と庁 別府ナポリメニュー
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12/11121314・おまけ

ルミチンレポート


みつ葉グリルにて

 12/11

 白石さんの和菓子は、別府に来たらはずせない味の1つ。今回宿泊するアーサーのすぐ隣なので、チェックイン前に購入。
 これだよ〜!この味。一口食べて、ホッと心が和む。
 寒かったので、まず温泉に入りたくなり、H美容室の予約時間を30分遅くしてもらった。
 アーサーの温泉は、何年ぶりだろう。その良さに改めて感動する。温泉の成分が、じわじわと肌に浸透しているのが、実感できる。
 それから、急いで、美容室に向う。
 セットの途中、林さん(Hさん)の奥様と息子さん、MLのちょっぴーさんがお見えになったりして、何だかこの旅がとても良くなる事を予感させてくれたようだった。
 夕食の為、みつ葉グリルへ向う。
 注文をして待っている間、私の隣に地元のおいさんが座り、2〜3、言葉を交わした。その後、私が合同新聞を読んでいると、今度はおいさんの方から話しかけてきた。今度はちょっと嫌な予感…。私の料理が到着しても、ずっとしゃべり続けている。気の弱い私は、静かにしてくださいとも言えず、食べながら話を聞いていたのと、時間が迫っていたのとで、ほとんど流動食状態。胃が弱い人だったら、恐らく消化不良になっていただろうな…。もっと味わって食べたかったよ。ぐっすん…。(;_;)

 忘年会会場のヒットパレードに到着。
 懐かしい顔ばかり。こんなに多くのMLの皆さんに実際にお会い出来て、本当にうれしい!! 私達の予定に合わせて企画して下さった菅さん、本当にありがとうございました。
 かわいい子供たちも沢山来ている。古庄ゆきさんは、今、子育てがとても楽しいのだそうだ。最近、虐待の事件が増えつつあるので、ゆきさんのように思う人が1人でも増えてほしいと願わずにはいられなかった。

 恒例の抽選会で、私は津田商店さんの「美丈夫(びじょうふ)」という清酒を頂いた。お正月、実家のみんなで飲み、好評でした。ありがとうございました。
 ところで、私達が用意したお楽しみセットの中に、「貴乃花」の湯飲みと茶碗があったが、美鈴さんに当たり、嬉しいことに、早速使って下さっているそうだ。
 再び、アーサーのお湯に浸かり、就寝する。

 12/12

 起きてみるとなんと「晴れ」。
 私達の移動は、公共の乗り物と歩きが中心だから、天気が良い方が良い。ありがたや、ありがたや…。
 新装オープンをしたという、ひょうたん温泉と夢たまて筥に行く。
 感想としては、ソフト面でも改善してほしいという事。私は両方の更衣室で、ロッカーの鍵の使い方について、なんと総計4名にも尋ねられた。受付で、ロッカーの鍵を渡すシステムになっているが、その人達は、
 その1,鍵の番号とロッカーの番号が同じでなければいけないという事を知らなかった。
 その2,しかも鍵が入っている事さえわからず、どうやって取りだすのかも、知らなかった。
 私は、1人1人に丁寧に説明した。高齢者の場合には、特に気を使って欲しいし、できれば、高齢者がもっと使いやすい鍵を開発してほしい。
 ところで、鉄輪と言えば、地獄蒸し。先に出たとしちんが「豚まん」を注文してくれた。温泉後の豚まんは、特に美味しい!これは、超オススメ。

 昼食は鉄輪で取る事にし、「円居」へ行く。
 店内は女性客が多く、美味しさだけでなく、お値打ち感で、納得した。
 先日、近所のレストランで、ビーフシチューを食べた。初めて行くお店だったのだが、お昼時にも関わらず、私が入店した時は、客は誰もいなかった。(^_^;) 
 色々な面で、「円居」の「気合い」を、改めて感じた。やはり、主人や料理人の気持ちを、お客は敏感に感じ取るものだ。 

 ようやく林さんと連絡が着き、霊泉寺まで来て下さり、ありがたかった。
 お寺を見学し、私より年下の林さんでさえ見たという、カッパのミイラ、人魚のミイラだとかが存在するかを、尼さんに尋ねたところ「なんで、そんな気味悪いものを見に来たの」と言われたが、昔の「地獄」の痕跡を探しに来たというしかない。私が子供時代だった高度成長期に合わせて、そういった怪しいものや見せ物小屋がほとんどなくなってしまい、なんだか味気ない世の中になってしまったと思う。仕方ないことなのかもしれないが、偽物でもいいから、昔の絵葉書に写っていた物を見たかったなあ。

