ〜」と言いながらもおやじさん、4人でも食べきれない量のとらふぐコース(刺し身、唐揚げ、てっちり、ぞうすい)、なんと関サバ、そしてワインまで出てきて、勘定はひとり10,500円ポッキリ。ここはホントに日本か!?
ふぐ刺しは厚みが通常の3倍ぐらいあって、食べごたえありすぎ!
写真の、緑色の薬味はネギ、赤は紅葉おろしだが、問題は白っぽく見えるやつ。これを刺し身の醤油やてっちりのタレ、さらにはフィニッシュのふぐ雑炊に混ぜて食べると、まさに天にも昇る心地。本当に天に昇って帰って来なかった人が今年はすでに3人!(←ウソでっせ(-.-;))
とらふぐの白子も登場!
当然、タラの白子なんぞとは完全に別モノ。まるで魂を抜かれるような味とはこのこと。
本当に魂を抜かれた人が今年はすでに3・・(もうええわ!)
さらにビックリしたのは豆腐のうまさ。鍋に入れず、醤油をかけてそのままバクバク食べてしまった。
翌日、菅さんに聞いた話では、おやじさんが豆腐屋の設備を借りて自分で作っているのだそうだ。すごい〜。
こんな体験をしてしまうと、東京のクソ高いふぐも、ましてや養殖の安いふぐも、もはや食べる気にはなれない。
ふぐを食べたくなったら、飛行機で別府に来て、ここで食べる以外に考えられない。
お店の外に出ると、あれ、発泡スチロールの上のふぐがいない!
そりゃそうだ、食べちゃったのだから。
4人で「岸」に行くと、夕方6時から竹瓦温泉2階で開催された「楠港跡地の利用を考える市民集会」のあとの意見交換会がまさに終わろうとしていたところ。
篠藤先生はそのまま残り、姫ちゃんやおいらたち相手にずっと熱弁をふるい、「岸」を出たときには12時を回っていた。