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別府ひとり旅2007

11/161718・19

11月19日、いよいよ最終日。
帰りの飛行機は大分空港18:30なので、大きな荷物はホテルアーサーに預けておき、あと2回ぐらい別府に来れば名人になれるよう、きょうはがんばって温泉道のスタンプを集めることにする。
共同湯は朝6時ぐらいから開いてるところも多いが、さすがにそんなに早くは起きられず、8時半頃スタート。
まずは上田の湯九日天温泉へ。
(「かみ・たのゆ・くにってんおんせん」と読む。)

オフ会にも出てくれたAPU畠田教授の家はここから5分ぐらいだそうだ。
教授曰く、土地の人でも水でうめるほど熱いというのだが、ちょうど誰かが出たあとだったのか、おいらのときはいい湯加減だった。
「茶房たかさきの湯」のように、湯上がりの爽快感がすばらしい。

こちらは錦栄温泉。
見ただけですぐに温泉道巡りの客とわかるのだろうか、オバチャンが黙ってスタンプとスタンプ台を出してくれる。
ここも上田の湯に似た泉質で、すごく気持ちいい。

さらに、浜脇に点在するいくつかの共同湯を一気に攻略しに行く。

八幡温泉(左)と山田温泉。
別府駅の観光案内所にある「市営温泉めぐり」というA4三つ折りのパンフレットは、ちょっと地図が小さいのだが、市営温泉のみならず温泉道に加入している温泉がほとんど網羅されている。
はっきり言って「温泉本」に付いているマップよりも使える。
それでも山田温泉の場所はわかりにくくてちょっと苦労した。
山田だから、スタンプに○○○○の顔が描かれている( ̄∀ ̄)。
みなさんもぜひ「市営温泉めぐり」で山田温泉をさがし、スタンプをゲットしてほしい!

浜脇の朝見神社周辺というのは完全に住宅街なのだが、小さくて古い家がいっぱいあり、ちょっと歩ける範囲にいくつも共同湯があって、なんだかおいらが生まれ育った昭和30年代の東京の下町のような雰囲気である(もちろん東京は温泉ではなく「銭湯」だけれども)。
なんとも懐かしいなあ〜。

ブラブラと別府駅まで戻り、駅のイタトマのモーニングを食べて、今度はバスで亀川温泉へ(笑)。

「亀陽泉」というバス停があるとは知らなかった。あわてて降りる。

亀川と言えば、岸ママたちがその保存に執念を燃やした浜田温泉が有名だが、木造だった頃の亀陽泉こそ、かつては亀川温泉の象徴的な存在だったとか。
そのプールのような広さから「千人風呂」と呼ばれていたという。
今では当時の3分の1ぐらいになっているらしいが、それでも別府の共同湯の中では最大級だろう。
4〜5人のじいさんたちで賑わっていた。
全くクセのない、いいお湯である。

さっきバスでやって来たこの道路こそ歩行者専用の石畳にして、観光客が浴衣姿で亀陽泉、筋湯、四の湯を巡るコースにすれば最高なのに、車と、スーパーへ買い物に行くオバチャンの自転車が走る、どこにでもある田舎の旧道にしてしまっているのが残念でならない。
亀川こそ、熊八さんがもう一度舞い降りてこないとどうしようもないな〜。


亀川すじ湯

バスで亀川から北浜までトンボ帰りして、オフ会の会場だったマルフクと同じビルの2階にあるステーキハウス「そむり」へ。
別府八湯MLでここのランチがおすすめだと堤さんが教えてくれたのである。

店内に、グルメ雑誌だかタウン情報誌だか知らないが、何人か取材に来ていた。
一般の客はおいらひとり。
本日のランチはハンバーグとエビフライ(1,000円)だったが、せっかくなので1,800円のステーキランチを食べてみる。

いや〜、これは柔らかくて、お肉に甘味があって、うまい・・・。
野菜サラダ、ポタージュ、ライス、最後にエスプレッソも付いてこのお値段!
ちなみにディナーだと5,500〜7,000円ぐらい。
また別府に来る楽しみが増えてしまったよ、まいったな〜。

写真は、ほっとストリートやよいに7月にオープンしたばかりの「やよいの湯」。
入浴料200円、24時間営業であるらしい。外には無料の足湯もあり。
ここって昔、お好み焼きの「おかじま」があった辺りか?
もったいない話だが、他にも入りたい温泉が2〜3あるので、ここはパス。
なにしろ別府、温泉多すぎ!

