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メンテナンス・バックアップ

ディスクユーティリティ / DiskMaker X / Onyx

TimeMachine / FreeFileSync

Windows に比べたら Mac は手のかからない「いい子」なのだけれども、最低限、ディスクユーティリティを使った HDD の検証・修復や、TimeMachine によるバックアップはやっておこう。


■HDD検証・修復

ディスクユーティリティ

SSD/HDD の修復消去とフォーマットパーティション作成起動ディスクの復元などができるユーティリティ。El Capitan で大幅に刷新された。

◆SSD/HDD の修復

起動ディスクにしている外付けSSD を選択したところ。
ひとつ下の「コンテナdisk3」というのを選択してみよう。

コンテナというのは APFS から導入された概念で、イメージとしてはパーティションに近い。
しかしあらかじめサイズを決める必要がない点が従来のパーティションとは異なる。

よく見ると、コンテナdisk3 の中にはボリュームが4つあり、その内3つはマウントされていない。
Mojave 以外になんらかのボリュームが3個あり、計9.31GB占めていることだけはわかったが、あとはよくわからない(-_-;)。

「Mojave」を選択。
左上の「First Aid」をクリックしてみよう。

実行をクリック。

続けるをクリック。

実は、ここでかなり時間がかかる。おまけにマシンがフリーズ状態になり、何もできない。外付けSSDケースのランプが点滅しているので、何かやっているらしいことだけはわかるのだが。

根気強く待っていると、なんとか完了した。

Yosemite 以前は「アクセス権の検証」「アクセス権の修復」「ディスクの検証」「ディスクの修復」の4パターンから選ぶシステムで、起動ディスクからは「ディスクの修復」が選べなかった。自分で自分を修復することはできなかったのである。
4パターンが統合され、起動ディスク自身の修復もできるようになったようだ。
 

◆消去とフォーマット

ドライブを初期化したいときはドライブを選択して「消去」をクリック。
新しいHDDを買ったときもたいていは Windows用にフォーマットされているので、Macで使うときはこの作業が必要である。

例として、外付けのシステムから起動し、内蔵HDD を初期化したいとき。
起動ディスクとして使いたい場合はフォーマットと方式を上のように設定。
データ用、TimeMachine 用もこの設定で問題はない。
High Sierra、Mojave でも、フォーマットは HFS+(Mac OS 拡張)でかまわない。インストール中に APFS に自動変換されるからである。
(ただし High Sierra では、HDD やフュージョンドライブの場合は変換されない。)

データ用で、Windows 機と共用する場合のみ「MS-DOS(FAT)」にする必要がある。
  

◆パーティションの作成

1台のHDDを複数のHDDとして機能させたいときは「パーティション」をクリック。

すでに3パーティションにしてある。
パーティションを追加したいときは「+」をクリック。
各パーティションのサイズは自由に変更できる。
 

◆起動ディスクの復元

これぞ Mac の醍醐味。まずは復元先のボリュームを選択。

復元ボタンをクリック。

復元元を選ぶ。ここでは、Sierra の起動ディスクになっている内蔵HDDに、外付けSDDの Mojave のシステムを復元する例を示しているが、あくまでも例であり、実際にはやらない(笑)。


 

■インストール USB メモリ作成

DiskMaker X 8.0.3(フリー)

OS X は 10.7 Lion 以降、App Store からのダウンロード販売になり、インストール DVD が存在しないため、再インストールしたいときも30分ぐらいかけてダウンロードしなければならなくなった。
DiskMaker X は、従来のインストール DVD に替わり、インストール USB メモリを作るためのユーティリティである。
バージョン 8 は Mojave 専用。古いバージョンも公式サイトから入手できる。
USB メモリのみならず、外付けHDDの8GB以上のパーティション上に作ることも可能だ。

詳しい使い方は下の記事参照。
mac OS Sierra 10.12.1 を新規インストール

■システムユーティリティ

Onyx 3.5.6(フリー)

Mac と言えども、キャッシュという名のゴミが増えすぎるとだんだん動きが悪くなり、思わぬトラブルの原因にもなる。
Onyx は Mac の中をきれいに掃除してくれる定番アプリだ。
バージョン 3.5.x は Mojave に対応。

メンテナンス画面。デフォルトの設定で問題ない。
クリーニングの設定を開いてみよう。

ここもデフォルトのままで。
OK をクリックしてメンテナンスの画面に戻り、「実行」をクリックすればオッケー。
 


 

■バックアップ

TimeMachine

Mac OS X 最大の発明のひとつは、10.5以降標準装備の TimeMachine であろう。
起動ディスクよりも容量の大きな外付けHDDを接続し、TimeMachine として設定すれば、最初にシステムを含む全データを、その後は1時間毎に差分をバックアップしてくれる。
これによって、上書きされたデータや、うっかり捨ててゴミ箱を空にしてしまったデータも過去にさかのぼって取り出すことができたり、アップグレードしたらかえって不具合が生じるようになったアプリを古いバージョンに戻せたり、復旧ディスクから起動すればシステムを含む全データを過去の好きな日の状態に戻すことも可能だ。したがって OS X をダウングレードしたいとき、逆に OS X の新バージョンをクリーンインストールしたいとき、あるいは Mac を新しく買い替えたときや、起動ディスクがクラッシュして新しい HDD と交換したときにも絶大な威力を発揮する。

