2000/6/10 パフォーマ復活
1995年の大みそかに我が家に初めて届いたMacは、パフォーマ6210というマシン(写真上)。
98年5月にパワーマックG3MT266を買ってからはルミチン専用機になっていたが、ついに2000年5月、ハード的な故障で引退。いまルミチンはiMac/350という、おいらのより速いマシンを使っている。
しかし、「とし博」を世に送り出した思い出のパフォーマをこのまま燃えないゴミの日に出してしまうにはしのびず、さりとて中古で16,800円で売られているマシンを修理に出すのもばかばかしい。
内蔵HDの故障だったら、そっくり取り替えればなおるではないか?
内蔵HDにはSCSIタイプとIDEタイプがあるが、パフォーマはIDE。
IDEならアップル純正じゃなくても、どこの製品でも大丈夫だろうとBOOにゃんに教えてもらった。
パフォーマ6210の内蔵HDは本来は500MBだが、うちのはキャンペーン特別仕様で800MB。
500MBのIDEなら秋葉原で2,000円台でゴロゴロしているのだけれども、せめて元通りか、それ以上にならなければなおす意味がない。かといって、いきなり新品の何GBものHDを積むのももったいないし、それでちゃんと動かなかったら目も当てられない。
大宮ソフマップのDOS/V中古コーナーにおあつらえむきのデモノがあった。
NECの内蔵HD(IDE)1GB、3,580円。
この値段ならダメでもともと、もし使えれば今までより200MBほど広くなる!(笑) さっそく買って帰る。
パフォーマのフロントパネルを開けるのは、実は初めて。
ドライバーでおそるおそるこじあけると、ものすごいホコリ(笑)。これを掃除機で吸い取りながら作業開始。
FDDの下がHDの格納場所になっていて、金属のカバーが付いているが、ネジ1本はずせば開けられる。
2本ささっているケーブルをはずすと、HDが手でスッポリと抜ける。上は、HDを抜いたあとの写真。
左がもともとパフォーマに入っていたQuantumのHD(アップルマーク入り)で、右の黒いのがNECのもの。
HDは、下のようなプラスチックの座布団に4個のネジで固定されている。このネジをはずして、交換するHDに座布団を付け替えて、あとは分解したのと逆の手順で組み立てるだけ。意外とカンタン。
問題はマシンがHDを認識できるかどうか。
OS8.5のシステムディスクで起動する。思いっきりエラー発生(;_;)。
次はshiftを押して、拡張機能を読み込まずに起動。すると、デスクトップに名称未設定HDが登場!
いきなり「初期化しますか?」と聞かれたので、「初期化」をクリック。
念のために、「ドライブ設定」で改めて初期化。
8.5をインストールし、MOをつないでさらに8.6をインストール。
あっけなく、パフォーマ復活! オメデトウー!
NECのHDを内蔵した、世にも珍しいパフォーマ6210/64MB/1GBの完成!
なるほど、これしきのことでもマシン改造というのはスリルがあって楽しい。
(このマシン、のちにパフォーマ6210/64MB/6GBとなって、2002年4月よりとしちんの職場でエクセル専用機として活躍。)