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別府ひとり旅2008

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11月18日(火)

最終日の朝。お天気がパッとしないし、寒い・・・。
大好きな鉱泥温泉に行く陽気じゃなかったので、ホテルをチェックアウトして大きな荷物だけ預かってもらい、上人ケ浜にある別府市美術館に行ってみた。
朝9時から開いてて、入館料はわずか100円。
1984年に改修されたが、もとは戦前に建てられたホテルらしい。

洋画や日本画などは特に有名な作品があるわけではなく、昔の日用品や農機具を展示してあるコーナーがおもしろかった。枝雀の落語に出てくる十能(じゅうのう)、箱枕、手文庫などの実物を見るのはすごく楽しい。古典落語ファンにはおすすめ!

美術館のすぐとなりは海浜砂湯。
そりゃ、砂に埋まってしまえば温かい(むしろ熱い)だろうとは思うが、さすがにきょうは気が進まない(-_-;)。

別府、鉄輪、亀川のどこから行くにしても中途半端な「新別府」という場所に、まるで映画のセットみたいなレトロな建物の温泉があるらしい。
その名は「市の原温泉」。
あとスタンプ1個で終わる温泉道のフィニッシュにふさわしいマニアックな温泉かも?
終わらせるだけ終わらせておいて、来年来たときに申請してもいいし!

茶房たかさきでもらった「市営温泉めぐり」という地図(去年おいらも別府駅でゲットしたのだが、どこかにまぎれこんでしまい、持ってこれなかった)には、市営温泉のみならず、主な温泉がほとんど網羅されている。市の原温泉も載っていて、周辺の道路もかなり詳しい。
「実相寺」(だったかな?)のバス停で降りて、普通の住宅街を歩いて行く。
お〜、わりと簡単に見つかった!

かっこいい!
「おたふくわた」の看板が最高!
「おたふくわた」以外のどんな看板も似合わないだろうな、ここは!

向かいのコンビニで入浴料200円を支払う。
そのコンビニの名前が「ストア」。そのままや!
おじさんに200円支払い、「実はここが最後なのデス」と言ってスパポートを見せると、おじさんもさすがに感心していたが、期待したほどのリアクションでもなかった(^^;)。

すばらしい! これぞ別府の共同湯!
地元とおぼしきおじさんに「きょうは寒いねえ〜」と声をかけられたので、「実は埼玉から来たんです」と答えると、おじさんがひとこと。
「何しに?」

これ、別府の共同湯の男湯ではきわめてポピュラーな反応である。
別府在住のおじさん達は、はるばる埼玉から来て別府の共同湯に入ってる人間が、まさか「そのために」来たとは夢にも思っていないのだ。
観光客は泊まった旅館の露天風呂や、スギノイパレスの「棚湯」に入るもので、朝見温泉や市の原温泉に入るものではないと思われているのだろう。そういう意味で、やはり温泉道という企画は画期的だったのだ。
しかし、もう少し地元民に「全国的に有名な観光地に住んでいる」という自覚がほしいかも・・・。

バスで、また「レストランリボン」へ(笑)。

オムレツとハンバーグとエビフライの盛合せ、通称「リボンランチ」をいただく。
この店、料理もうまいが、とにかく居心地がいい。
メニューを見ながら、何を注文しようか10分ぐらい悩んでいる2人組のバーサンがいたりするとうれしくなる。

またバスに乗って北浜へ。
市内で15回はバスに乗ったはずだから、たぶん元は取れただろう。
しかしこのオーパス、あくまでも試験的な発売で、年内で終わってしまうらしい。
来年、ぜひ正式に売り出してほしい。
降りるときに運転手に見せるだけでいいので、バスカード以上にラクだ。

竹瓦のTAKEYAにお別れの挨拶に行く。

東京では見たことがない「外戸(ガイド)本」という雑誌に、TAKEYAの「たみこの夢弁当」が日豊本線の駅弁の第1位に選ばれた記事が載っていた。

空港行き高速バスの時間まで「ゆめタウン」を見物。


地元の反対を押し切ってオープンしてから1年ぐらいだが、どう考えても大赤字だろうな〜、ここ。

人が帰る頃になって、まるでいやがらせのように最高の青空が広がってきた。

ウワーン、やっぱり海浜砂湯に入りたいよ〜(>_<。)。

 * * * * *

午後6時、羽田空港。
あ〜あ、帰って来てしまった。
今回はおみやげなど荷物が多いので、大宮行きのリムジンバスに乗る。


去年まではカウンターで切符を買っていたが、ようやく自動券売機がお目見え。

1年に1度しか行かないせいもあるんだが、それにしても別府はネタが尽きないから不思議だ!
また来年もヨロシク!