TimeMachine のデータはひとつのフォルダに収められるので、TimeMachine 用の外付けHDD にそれ以外のデータも普通にいれてかまわない。ただ、TimeMachine は HDD の容量がいっぱいになるまでバックアップを取り続けるため、TimeMachine 専用にパーティションを切った方が無難ではある。
なお、TimeMachineは「保存」が目的ではなく、あくまでも緊急時のバックアップツールなので、容量がいっぱいになったらアッサリと初期化して、また最初から始めればよい。

昔はこのように背景に映画的な演出がなされていたが・・・

Sierra ではスッキリしている。

 
◆外付けHDDの初期化

こちらを参照。
 

◆外付けHDDの所有権がなくなった場合

別のマシンで使っていた外付けHDDを転用する際、所有権がなくて使えないケースがある。
その場合の対処の仕方。

デスクトップ上の外付けHDDのアイコンを右クリック>情報を見る>右下のカギマークをクリック。

パスワードを入力。これでオッケー。
 

◆TimeMachin のアイコンにならない場合

システム環境設定で TimeMachine に設定しても、アイコンが変化しない場合がある。

普通の外付けHDDのアイコン(左)と TimeMachine のアイコン

設定さえ正しければオレンジのアイコンのままでも問題なく機能するが、気になる人は、ライブラリ内にある TimeMachine 用アイコンを直接貼り付けてしまおう。

Finderのメニュー>移動>フォルダの移動で、
/System/Library/CoreServices/CoreTypes.bundle/Contents/Resources
と入力し、ライブラリ内の TimeMachine アイコンに直接アクセス。

TimeMachine アイコンの「情報を見る」のプレビューから、起動ディスクの「情報を見る」のアイコンへ画像をドラッグ&ドロップ。



 

FreeFileSync 10.7(無料)

バックアップアプリの決定版。これが無料とは!
TimeMachine は起動ディスクをまるごとバックアップしてくれるアプリだが、音楽、画像、動画など容量のかさばるデータは外付けHDDに保存しているので、外付けHDDをさらに別の外付けHDDにまるごとバックアップしてくれる無料アプリはないかと探し、見つけたのがこれ。
(もちろんフォルダ単位でもバックアップ可能。しかも無料なのにフォルダ数に制限がない!)

サイトにアクセスし、「Download」ボタンをクリック。

開いたページの「Download FreeFileSync 10.5 macOS」をクリックし、普通にインストール。
(11月14日現在、バージョン 10.6 がリリースされている。)

さて、現在のおいらのストレージ構成は以下のようになっている。

一番上は起動ディスク(Mojave)にしている外付けSSD、一番下は Sierra で起動できる内蔵HDD。
外付け2TBの LaCie にほとんどのデータが入っている。
そして3TBの外付けを3パーティションに分け、それぞれ BACKUP(LaCie のまるごとバックアップ)、Sierra のインストールディスク、TimeMachine にしている。

FreeFileSync は、LaCie と BACKUP を同期させるために使っているわけである。

アプリを起動し、左側にコピー元の LaCie、右側にコピー先の BACKUP を設定(写真下)。
右上のグリーンの設定ボタンをクリックし、同期の方法を選ぶ。

両方向、ミラー、更新、カスタムとあるが、通常のバックアップなら「ミラー」で。
「ファイルの削除:」は、ミラーリング作業によって削除されることになるファイルをどうするかという設定。通常はゴミ箱でかまわないが、外付けHDD内のゴミは削除しても Finder を再起動しないとゴミ箱がちゃんと空にならなかったりして面倒なので、おいらは「書類」フォルダの中に「FFSバージョン管理」というフォルダを作ってみた。

「比較」をクリック。追加したファイル、書き換えたファイル、名前が変わったファイル、削除したファイルなど、バックアップと違っているものは全てリストアップされる。

「同期処理 ミラー」を実行。

「開始」をクリック。

完了。これで2つのボリュームの内容が完全に同じになった。

「最後のセッション」を選択し、上に5個並んでいる一番右のボタンをクリック。

ここで保存したファイルは、特に名前を付けなければ「BatchRun.ffs_batch」となる。
次回からはこの「バッチラン」をダブルクリックすれば同じ作業をワンタッチでやってくれるのだ!

ここまで来たら、毎日同じ時刻に「バッチラン」を実行するという、完全自動化を目指したい。
これを実現するアプリは意外にも身近なところにあった。カレンダー.app である。

すでに設定済みの画面。毎日バックアップの予定が入っている!

新規イベントの作り方。
カレンダー上で右クリックし、「新規イベント」を選択。

開始時刻は「開始:」のところの数字をクリックして自由に設定できる。
イベント内容を設定するには、「通知:なし」→「カスタム」に。

「カスタム>サウンド付きメッセージ」→「ファイルを開く」に。

「ファイルを開く>その他」に。

すでに作ってある「BatchRun.ffs_batch」を選択。

設定完了。名前を「新規イベント」→「バックアップ」に。

「バックアップ>情報」を開き、「通知を無視」のチェックは外しておく。

イベントの開始時刻になると下のような通知が出て、バックアップ作業が始まる。

ディスプレイのスリープ中でも実行されるように、「システム環境設定>通知」で「ディスプレイがスリープ中はオンにする」のチェックを外しておくこと。(これが意外と盲点である。)