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秋田を求めて仙台へ 二日目

 
8月25日。
朝ごはんは、東横インだから、おにぎりと味噌汁と、玉子とじとマカロニサラダ。
あとは漬け物、おかずはそれだけ。
でもここのホテルのすごいのは、朝食券がないんです。
あれだったら、外部の人が入ってきても、ごはんを食べれるんじゃないかな?
味噌汁が濃くも薄くもなく、美味しかったのでおかわりしました。
10時にホテルを出るおり、9月21日も泊まりますと、同じ禁煙朝食付きというプランを予約しました。
そうしたら、次回は5%引きなんですって。
楽天で予約するのが一番と、いつも思っていたけれど、この5%引きもいいですね。

自分の声なんて録音したくもないんだけれど、稽古を録音しろと先生に言われているので、電池を買いに駅へいきました。どうせ、11時まで時間があるし。ペットボトルの飲み物と、週刊文春と電池を、コンビニみたいな所で買って、まだ時間があったので、帰りの新幹線の指定席を買ったら「はやては窓側しかおとりできません。こまちなら通路側でもおとりできますが」
こまちは、列車とホームの間にすきまがあって危ないと、鉄道に詳し過ぎる友人に聞いているので、しかたない、窓側で買いました。
そうしたら帰り、通路側はとうとうだれもきませんでした。仙台駅の緑の窓口の女の子のばっきゃろー。

さて、新幹線に乗る前に稽古です。
タクシーを拾って、稽古場の住所を言ったんだけれど「普通の家ですか?」だから、海鮮キッチンって言ったじゃないですか、料理屋さんに決まってるでしょうと、思わず言いました。
その海鮮キッチンの住所を、ナビに打ち込むのが遅いのなんの! 5分くらい待ちました。
そしてやっと走り出したんだけど、着いたら1590円。
他の車で来た時より、明らかに300円ほど高いのです。ほんとにいやなタクシーの運転手でした。

11時に稽古場へ着いたら、ドアが開かなくて、まだ前の稽古中だったそうで、やがてドアが開きました。入れなくて、どうしようかと思った。
 
今回は最初から数えて、4回目の稽古だったんだけれど、初めて「怒られてるな」と感じました。
私が自分の言ったとおりに歌えないので、先生がいらいらしているのが伝わってきて、そのくせ私は、先生の言うように歌えなくて。ただ、先生のいらいらだけが伝わってきて。
おまけに、休憩中には赤ちゃんが生まれた話を聞かされて。
それで奥さんが、この前から入院してたのね。未熟児で、女の子で、2300グラムでという話を聞いても、私は返事することもできず。
私が悲しそうな顔をしたことに、気づいたのかどうなのか、やっと赤ちゃんの話題は終わりました。ほんと、聞きたくなかった!

秋田追分の「春の花見は」の所だけずっと歌って、息が苦しかったので、思わず「苦しい」と言ってしまったら
「ミルクさん(ここは私の本名)は、秋田追分が好きでここへ来ているんでしょう? だったら苦しいなんて言っちゃいけない」
なるほど、そうだなと思いました。
もう一つ先生に言われたことで、印象的だったのは
「ミルクさんは秋田追分への熱意は感じるけれど、秋田追分とのつきあいが長くないし、民謡とのつきあいも短いから、きっと大変だと思う」
それで分かりました、「民謡を歌ったことがない」と言ったら、先生がトーンダウンしたわけが!
あれは私のメールの読み違いではなかったんですね。

怒られているのが分かったし、7月にはちょっとは感じていた師弟愛も、もう感じられないけれど、それでもやっぱり、大好きな人に稽古してもらいたいので、来月まで仙台へいって、10月からは東京に通おうかと思います。っていうか、東京の教室があるなら、最初からそこがよかった。先生が、今になって言うんだもの。
東京だと、稽古は月に一回になるそうだけれど(仙台は月に二日)、このまま毎月仙台へ通うのは、やはり交通費がきついのです。
9月はもう先生もホテルもおさえたから、10月から東京にいこうかと、先生の了解もとれました。
 
帰りのタクシーの運転手さんは、いきと違って感じ悪くなかったし、第一お金が、1300円代で安かったので、お宅の電話番号を教えて、また呼ぶからと言って、もらってきました。
みなとタクシー、正式名はおっそろしく長いので忘れたけれど、みなと高橋商店とかいう、長い名前のタクシー会社です。
最初の料金が340円からという、ちょっと安そうなタクシー会社です。

新幹線に乗る前、苦労してお店を探して、せんだいロールを買ってきました。
昨夏くらいの週刊文春で「この夏ぜひ古里へ持って帰りたいお土産」で、せんだいロールが紹介されていたんです。
ロシア語のクラスメートで、仙台に今住んでいるけれど新潟に実家がある、その彼女に買ってきてもらおうとも思ったけれど、いつになるか分からないし、第一、彼女は結構、すっとこどっこいの人だから、永遠に忘れるかもしれないし。
これで仙台に思い残すことは、ほとんどない。
あと唯一やっていないことは、落語仲間の男の人が教えてくれた「トライアングル」というスパゲッティ屋にいっていないんだけど、ま、これは来月かな?

帰りの東北新幹線では「青森産のリンゴ」という放送につられて、リンゴのアイスクリームを買いました。期待していなかったので、美味しかった!
それから、帰りの上越新幹線では、自由席が満員で、指定席に座っていたけれど、いつ車掌さんが「指定席のお金ちょうだい」と来るか分からないし、それに、新潟行きの新幹線って、高崎を過ぎれば空くのです。
だから越後湯沢あたりで、自由席にもう一度いってみたら、空いていたので移動しました。
気のせいか自由席のシートは、指定席ほどフワフワでないけれど、車内の冷房が、指定席ほどきつくなく、それにやはり、車掌さんが来るかどうかをビクビクしないで座れるのはいいですね。
ということで、9月にまた旅行記を書けるかどうか分かりませんけれど、今回は落語も何もないけれど、どなたかが読んで下さったらうれしいです。

せんだいロールは、4時間も連れ歩いてしまったから、昨日はゆっくり冷蔵庫で休んでもらって、今日食べました。
美味しいけれど、また買いたいほどでもないですね(^_^;)。


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