 次はスギノイホテルに、新装オープンした「棚湯」へ行く。
 構造的に見晴しがとても良くなったのは評価するが、気になる点がいくつかあった。
 男湯と女湯の分岐点に当たる休憩所(写真下)は、吹き抜けで寒い。待っている方が湯冷めをしてしまう。

 そして、私はいつも思うのだが、スギノイの限らず、休憩所に置かれた自動販売機に、ミネラル水が置いていないのが、とても不思議なのだ。汗をかいたのだから、まずはミネラル分を補充しなければいけないだろうし、甘いジュースもお茶も大概どれも冷たいものばかり。冷たい飲み物を飲みたい人という人の方が多いかもしれない。しかし、私は、健康と美容の事を考えて、余程の事がない限り、夏でも冷たい飲み物は飲まないようにしている。ホテルの売店で、観海寺の水を買ってきて正解だった。しかも、常温だったのが、幸いした。
 私の希望としては、休憩所には、温かいお茶、常温のミネラル水もぜひ置いて欲しい。そして、棚湯は広く、割と長時間楽しめるので、浴場にも水飲み場も設置してほしい。他のお客さんに、場所を尋ねられた。私、尋ねられやすい体質?なのかな。
 話はずれるが、この寒い時期に、氷入りの水を提供する飲食店の考えが、私にはよくわからない。寒い外から入ってきて、咽は乾いて何か飲み物を飲みたいと思っても、冷えきった指に、氷でキンキンに冷えたコップを触れ!というのか…。昔は、どこも御茶を出してくれた。確かに、厨房は温かい。自分を基準にするのでなく、お客様を基準にしなきゃいけないと思う。サービスっていうのは。
 あと、言いたい事は、温泉着というものをもっとわかりやすい場所に置いてほしい。私は、戻る時になって気がついた。特に寒い時期は、温泉着を着て移動した方が寒くはないだろう。しかし、中に何を勘違いしているのか、着たまま温泉に入っている人もいる。後で絞るの大変だろうし、絞りが足りないで入ってきたら、脱衣所がびしょびしょになる。そういった注意書きも一言添えてほしい。
 それから、その温泉着とタオルが、あちこちに固まりになっているのは、どうも見苦しく、内湯側の横と他にそれらを掛けられる専用の手すりを設置してほしかった。
 洞窟風呂だが、私には狙いがよくわからなかった。リラックス効果にしては、暗すぎる。洞窟内では、香りが漂っていたが、その種類と効能の説明書きがほしかった。使う人がどのような思いで過ごすか、どのような物があったら便利なのかを想像して作ってほしい。ちょっとした心配りで、そこの場所の印象が全くてしまう事は少なくない。この「棚湯」の構想スタッフも恐らく、男性といっても「お偉いおいさん」だけか、女性がいても余り意見が言えないような状態じゃないかと思わず想像してしまった。温泉は、今や女性によって人気を左右するのだから、男性だけの構想だけじゃ限界だ。私だったらもっと機能的で、おしゃれな温泉を作ってやる!って感じ。(笑)
 それから、ついでだから、もう一言言わせてもらう。せっかく、お猿のショーがあるなら、ホテルや飲食店にポスターやチラシ宣伝とかしてよ。ショーがない時よりも、500円も高いんだし、あると知っていれば見に行っただろう。それにお客さんが少ないよりは多いほうが、ショーというのは、盛り上がるって〜もんだ。
 以前に比べれば、別府八湯のネットワークも少しづつだが、深めつつある。が、アーサーで宿泊期間中、ネットで調べない限り、ひょうたん温泉、夢たまて筥、スギノイの新装オープンは、普通だったらわからないままだ。そういう処をもっと徹底して宣伝攻略していかないともったいないと思う。
 鉄輪、みゆき食堂の親父さんを見習ってほしい。

 林さんが、スギノイホテルまで来て、讚州堂さんまで行って頂く。
 ここは、いつも御主人と奥さんが、温かく迎えて下さる。
 ところで、ふと疑問に思ったのだが、ここのお菓子を提供してくれる「宿」というのは、あるのだろうか?
 私達は、何度となく別府に足を運び、別府の和洋問わずお菓子のレベルの高さを知っているが、別府に来ている観光客の中で、それを知っている人はどれだけいるだろうか? 美味しいお菓子を出す宿…。美味しいお菓子を作る店…。地域活性化というのは、そういう事じゃないだろうか? 自分だけの利益ばかり追及しても空しいばかりだ。

