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十和田湖に会いにいく旅 一日目

 
このところ私は「秋田追分」という民謡を、習いにいっています。
先日、NHKの民謡番組をみていたら、中学生の男の子が「歌の現場の宮崎県にいって、農家の人が作業するところをみてきた」と言った後に、宮崎の民謡「かりぼしきり歌」を歌っていました。
すごいなあ、私も歌の現場へいったら、少しはうまくならないかなあ、そう思って、十和田湖へいくツアーを探していました。
どのツアーもみな、一長一短あって、じゃあ私と母だけでいこうかとも思ったんですが、私のしらべたところでは、十和田湖って秋田市から結構遠いのです。秋田市までならいったことがあるけれども、その向こうはどうやって個人でいったらいいか、私にはしらべきれませんでした。
そんなわけで、長いバス旅は苦手だけれども、しかたなく?新潟交通のバスツアーでいくことにしました。

10月18日、朝7時半までに、新潟のバスセンターへいきました。
バスにはもう、新潟県のもっと南、三条から乗った人が、新潟市組を待っていました。
バスはひたすら走る。走っても走っても、休憩なし(汗)
朝が早くて、おにぎり1個しか食べられなかった私は「ドライブインで美味しいものでも食べよう」と、わざと?空腹で乗ったので、もうお腹が減って減って。
9時過ぎにやっと、最初の休憩所、磐梯インターに着いたので、ホットドックかなにか、バスに持ち込めるものを探したのですが。においがしないのです。あんなのはにおうはずなのに。
しかたない、福島に来たらこれだなと、喜多方ラーメンを食べました。といっても、バスの出発まであと5分しかありません!ひっしで食べたけれど食べきれず、後半は母に食べてもらいました。
味もよく分からないで食べたけれど、この喜多方ラーメンが、美味しかったのなんの!少々太麺で、ごく普通の醤油味なんだけど、ドライブインのラーメンとばかにしていたら、とんでもありませんでした。

それからまたバスで走り、宮城県のすおうインター(字は不明)で休憩。
ここでは、ずんだクリームの入った鯛焼きを食べました。これはうーん、いま3(失礼)。
1時少し前に、今日の目的地?平泉に着きました。
平泉レストハウスというお店で、今日のお昼です。
こちらの人は、めでたい時だけじゃなくて、ちょっとうれしい時にもお餅を食べるのだそうで(説明が違っていたらすみません、この辺うろ憶え)お昼にもお餅が出ました。
ごはんもあったので、ごはんを先に食べようとしたら、店の人に「お餅から食べて下さい」と、説明というより、なんだかしかられてしまったので(そういうきつい口調だった)あんころ餅を先に食べました。甘いものは、食事の後がよかったなあ。だけれどこのあんころ餅が、とってもあっさりしていて、こし餡にくるまれていて、美味しいの!
次に食べたしょうが餅も、しょうがの味がほとんどなくて、いい味でした。私はしょうががきらいなので。
おつゆの中にも、お餅が入っていて、ああこれがお店の人の言う「お雑煮」なのだなと思いました。
但しこのおつゆは、みつばの香りがものすごくて、私には美味しいと思えませんでした。
ごはんに具はなかったけれど、どうもたきこみごはんらしく、ほんのり黄色で、味もついていました。これも美味しかったけれど、なにせごはんの前に、小さいとはいえお餅を六つ食べたので、あまり食べれませんでした。
お腹いっぱいになったので、いったん席を離れました。
不景気なんかどこへやら、次から次へと団体さんが来るのです。

うちのツアーのみんなは、これから中尊寺を見学して、坂を上る時はバスでいくけれども、下りは歩くというので、私はお寺に興味もないし、歩くのもいやだったので、このままこの「平泉レストハウス」というお店に、残ることにしました。
みんなが出かけた後、ゆっくりお土産をみたんだけれど、牛たん味のばかうけ、ずんだ味のきのこの山、純金カステラ、おしゃべりペンちゃん(笑)いろいろ買ってしまいました。
南部そばは父に、ばかうけは母にあげたけれど、あとはみんな、ここにあります。
しばらくロシア語の授業がないので、ロシア語のみんなに持っていく必要がないのです。
中で一番美味しかったのが、ずんだ味のきのこの山でした。
ずんだキットカットもあったけれど、キットカットが840円、きのこの山が630円だったので、きのこの山にしました。
630円の大きな箱を開けると、小箱が三つ入っていて、だれかに分けられるようになっています。

お腹はいっぱいだから、喫茶店に入るわけにもいかないし、ちょうどいい椅子がなかったので、トイレの横の椅子に座って(笑)自販機で買った、缶入りの熱々のコーンスープを飲みました。
ほんとにここのお店で、ほとんどのお土産を買ったかもしれません。

3時出発で、あとはもう休憩なしで、今夜の宿、八幡平ロイヤルホテルに、4時半に着きました。
ここは大浴場が自慢らしく、私も元気ならば入りにいきたかったんだけれど、実は15日から風邪をひいていて、16日の民謡の稽古にいこうとしたら、声が全く出なかったくらい喉がやられていて、おまけに18日には、風邪が鼻にもおしよせてきて、鼻水が止まらなかったのです。なので残念ながら、大浴場を味わうことはできませんでした。
うちの母も「私一人なら、部屋のお風呂でいい」と、いきませんでした。

夕食は6時からで、ツアーに申し込む時に和か中華か尋かれます。
私は刺身がきらいだし、お膳の料理も苦手なので、中華がいいと答えたんですが、なんと40名中、中華を申し込んだのは、私と母ともう一人のおじさんだけでした。じゃあ3人きりで、ゆっくり食べられるのかなあと思ったらとんでもない、なんだか大勢の人が食事していて、ウエイターさんも忙しいのかけんもほろろ?で、さっき尋いた料理の名前をもう一度尋きたいなと思っても、尋けませんでした。
まず前菜が出て、次にあげたエビ餃子と、春巻と、チキンのからあげ。
次のエビチリは、私には辛くて食べられませんでした。
次に牛肉とピーマンのいためもの。
次は、魚のかばやきのようなものに、あんがかかっている料理。
このあんが、かなり酸っぱいので、あんをどけて食べてみたら、魚に味がなかった(汗)
ところでこの旅行には、夕食の飲み物が、お酒またはうーろん茶が一杯だけ付くんです。それでガイドが、私と母にも希望をとりにきたのですが「お宅はうーろん茶二つかしら?」と、もう先に言うのです。私は飲めるんだけど、二人とも飲めないように見えたらしい。まあいいや、お酒をとって残したらもったいないから、私もうーろん茶にしました。ところがこのうーろん茶が、苦くてどうしようもない。別料金でいいからと、リンゴジュースをとりました。
料理の最後に、おじやじたてのチャーハン、要するにお湯でやわらかくした感じの、チャーハンが出てきました。美味しくてそして食べやすかった。
もうこれで終わりかなと思ったら、デザートに杏仁豆腐とケーキが出てきました。
私の杏人を母にあげて、母のケーキを私が食べました。
こういう、値段の高そうなホテルで、ジュースなんか飲んだら、いったい幾らなのか、サービス料10%とか言われるのかしらと思ったら、ジュースは460円で、安くてほっとしました。


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