2009/10/18 こんな山手線が走ってマス 

 

上野の国立博物館へ「皇室の名宝」展を見に行く。
天皇即位20周年で、入館無料。
日曜なのでそこそこ混んでいたが、ゆっくり堪能できた。
有名な狩野永徳の唐獅子図、でかい! あんなでかいものだったとは!
国際文通週間の図案でおなじみの伊藤若冲の動植綵絵三十幅は、大胆な構図、シュールな色彩、細部への偏執狂的なこだわりなど、とても江戸中期の作品とは思えない。非常に現代的でさえあり、技巧的には洋画のようでもあるが、実際は中国の宋代の写生画と、当時の本草学の影響を受けているようだ。
若冲が相国寺に寄進したものがのちに皇室御物となり、現在は宮内庁が管理しているわけだが、明治以降になると皇室が画家に注文した作品も多く、それはそれで、やはり作品に込められた気合いというものが違う。

上野のエキナカの「ホームメイドカレー・タイム」のハンバーグ辛口黒カレー。
本当に真っ黒で、食べると顔から汗が噴き出てくる(^^;)。
おいらが好きなタイプのカレーとは異なるが、たまに食べたくなるカレーである。

田端駅にて。
山手線が命名から100年を迎えるのを記念して1編成だけ走らせている、復刻調ラッピング電車(12/4まで)。
1963年まで、山手線はこの色だったそうである。