 岬のスープ屋さんは、林さんにスープを分けてもらって、とても美味しかったから、次回はお腹を空かせて行こうと思うので、どなたかよろしくお願いします。

 陶子さんのマッサージは、別府に行ったら、はずせない一つになった。だって、御値段が手軽な上、気持ちがいいだもんね〜。

 私にしては、日中食べ過ぎてしまったので、夜になっても、お腹が全然空かない。経済的といえば、それまでだが、としちんが一二三で焼きそばを食べて、大満足そうだったので、これほど悔しい事はない。

 12/13

 以前、朝の散歩の時に買った赤飯が食べたくなり、白石さんちへ行く。
 「お赤飯とおはぎをください!」と言ったら、頂いちゃった。ありがとうございます。
 白石さんの奥さんって、今もおきれいだから、若いときはさぞかし美人だったんじゃないかと想像する。

 和泉先生と念願の会談。
 とても穏やかな御人柄で、別府の貴重な生き字引の御一人。
 思いがけず「切り絵」を頂き、感激!大事に致します。

 海門寺公園で小学6年生の女の子2人と話をする。
 和泉先生から頂いた切り絵を早速、見せる。
 1人は高崎山の「ぽこっ」とした形がとても好きなんだそうだ。2人とも興味津々で切り絵を見ている。そして、「別府の素敵な場所を、前に学校の先生だった人が切り絵で作っているんだよ。色々見たい?」と聞いたら、2人とも見てみたいとの事。これは、御世辞ではないと思う。郷土教育の一環として、小学校や中学校で、実演と展覧会をぜひ開催してしてほしい。
 それから、別府のどんなところが好きか聞いてみたら、答えは別府というより大分県としてなのだが、「椎茸」だと言っていた。おばあちゃんに御土産は何がいいかと尋ねたら、椎茸を買ってきてくれと言われ、御店に行ったら、同じ分量で、600円のと1000円のがあったそうだ。600円のは中国産で、1000円のは大分産。それを見て、誇りを感じたそうだ。それだけ価値があるって事を、小学生でも理解出来るのだ。実際、給食でも椎茸はよく出るようで、美味しいので好きだとの事。あと、温泉が沢山あるところがいいと言っていた。子供達が自分たちの地域を誇りに思うことは大事な事だ。
 それから、公園内の遊具について、尋ねてみた。「使い方がわからない」のだ。それは、松原公園も一緒だ。「説明書き」がほしいと、子供たちも言っていた。ただ、作ればいいというものではないだろう。観光の街、別府の役所がやっている仕事とは到底思えず、とても残念に思う。

 ところで、麺専門店の六盛。近くにあったら、いいよねえ〜と思うようなお店の1つ。

 野上本館に新しく出来た、刻の湯「光壽泉」は、50分で1500円の貸し切り風呂。周囲には、100円前後で入浴できる市営温泉がいくつかあるのだから、これは「観光客」目当てという値段設定なのだろう。
 デザイン自体は、確かに素晴らしいが、ここも残念ながら、男性からの視点なのだ。ここまで綺麗に作ったのだから、ちょっとした気配りやトータルプランニングをしてほしかった。

 博多にある「田可尾」という寿司屋。御主人は、私と同じ年なのに、本当に良く勉強していると関心させられてしまった。握る寿司は、どれも素晴らしく、全く隙を感じさせないからか、油井さんやはっちゃんの寿司と比べると、「円み」というか「遊びの部分」が感じられない、ちょっと窮屈な御寿司。しかし、10年、20年先がとても楽しみな職人さんである。

 12/14

 宝当神社をテレビで見た時は、こんなところまで行くのは、なんて物好きなのだろうと思ったが、私もその1人になってしまった。この神社がなければ、ただの辺鄙な過疎の島。この時代は「アイデア」だとつくづく感じた。
 唐津の街は、想像していたより、見どころがあり、楽しく過ごせた。
 途中、唐津くんちのビデオを見たが、本物も一度は見てみたいと思う。

 別府MLメンバーの高山さんに、初めてお会いした。とてもいい人だった。博多の事やら、食べ物の話やら、またゆっくり伺ってみたいと思う。

 皆様、今回も本当にありがとうございました。