2009/1/19 下谷4福神巡り?

 
ルミチンがテレビで見た鴬谷の「グリル ビクトリヤ」でゴハンを食べたいというので行ってみる。鴬谷で降りるなんて初めてだな〜。あと山手線で降りてないのは田町ぐらいかな?

こじんまりとして、とてもレトロな店内。
我々は11時半ごろ着いたのでまだお客さんはいなかったが、さすがに人気店のようで、あとから続々と入ってきて、お昼には満席になった。


チキンカツ・ハンバーグセット


ヒレしょうが焼きセット

肉類は全て国産品を使うというこだわりの店で、たしかにうまいとは思うが、特に何の驚きもない味だった。過剰に期待しすぎたかな?
ライスとコーヒーか紅茶が付いて1,000〜1,100円というのは、鴬谷にしては高いかも。

食後、ブラブラ歩いてると「元三島神社」という看板が目に付いたので向かってみると、思いっ切りラブホテル街の中にあった。

ここに「下谷七福神」の寿老神がいるというので社殿の中をのぞいてみると、たしかに遠くの方にそれっぽい像が飾ってあった。まさかこのあとルミチンが七福神めぐりをしたいと言い出すとは思わなかったので撮影もしなかったが、遠すぎて、どうせうまく撮れなかっただろうと思う。

元三島神社にあった七福神めぐりの地図を見ると、三面大黒天のある英信寺はそれほど遠くない。


英信寺

これぐらい近くに置いてあればちゃんと撮影もできるというもの。
三面大黒天、たしかに顔が3つある!
弘法大師の作と伝えられているらしいが、ホントか〜?

ここは七福神とは関係ないが、小野照崎神社といい、小野篁を祭神として祀っている。
慶応二年(1866)に建てられたという社殿は立派。


毘沙門天のある法昌寺


観音堂には救世観音が!


カラフルな毘沙門天。かっこいい!

このお寺はたこ八郎氏の菩提寺であるらしく、「たこ地蔵」というのがあるらしい。
おそらく毘沙門天のとなりにあったのがそうだったのではないかと思うが、さほど気にも止めなかったので撮影もしていない・・・。

法昌寺から5分ぐらい歩くと、朝顔市と「おそれ入谷の鬼子母神」で有名な真源寺。
初めて来たが、思ったより小さく、境内も狭い。

きょう回ってきた七福神のうち4つの場所が書かれている地図が。
あとの3つは都電の三ノ輪駅方面にあり、今回はパス。


この福禄寿はカワイイ!

合羽橋商店街とは逆方向の上野駅に向かってどんどん歩き、国立博物館の方へ行く陸橋を渡る。

寛永寺旧本坊表門、通称「黒門」。
1866年の戊辰戦争に耐え、国立博物館の正門として使われたこともあったが、のちにこの場所に移転。
奥に輪王殿という立派な葬儀場が見える。

開山堂(両大師堂)の門。
寛永寺を開山した天海僧正の像を安置するため建立され、のちに延暦寺第18代座主であった慈恵大師の像も安置されて「両大師」と呼ばれるようになった。
ちなみに東叡山寛永寺という名前も、天海僧正が比叡山延暦寺を意識して付けたらしい。

門をくぐり、参道を歩いて行くと右側に薄暗いお堂があり、中を覗くと仏像が3体。
なんだかコワイ〜。特に向かって左のお地蔵様が・・・。

開山堂(両大師堂)。
本堂の扉には「篤姫の墓所は公開しておりません」という貼り紙が(^^;)。


上野公園にて

上野広小路まで歩き、地下鉄に乗って神田へ。
ルミチンは神田まで歩けると言ったが、もうおいらはヘトヘトだ〜。


「クンクン」

万惣フルーツパーラーのストロベリーパフェは、アイスクリームやソースのすごく濃厚でヘヴィーな味が気に入っていたのだが、年々マイルドになっていくというか、タカノ化が進んでいるのが気がかりである。
ちゃんと「江戸前のスイーツ」の伝統を守ってもらいたいものだが、こればかりはご婦人方の嗜好の変化に合わせていかざるをえないようで。

きょうは「ぶらり旅」には絶好の小春日和だった。
バスやタクシーでなら通ったことがある道も、初めて歩いてみると、合羽橋商店街の上野側の入り口はここだったのか〜とか、いろいろ新鮮な驚きがある。
上野にはさんざん来ているのに両大師開山堂も初めてだったし。
(わざわざ訪ねるほどの価値があるかどうかは疑問だが(^^;)。)

最後は神田明神にお参りして、JR秋葉原から帰宅の途へ。
もう、京浜東北線で大宮まで爆睡!
別府だと合間に温泉に入れるから疲れも癒せるが、東京を長時間歩くのはやっぱりシンドイ。