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iPod photo
OSX10.2「ジャガー」
USB2.0・ファイヤーワイヤーコンボカード
iPod購入!

 05/05/01 


iPod photo

4月27日、新宿ヨドバシカメラでiPod photoを購入。
昨年11月にiPod photo 40GBが発売されたときは57,540円だったが、HDが30GBに縮小され、ドックも別売りになって、ようやく38,800円という現実的な価格になったからだ。
カードにポイントがチマチマと9,000円分たまっていたので、3万円でお釣りがきた。う〜ん、やっぱりヨドバシはいいねえ!

ちなみに60GBタイプは60GBのままなのに70,140円→49,800円と2万円以上安くなり、去年ボーナスで買ってしまった人はお気の毒である。だいたいアップルの新製品の販売価格は金に糸目をつけずにすぐ買ってしまう金持ちやヘビーなマニアを想定して付けられているので、半年ぐらい待てばニューバージョンが安くなって出てくるものだ。

画像が取り込めない普通のiPodは40GBモデルが廃止され、20GBだけ(32,800円)になってしまったので、おいらのように初めてiPodを買う人で、容量的にiPod miniでは物足りないという人は、6,000円の差だったらみんなphotoを選ぶのではないか。
また、iPod自体すでに第四世代なので、この値段なら旧機種からの買い替えもアリだろう。

  


OSX10.2「ジャガー」

iTunesをバージョン1から愛用しているおいらがここまでiPodを買い控えていたのは、どうせならマシンを新調してからと考えていたからだ。
今回のiPod photo 30GBも、対応OSは10.2.8以上(10.3.4以上推奨)である。
10.2.8と言えばうちのG3MT266に標準で搭載できる上限のOSであり、現行のiPodを使うためにはPCIカードでUSB2.0を増設する必要もある。

OSX 10.2「ジャガー」は、2年ぐらい前に衝動的に買ってしまったやつを持っている。
(もう時代は10.3「パンサー」を飛び越えて10.4「タイガー」だけれども。)
以前、HDをいくつかのパーティションで区切り、その中のひとつにジャガーをインストールするという慎重策が裏目に出て、おそらく同一のHD内にいくつもシステムフォルダがあることが原因で致命的なエラーが発生し、HDをまるごとオシャカにしてしまった苦い経験がある。
それ以来、さすがにジャガーはインストールしていなかった。

現在のメインHD(OS9.2.2)は1パーティションなので、4月24日、ジャガーを上書きインストールしてみた。

としちん註:
ベージュG3はいわゆる「8GB問題」の対象機種であり、OSXのシステムはHDの先頭8GB以内に存在しないと動かないとされている。
対象機種でOSXを使うためには、HDの先頭8GB以内でパーティションを切り、そこにインストールしなければならないのだ。
しかしパーティションを切るためには、HDをいったん初期化しなければならない。
おいらはデータの移行が面倒臭かったので、とりあえずダメモトで、先頭からラクに10GB以上はふさがっていたはずのOS9.2.2のHDに、ジャガーをそのままインストールしてみたのだ。
なぜかインストールできちゃったのである。7月7日現在も普通に動いている(-_-;)。

ジャガーをインストールしても、コントロールパネルの「起動ディスク」をOS9.2.2に設定しておけば、今まで通り普通にOS9.2.2マシンとしても使えるのが旧機種のいいところ。
現在発売中のMacは全機種でこの設定が不可能になっており、OS9用のソフトはOSXの「クラシック環境」のみの使用となる。これが、ソフトによってはうまく動かなかったりするものであるらしい。
ゆえに、今でも中古市場ではパワーマックG4のOS9起動可モデルが人気である。
それも新品のMac miniの数倍の値段で取り引きされているのだが、DTPやデザイン関係の会社などは、使っているソフト及び周辺機器を全てOSXバージョンに買い替える方がずっと金がかかるからという理由だろう。

おいらの持っているジャガーはバージョン10.2.3であるが、インストールが完了し、マシンを再起動すると、ソフトウェアアップデートが自動的にアップルのサイトにつながって、10.2.8にアップデートしてくれる。
iPodの使用条件であり、ジャガーの最終形でもある10.2.8ならば、HDがぶっ壊れた頃よりは進化し、安定した状態になっていると期待したい。
心なしか、起動速度や動きも軽くなっているような気がしないでもない。

