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2011年別府の旅

11/1112・13・14

いよいよ今回の旅のメインイベント、幣立神宮参拝ツアー。天気も最高!
竹田を経由して高千穂を目指し、天岩戸神社、高千穂神社、幣立神宮を巡る。
西鉄インの1Fでしっかり朝ゴハンを食べていると、8時ちょっとすぎに菅さんご夫妻が到着。

別府から天岩戸神社までのルート:
http://yahoo.jp/P4ujSd

阿蘇ツリーハウス。
偶然ここを通りかかったときに菅さんの奥様が「きゃーっ! なにあれ!? 降りる降りる! ぜったい降りる!」と大騒ぎをして、急きょ車を止めて見物に。

管理人がいるわけでもなく、我々4人以外は誰もいなくて、異次元の世界に迷い込んだ感じ。
メインの巨木がそこいらの神社の御神木よりもはるかに立派な上に、ツリーハウスの規模、デザイン、造作がとにかく本格的で、じゅうぶん入場料が取れるレベルだ。
菅さんの奥様はしきりに「泊まりたい」と繰り返していたが、さすがに泊まるのはどうかと・・・。

あとで調べたところ、この木は「上玉木の大杉」という御神木で、台風で幹が傷んで切り倒される予定だったものを、オーガニックの「くわ青汁」を製造している丸山農園の社長が場所ごと買い取り、木を補強するためにツリーハウスを建設したとのこと。着工は3〜4年前だったようで、それからどんどん規模が増殖しているらしい。

大きな写真はこちら

大分から熊本を通り、宮崎は天岩戸神社に到着。

関東と比べると九州のお宮さんの方が、神職の方がカメラのシャッターを押してくれたりして、サービス業としての意識がとても高いような気がする。
関東ではサービスという概念自体、「聖」ではなく「俗」だと見なされているのかもしれない。

お昼は菅さんオススメの、行列のできる蕎麦屋「そば処天庵」。
おいらはそば、小鉢、天ぷら、いなり寿司、デザートの千穂コース(1,200円)。ルミチンは地鶏そば。単品でそばしゅうまいも注文。

純高千穂産のそば粉を使用しているらしく、どれもおいしい!

ニニギノミコト、コノハナサクヤヒメ以下3代6柱の神々をお祀りする高千穂神社。

狛犬は国指定重要文化財に指定されている。

あの江原さんもオススメの鎮石(しずめいし)。
ビンビンにパワーを発しているらしく、参拝者がかわるがわる手をかざしては「キター!」とか怒鳴っている。
おいらもやってみたが、何も感じなかった(-_-;)。感度が低いな〜。

今年は百年に一度と言われる大災害の年だったが、百年に一度ということは、人類が誕生する数十億年も前から数えれば、すでに数千万回も繰り返されている計算になる。
被災者の方々には心からお見舞いを申し上げたいが、自然は神が定めた初期設定通りに動いているだけなのだ・・・。

高千穂から再び熊本県内へと車を走らせ、最終目的地の幣立神宮へ。
ロケーションは平凡な田舎町っぽい。
もっと山奥の、秘密めいた場所を想像していたのだが・・・。

菅さんは駐車場に車を止めず、鳥居の右側の道をどんどん登っていった。
通常は百段近い石段を上がっていくのだが、実は途中まで車で上がれるのである。
そして着いた場所は・・・

なんと、高天原!

強引な舞台設定に圧倒されながら、神宮へ。

杉の木の形が尋常ではない。
目に見えないパワーの存在を感じさせる。

階段を途中から上がる。ちょっとずるい気もするが。

話のスケールがデカい。

紫の着物を着ているのは女性、つまり巫女さんである。
七五三も重なっていたが、そうじゃなさそうな参拝客も多い。
ぼちぼち観光スポット化され始めているようだ。

境内には伊勢の内宮と外宮もある。

「天神のシンボル」と呼ばれる不思議な木。

本殿の左側から奥に進んで山の向こう側に降りていき、分かれ道を右に下っていくと田んぼが開け、太古より八大龍王の源泉とされる神水の湧き出る東御手洗(ひがしみたらい)に辿り着く。

右と左で水源が異なるのだろうか。「味が違う!」とか言ってる人もいたが、おいらの味覚をもってしても区別はできなかった。
一種の甘味のようなものを感じる、おいしい水ではあった。

北辰妙見とは、全ての星の運行の中心に位置する北極星を宇宙根源の神とし、龍(辰)をその化身とする信仰が仏教に採り入れられたもののようだ。
宇佐神宮も、古くは北辰信仰の神社だったという。

ペットボトルに御神水を汲みまくる菅さんとルミチン。

神社は、政治や社会とともに変化する。
宇佐神宮は、北辰信仰の神社に宇佐氏の氏神である比売大神が合祀され、さらに大和朝廷によって応神天皇と神功皇后が合祀されたものだ。
宇佐氏は九州最大の豪族で、中央とも強く結び付いていたのである。

幣立神宮も、成り立ちは宇佐神宮のルーツと似たようなものだったと思われるが、おそらく政治との関わりが希薄だったため、まるでシーラカンスのように、オリジナルの特質を色濃く残しているのではないか。
もっとも、今ではその背後に何らかのマイナー宗教団体の気配がなきにしもあらずだが、運営の仕方はどうあれ、ここがたしかにパワースポットであることはあたりの景色が物語っている。

帰りは菅さんの車に下で待っててもらい、石段をちゃんと下まで降りてみた。
途中で「気」が変わる場所があるというのだが、木陰の部分はヒンヤリして、日が差している部分はあたたかいという違い以上のものは感じなかった(-_-;)。
やっぱりおいらはダメ?

再び西鉄インに送り届けてもらったが、時刻はまだ4時すぎ。
こんなに早く阿蘇と高千穂に行って戻って来たとは、まるで夢を見ているようだ。
こんどは近くに宿をとって、またじっくりと参拝してみたいというような気にさせる神社ではあった。
菅さん、どうもお世話になりました!

幣立神宮ツアーの大きい写真はこちら

TAKEYAで阿部ご夫妻と再会。

みんなでオフ会でもらった「ゆふいん創作菓子 蜜衛門」をいただく。
大分県産芋「べにはるか」を100%使用した、焼き芋のようなお菓子。
すごく甘い! おいしい!

夜は、からあげが食べたいというルミチンと久々に「一二三」へ。

ビールのお通しがこれ。
味噌汁もサービスしてくれるし、ライスだけ注文すれば立派な定食になってしまうと思うのだが・・・。

ギョーザとからあげ、どちらも本格中華のテイスト!
言い換えれば少し「ひねり」があって、お子様には理解できない味かも?
だいたい別府に来るときは日本シリーズと重なっていることが多く、この夜もテレビで第2戦をやっていた。

店の外に出るとネコが5匹ぐらいいて、その中に1匹、とてもかわいい仔猫がいた。
勝手に「ヒフミ」と命名。

おととし、ルミチンが別府での最終日に入ったものの、あまりにも熱くて「ク」の字になって足と手だけしか入れなかったという海門寺温泉。
去年建て替えられ、ちゃんと「ぬる湯」も新設されたが、今回は「あつ湯」の方も入れないほど熱くはなかったらしい。