2002/6/17 外付けHDDが壊れた?

最初に言っておきますが、今回はたいした内容じゃありません。小ネタです(-_-;)。

USBを普及させた最大の功労者はiMacだそうだが、おいらのG3はiMacより古い。ゆえにUSBポートがない。
カラリオを使いたかったおいらはやむなくPCI-USBカードを増設した。
そして、せっかくUSBポートができたので、USBの外付けHDD(ロジテックLHD-E30SU)を購入し、「とし博」の古いデータなどを保管している。
その気になればファイヤーワイヤーカードも増設できるG3MTの拡張性は偉大だ。

おいらが初めてのMac(パフォーマ)を買った当時、ハイエンドのPM9000シリーズはラクに50万円以上する高嶺の花だった。そのシリーズ最後のマシンは、97年5月に発売されたPM9600/233/300/350である。
ところが、そのわずか半年後にG3シリーズが登場した。PM9600を買わされた人は哀れとしか言いようがない。
そしてさらに半年後、46万円ぐらいからスタートしたG3MTがようやく30万円になり、ちょいと無理をしておいらが購入に踏み切ったのは、それが憧れのPM9600と全く同じ筐体だったからでもある。

本当はこの筐体、もともとG3のために用意されていたのではなかろうか。
そもそもハイエンド機種を発売と同時に買う人というのは、趣味のためには金に糸目をつけないマニアがほとんどなので、うがった見方をすれば、アップルはG3を市場に投入する前に、すでに開発済みのG3用の筐体を使って、マニア相手の小遣い稼ぎのためにPM9600を出したとも考えられるのである。(ちなみに、同時にPM8600も同じ筐体で発売された。)

もっとも、このベージュ色のミニタワーも、青白G3から始まった現在のPMG4のメタリックなデザインと比べたらまるで前世紀の遺物だ(笑)。しかし「パソコンらしい」デザインのMacとしては最後のものであり、おいらは深い愛着を抱いている。
これでOSXがサクサク動けば言うことはないのだが、以前はCPUをG4/400にアップグレードしていたものの、イマイチ安定性に欠けるので、最近はもとの省エネCPU(G3/266)に戻している。そのため、OSXはおろか、GoLiveやFlashMXのような最近のヘビーなソフトを動かすにはいささかパワー不足なのが悩みの種である。eMacみたいに激安で激速のパソコンがちょっぴりうらめしい今日この頃だが、すでに19インチモニタを使っている以上、やはりおいらが次に買うとしたら「PMG5」だろうか?(笑)


G3MT266とLHD-E30SU

先日、PostPet館を復活させるに当たり、LHD-E30SUから昔の「とし博」のデータを取り出した。
やってるときは気付かなかったが、どうもそのときに事故は起こっていたのかもしれない。

USBのお手軽さゆえ、Mac本体よりあとから電源を入れてもデスクトップにマウントされるはずのLHD-E30SUだが、きのう電源を入れたらFinderが固まってしまった。
電源を切ると、こんどは「メニューから『片付ける』を選ばなければダメだ」と怒られてしまう。
ディスクのアイコンも表示されず、なおかつ固まってるのに、いったい何を、どうやって「片付け」ろというのか?
先にLHD-E30SUの電源を入れてからMacを起動させてみてもダメ。
LHD-E30SUのドライバを再インストールしてもダメ。
お約束のPRAMクリアやデスクトップ再構築を施してもダメ。

こうなるとLHD-E30SUの故障としか考えられない。
しかし、電源を入れるとFinderが固まってしまうのでは、ドライブ修復ソフトを使うこともできない。
最後の手段は、LHD-E30SUを分解して中のHDを取り出し、Macに直接つなぐことである。
幸い、おいらのG3はHDを2台内蔵している。
起動ディスクは、UltraATAインターフェースカードにつないである20GB。
そして、本来の内蔵HD(6GB)がささっていた場所には80GBを入れてある。
この80GBのHDを取り外し、LHD-E30SUから取り出した30GBのHDをさしてやればいい。


上:Macから取り外した80GBのHD 下:分解中のLHD-E30SU


LHD-E30SUから取り出した30GBのHDをG3に接続。

取り付けを終え、本体を再起動。しかし、やはり30GBのHDはマウントされない。
Mac付属の「ドライブ設定」で調べてみると、どうやら接続されていることは間違いないのだが、「マウントできません」と言われてしまう。

おいらは、ふと、G3にB'sCrew Liteをインストールしてあったことを思い出した。
これはUltraATAインターフェースカードのオマケに付いていたものだが、使ったことがなく、やはり動作が不安定になるため「使用しないコントロールパネル」にしていたので、その存在を忘れていたのである。
機能拡張マネージャでB'sCrew Lite関連ファイルを全てONにして、再起動。
コンパネからB'sCrew Liteを起動し、接続されているデバイスの一覧を表示させ、30GBのHDとおぼしきドライブを選択。「マウント」ボタンをクリックすると、おいらが「外付けHDD」と名付けていたアイコンがあっさりとデスクトップに現れた。開けてみると、中のファイルは全て無事である!

とりあえずここから、昔の「とし博」データを起動ディスクの空スペースにコピーすることにした。
ところが、コピーの途中で爆弾マーク(システムエラー)が!
何度か再起動を繰り返すハメになったが、その途中で、30GBのHDの損傷を修復するのが先決であることに気付いた(-_-;)。
Disk First Aidで検証すると、案の定「マウントチェック」と「ボリューム・ビットマップ」が壊れていた。
これがLHD-E30SUがマウントされなかった原因ならば、Disk First Aidでこれを修復できれば全ての問題は解決し、長時間かけて「とし博」データをコピーする必要もなくなる。


Disk First Aidで修復中の画面

Disk First Aidで「外付けHDD」を修復し、本体を終了させ、30GBのHDを取り外してLHD-E30SUのケースに戻し、G3には80GBを入れ直して、再起動。
とりあえず組み立て途中のLHD-E30SUの電源を入れると、無事にデスクトップに「外付けHDD」と名付けられたアイコンが・・・。やれやれ、疲れた〜。

USBの外付けHDDというのはどうせ起動ディスクとしては使えないので、ただのデータ格納庫だと思ってメンてナンスを怠りがちだが、壊れるときは壊れるものである。
それにしても、もし本体がiMacだったら、USBの外付けHDDが壊れたとき、いったいどうやって修復するのだろう? 本体の内蔵HDと付け替えて、CDで起動するのかと考えたらゾッとする・・・。