2003/1/26~28 近畿日本ツーリスト
玉造温泉と三朝温泉に泊まる!(32,800円)

文・るみちん

 3日目(曇り時々雪)
 三朝温泉8時30分発~お菓子の寿城(25分)~松江(165分)~和菓子老舗店(50分)~出雲空港 3時20分着

 天気予報通り、前日より最高気温が10度も下がり、寒い一日となった。
 この日の出発時間は8時半、朝の30分は随分違う。
 途中お菓子の寿城(米子城がモデル)で休憩を取り、松江市内の見学。道中は雪がふぶいていたが、やんでよかった。

 これから集合時間まで自由行動。
 オプションとして松江城内の見学、又は船による50分の堀川巡りが用意されていたが、既に初日に堀川巡りの申し込みをしていたので、寒くても乗らなくてはいけない。
 受付で小さなホッカイロをもらう。

 柳川の時と違ってエンジン操作なので、近いと振動が伝わり、排気ガスがただよってくるのが少し予想外。やはり「魯」で漕ぐほうが情緒があって良い。
 夏には暑さしのぎになる橋の下は、くぐる時とても冷たい風が吹きつけるので、やはり冬は乗らない方が賢明かもしれない。船内にはこたつはあるものの、寒いの一言。持参のホッカイロをもう一つ出して両手に持った。

 船を降りた後、松江城まで歩く。
 中に入ろうかと思ったが、お昼を食べたいし、時間が気になるので今回もパス。
 城内見学をした人の話によれば、火の気のないところなので、やはりかなり寒かったとの事。次回はやはり気候の良い時にゆっくり散策してみようと思う。

 「塩見縄手」の並びにある蕎麦屋に立ち寄る。他に食べてみたい処もあったのだが、堀川巡りですっかり体が冷えて、そこまで行く気力がなくなっていた。
 壁には所狭しと有名人の色紙が飾られていたが、個人的にはあまり美しい光景ではないような気がする。
 季節お薦めの鴨南蛮を注文する。汁は透明に近いが味はしっかりとついていて、蕎麦もそれなりにおいしく、体が随分と温まりホット一息。

 集合場所の「地ビール館」には、集合時間の随分前から多くの人が集まっていたようだ。皆私たちより高齢なので、この寒さはこたえるのかもしれない。

 再びバスで松江大橋を渡り、市内の銘菓銘茶の老舗を訪問。
 まずは明治17年創業の「中村茶舗店」さんで、各店のご主人による商品の説明を伺う。

 その後、近所に点在している和菓子店を見て巡った。

 藩主松平不昧公はお茶をたしなむ一方、和菓子が大好物だったようで、とりわけ「若草」という、若草色のお菓子がお気に入りだったと言われる。旅館やみやげもの屋、出雲空港内の売店でも売られていたが、表示を見ると3種類の合成着色料が使ってある。不昧公が生きていた頃はそんな物はなかったと思うのだが、大量生産の時代にはそんな事は言っていられないのか。少し悲しくなった。恐らく味もかなり変わっているような気がした。

 無事に戻り、感謝です。やはり旅はいいですね!