2009/11/9 佐竹商店街 & 湯島天神

 
しるばが自身のBBSに書いていた佐竹商店街というのがおもしろそうなので、行ってみた。


なんか、雰囲気が別府の商店街に似ている(-_-;)。

新御徒町駅前から、南方向へ約350mほど伸びる商店街。
江戸時代、この付近一帯は秋田藩の上屋敷があった地で、藩主の佐竹氏は東北地方屈指の外様大名。屋敷は現在の台東区3、4丁目の東半分にわたる広大なものだったという。
これが明治になって撤去され、「佐竹っ原」という野原になったが、ここに見世物小屋が集中し、やがて民家が立ち並び、商店街として発展。明治の末から大正にかけてが黄金時代だったらしい。
関東大震災と東京大空襲で灰燼に帰しながらも、その都度復興し、昭和44年にアーケードが完成。東京最古の商店街として、現在に到っている。
http://www.satakeshotengai.com/

ここのロールケーキによっぽど心魅かれたのだが、結局買わず。
店頭のワゴンとか、あまりにも古いし・・・。
これ(写真右)も、いいかげん捨てたらどうや?(-_-;)

ここも、よっぽど心魅かれた甘味・軽食のお店。
ラーメン、焼そば、ワンタン、焼うどんの中から1品と、みつまめ、おにぎり、アイスクリーム、コーヒーの中から1品を組み合わせ、2品で500円(^^;)。
お昼時だったので、けっこうお客さんも入っていたが、なにしろ安すぎてコワイ・・・。


なんと休憩スペースがある。ますます別府チックやな〜。

休憩所の壁に貼ってある、昔の写真。

商店街の南口(写真左)。また中に引き返す。
「ハガキ絵展覧会」を開催中で、黒門小学校の児童の作品などが展示されていた(写真右)。
こちらに入賞作品あり。
http://www.satakeshotengai.com/hagakietenji.htm


商店街の近くにある秋葉神社

ここにも別府チックな建物が・・・ / 竹町公園も、なんか別府の海門寺公園に似てるし!

結局何も食べず、空きっ腹をかかえて湯島方面へフラフラと歩いて行く。

にしんそばの老舗「やぐ羅」(京都に本店)に入る。
ランチタイムサービスで出てきた、ちりめん山椒ごはんとお漬物。
おなかペコペコだったので、うまかったな〜。

冷たいとろろそば(写真左)。
ウズラではなく、小ぶりのニワトリのタマゴが入っている。
まるで冷麺のようなコシの強さにびっくり!
こんなにコシのあるソバは初めて。しかも、うまい!

名物にしんそば(写真右)。余計なものが何も入っていないシンプルさがいい。
なるほど、あたたかいそばにするとちょうどいい柔らかさになる。
ダシがとてもおいしい。さすが京都の味!

湯島天満宮はやぐ羅のすぐ目の前。
ちょうど菊まつりを開催中だ。

葛飾北斎も好んで描いたという「巴錦(ともえにしき)」。
まさに肉筆浮世絵から飛び出してきたような、花びらの内側が深紅、外側が黄金色のゴージャスな品種だ。

「天地人」の菊人形 / 大吉!

湯島天満宮は梅の季節にしか来たことがないので、寒々とした印象しかなかったが、きょうみたいなポカポカ陽気の日に菊まつりなんぞを見に来ると、なんとも優雅で気品あふれる神社であることがよくわかる。

寂しい話だが、御徒町のあんみつ屋「福助」がついに閉店してしまった。
ここの氷あずきを食べなければおいらの夏は始まらないほど大ファンだったのだが、今年はご主人の体調不良を理由にずっと休んでいたのだった。後継者がいないのなら、おいらが弟子入りすればよかったな〜。
気を取り直して、上野松坂屋の地下の「みはし」へあんみつを食べに行く。

新商品「ほうじ茶あんみつ」(写真左)。
抹茶アイスならぬ「ほうじ茶アイス」が添えられているわけだが、ほろ苦くて、抹茶アイスがあまり好きではないおいらもこれなら食べられる。
写真右は、定番のクリームあんみつ。

佐竹商店街はたしかにすごかったが、戸越銀座みたいに活気がある商店街というわけではないし、観光コースの一部にはなりえても長時間すごすには難がある。
しかしそのおかげで(?)、思いがけず湯島を堪能し、充実した1日だった。