ストレージファイターの威力にビックリ!
いまどき6GBなどというiMac/350と同じ内蔵HDではさすがに手狭になってきたので、思い切って増設することにした。
加賀電子の高速HD増設キット「STF-20G II」を購入。ATA66カードとATA100対応HD(20GB)のセットで、PCIマックを世界最速にする秘密兵器である。下は、そのパッケージと中身。(30GB、45GBのセットもある!)
まずパワーマックG3MT266の側面のフタをあける。緑色のボタンを押しただけで簡単に開く。パフォーマ6210よりラク。
G3MT266は、図体はでかいが、中身はけっこうスカスカである。右は、別の角度から。
もともとの内蔵HDは、FDDの裏側、本体の天井部分に固定されていた。今回、これには全くさわる必要はない。
PCIの空きスロットは3つ。そのうち一番下のスロットにはすでにカラリオ用にUSBカードを差しているので、その上のスロットにATA66カード(ブルーのコネクタが2つ付いているカード)を差す。
HDドライブを本体に取り付ける。
この取り付け場所はマックによって違うが、G3MT266は内蔵Zipドライブの下が空きスペースになっている。
カバーをはずして中の金属板を引き出し、ネジでドライブを固定する方式なので、付属のプラスチックのマウント用スレッドは不要。
マック本体内にある電源コードをドライブに差し、ドライブとATA66カードを付属のケーブルでつなぐ。取り付け工事はこれだけで終わり。
マックの電源を入れ、MacOS9.0.4システムCDで起動し、「ドライブ設定」を起動すると、新しいドライブが「名称未設定」とあっさり表示された。付属のフォーマット用ソフト「B's
CREW Lite」を使うまでもなく、「ドライブ設定」でドライブを初期化。このときカスタム設定でシステム用、アプリ用、データ用に適当にパーティションを切る。
システム用のパーティションに古いドライブからシステムフォルダをコピーし、これを起動ディスクに指定して再起動。すると見事にデスクトップの一番右上に新しいハードディスクのアイコンが表示された! 大成功!
今では古いデータを全て新しいドライブに移して起動ディスクとし、古いドライブは1パーティションで初期化して、予備ディスクにしている。
広くなったのもさることながら、ファイルコピーはもちろん、Photoshopやネスケが見違えるほど速くなった。これでルミチンiMac/350を逆転!(笑) OS9対応のノートン先生を持っていないのでベンチマークテストができないが、G4より速いはずである。ウヒャヒャ!
いずれ残ったPCIスロットにFireWireカードを差してDV編集を始めるようにでもなれば、それこそ45GBが必要になるかもしれんが、そのときはドライブだけ単体で購入して付け替えることができる。
PM7200以降、PCIバス搭載のマックをお持ちのみなさま、G3カードを付けるだけで満足せず、ぜひSTFで世界最速マックを実現してね!