ついでにiTunesやSafariも最新バージョンに。
iTunesは、iPodにもCDでMac版とWin版が付属しているし、ここでダウンロードもできる。
なお、iTunesでは、コンセプトアルバムやライブなどで、切れ目なく次の曲に入る場合でも音が一瞬途切れてしまうのだが、最近は切れ目なく演奏させたい曲をひとつの曲としてくっつけて取り込む機能が加わっている。

しかしOS10.2.8になって最初にやったのは、SafariでWindows Media Playerのサイトにアクセスし、バージョン9をダウンロードすることだった。
OS9はWMP7.1までしかインストールできないので、それより新しいファイル形式の動画を開くと音しか出なかったのである。
やっとニャホニャホタマクローの動画がちゃんと見れたよ! 感激!(なにしとんねん(-.-;))

次に、iTunes4.7を再生しながらSafariで「とし次郎」をプレイしてみた。
いつも同じことをOS9.2.2、iTunes2、IE5.1でやっているのだが、それと比べると明らかに動きがナメラカである。たとえベージュG3でも、OSXに最適化されたソフトを使えばOS9より速くなるケースもありうるということだ。VRAMなんて2MBのままなのに、OSでここまでマシン性能を引き出すというのはすごいことである。
おいらがOSXが嫌いな原因のひとつである目障りなドックも、サイズを小さくして、モニタの右側に置けばあまり気にならなくなった。

  

 
USB2.0・ファイヤーワイヤーコンボカード

翌4月25日、新宿ソフマップでUSB2.0とファイヤーワイヤーが両方使えるコンボカードを購入。
7,852円なり。
USB2.0だけの増設カードなら2,000円ぐらいで売っていたのだが、とりあえずDVカメラもつながるだけはつながるようにしておきたかったので(^^;)。
また、Macの新機種を購入した場合、タイガーには旧マシンからの引っ越しツールが付いていて、そのとき新旧2台のマシンを接続するのにファイヤーワイヤーで必要であるらしい。付けててもムダにはならんということである。


PCI用USB2.0+ファイヤーワイヤー増設カード

USB2.0対応のフラッシュメモリをつないでみたが、問題なく動作。

  

 
iPod購入!

このように準備万端整えて、4月27日、いよいよiPodを買ってきた。
キュービックな外箱がすばらしい。これならプレゼントにも最適だろう。
開けるのにはちょっと苦労したが(-.-;)。

洗練されたシンプルなデザインと共に、ゴージャスな質感が他のMP3プレーヤとは完全に一線を画している。
厚さも適度、重さも適度。こういうものは軽すぎても存在感がない。


写真のヘッドホンは、あとから買ったオーディオテクニカ「ATH-FC7」。
フラットな薄型で、電車の中で音漏れせず、外したときにコンパクトに折り畳める。
これでもう少し音がよければ言うことないのだが、
ヨドバシ価格4,700円なりの音というところかな〜。

まずは「スタートアップガイド」を読み、付属のACアダプターで充電を開始。
フル充電には5時間かかるとあったが、2時間ぐらいでじゅうぶん使える状態になる。
いよいよUSB2.0でMacに接続。
パソコンモニタ上にiPodのアイコンが表示された。すごい!
あとはモニタの指示に従いながらの設定だったので、その詳細はあまり覚えていない(笑)。

1096曲、7.3GB分をわずか21分で読み込んでしまった。転送中の曲名がモニタに映し出されるのだが、1曲1秒前後。演奏時間19分41秒の「Flight/Peter Hammill」を3秒弱で読み込んでしまったのには思わず唖然。
ホントに転送できてるのか? 曲名リストだけ先に送ってるんじゃないのか?
しかし付属のインナーイヤホンで再生してみると、ちゃんと曲も入ってる〜!

あとでアップルのHPを見たら「CD1枚分を10秒で転送」と書いてあった。
マシンがG4かG5で、ベストの環境だったら10分ぐらいでできたってことか? すごすぎる!

音質は、楽器ごとの音の分離がよく、付属のインナーイヤホンでもけっこう楽しめる。
「この曲にはこんな音が入っていたのか」と驚くこともしばしば。
高級なヘッドホンを付ければ当然、さらに良くなるだろう。

カセットのウォークマン以来、久々に音楽のある電車通勤ライフをエンジョイしてマス。


iPodはけっこう傷が付きやすいので、カバーは必須。
ヨドバシで売ってるiPod専用ケースはどれもしっくりこなくて、
雑貨屋で女子高生チックなケータイ入れを504円にて購入(笑)。
微妙に寸足らずなところがかわいい。