2003/1/26~28 近畿日本ツーリスト
玉造温泉と三朝温泉に泊まる!(32,800円)

文・るみちん

 2日目(曇り)
 玉造温泉8時発~いずもめのう細工伝承館(20分)~足立美術館(80分)~水木しげるロード(25分)~昼食・境港(65分)~休憩・ふろしき饅頭(22分)~鳥取砂丘(55分)~三朝温泉・三朝グランドホテル17時40分着

 起きてすぐ、お風呂に入る。やはり朝風呂というのは気持ちがいいものだ!
 しかし、別府の泉質に比べたら、どうにも頼りないのは仕方ない事か。

 予定通り8時に出発。
 この日最初の見学地は宿からバスで10分もかからない処にある「いずもめのう伝承館」。
 入るとすぐに、NHKのドラマ「聖徳太子」の出演者の写真と、ドラマで使われた装飾品が飾られていた。1つ百万円以上するとの事。
 店内は数千円の物から展示販売されているが、正直言ってどれをとってもデザインがやぼったく、買おうという気にはなれなかったし、あえてここを見学する理由がよくわからなかった。その分、出発時間を30分遅くしてほしかった。

 昨日は一番前の席だったのでわからなかったのだが、4人組のオジサングループの席に焼酎のペットボトルを発見! 何度もバスツアーに参加している私でも初めての光景だ!

 次の見学地「足立美術館」は、失礼だけれどもここに美術館があるの?!と思うような場所にある。
 館内の説明書によれば、そこは創設者である足立善康さんの出生地との事。
 訪問地は前もってインターネットで調べていたが、いずもめのう館の後だけに、それほど期待はしていないかった。
 しかし、意外にもそこは館内の入口からして、高級旅館か料亭を思わせる雰囲気。
 中に入っていく。むむむ?!かなりお金をかけていそうな内装。漆器や陶器類のいわゆるお宝がずら~と並んでいでおり、ゆっくり眺めていたらそれだけでもかなり時間がかかりそうだ。

 まだ朝のコーヒーをお召し上がりになっていない(笑)としちんの要望で、館内の喫茶室に入る。
 ここからの庭園の眺めが素晴らしい! 外国人を連れていったらとても喜びそうな場所だ。
 コーヒーは700円だが、ここでゆったりと過ごす時間は何にも替えがたい。
 もう1つの喫茶室ではカレーなどの軽食が食べられる。

 2階には横山大観などの日本画が展示されている。バスガイドさんによると、一度には展示しきれないので、季節によって展示物を替えているとのこと。
 展示物もさることながら、建物と庭が調和し、部屋を備え付けたら立派な旅館になりそうな、こんなに手をかけている美術館は初めてだった。ツアーの参加者の中にも、また来てみたいという人が多く、私もその1人。ぜひもう一度、ゆっくりと見てみたい。

 昼食場所の境港市には、町おこしの一環として「水木しげるロード」というのがあり、境港駅からのメインロードの両側に、ゲゲゲの鬼太郎にでてくる妖怪達のブロンズ像が並んでいる。冬の月曜日の午前中ということもあってか、街は閑散としていて、少し寂しかった。私は鬼太郎をテレビや本で見ていたから、妖怪達をゆっくり観賞したかったのだが、どうもご年配の方々には興味がないらしく、ガイドさんを先頭に速足で通り抜けて行く。ここまで来ることはめったにないだけに少し残念だった。

 この日の昼食は大漁市場「なかうら」で、ほとんどの人がオプションの「かにとろ丼」を食べに行ったが、せっかくここまで来たのだし、私たちは別行動で、レストランで蟹とお刺し身の定食。とてもおいしかったので、大満足!

 午後は、関西の百貨店の催事で出店しているという「ふろしき饅頭」(黒糖であっさりした甘さ。賞味期限が2日なのに8個売りからなので、買わなかった)のお店で休憩したあと、鳥取砂丘へ。そこまで片道1時間もかかり、見学時間をいれたら3時間も費やしたので、その分、美術館を見たかったというのが本音。
 リフトに乗り、長靴に履き替えて砂丘を登る。
 この日は最高気温が12度と、冬の山陰にしては温かで、雪も全く積もっていなかったので、砂丘観光は楽だった。
 私は2度目だったので、実はもういいやという感じだったが、上から見た日本海は少し感動した。でも、もう2度と来ないと思う。(笑)

 この日の宿泊先・三朝ロイヤルホテルは、三朝温泉の中心街からかなり距離がある。泉質は同じなのだろうか?少し疑問。
 建物や内装からして、昭和40年代に作られた感じだ。
 仲居さんが1部屋づつ回って、ゆかたの長さを尋ねたりするのは親切だと思った。

 昨夜の食事はそこそこだったので、あまり期待はしていなかったが、1人1杯づつ蟹が出てきて、身もカニミソも思ったよりたくさんあったのでうれしかった。
 温泉は湯冷めはしなかったので、循環湯でもそこそこ質がいいのかもしれない。

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