松原公園の近くの「六盛」で、デザート替わりに冷麺を食べる(笑)。
ホントは満腹だったけど、お昼の営業が2時半までだし、食べ損なうと2年間食べないことになってしまうからな〜。(下の写真は2006年撮影)

 


左は住吉温泉。午後の営業は3時からなので、またあとで来よう。
右は湯トピア浜脇、入浴料500円。
初めて入ったときはまだ温泉道のスタンプがなく、今回は10年ぶり2度目の入浴。
おいらが体験していない昔の浜脇温泉を知るファンの間では評判の悪いこの施設だが、それでも10年たつとそれなりに味が出てくるものだ。つくづく温泉は生き物だなあと思う。

この時間に再び浜脇を訪れたのは、実はこのお菓子屋さんでルミチンにたのまれたおみやげを買うためだった。


朝見川から別府湾方向を臨む

さっきの住吉温泉に3時ジャストに行ってみたら、すでにじいさんが5人ぐらい入っていた(^^;)。
もう、ほんっとに地元の共同湯という感じ。

そして今年の別府温泉巡り、最後に入ったのは松原温泉。

誰も入ってなければ中の写真も撮りたかったのだが、小さな浴槽が2つに仕切られている。
片方にはお湯がじゃんじゃん注ぎ込まれていて、50度ぐらいの熱湯。
そのお湯が仕切りを乗り越えてもう片方にも注ぎ込むが、こちらは44度ぐらいだろうか。
普通ならそれでも熱くて入れないが、天然温泉はお湯が柔らかいので、このぐらいの方が気持ちいい。
しかし、50度の方に顔色一つ変えずに入っていた80歳ぐらいのじいさんはすごかったなあ。

今回の旅で集めたスタンプは18個。トータル65個なり。
名人まで、あと23個なら楽勝と言いたいところだが、実は今回は数をかせぐために入りやすいところばかり選んだのである。あとはホテルや旅館の中の、立寄り客には1日に2時間ぐらいしか開放してなくて、なおかつ500円以上取られる温泉とか、歩きではアクセス不可能な辺鄙な温泉ばかり残しているのだ・・・。
でも65個ならすでに8段なので、別府市観光協会に申請すれば2万円分の温泉入場無料・半額券がもらえるはず。
ただし、名人の阿部さんによると、有効期間が1年であるらしい。
来年の春にもらって、春と秋の2回来れればベストなのだが、競馬で50万ぐらい儲からんかな〜。
(それなら無料券がなくてもいいけどな(^^;))

空港行きのバスの時間まで、「喫茶なつめ」でモカパフェを食べてまったりとすごす。

大分空港から羽田まで飛んで、いつもなら大宮行きのバスに乗るのだが、せっかくスイカがあるので、天王洲アイルまでモノレール、そこから「りんかい線」に乗り換えて大宮へ。遠回りだけど、所要時間はあまり変わらない。
家に帰ると、さっそくルミチンがたなか菓子舗のチーズサンドとDELUXEチョコレート饅頭と塩月堂のゆずまんをほおばり、別府を堪能していた。


たなか菓子舗のDELUXEチョコレート饅頭とチーズサンド

往きに羽田空港で買ったテキトーなお菓子を入舟荘に持って行ったら、美鈴さんにお返しでいただいたのがこのお酒、「入舟荘」という名の麦焼酎。かっこいい!

別府ひとり旅2007 おわり