2月21日 志ん輔・扇遊・市馬3人会

 
うちの母が、2月3日に膝を複雑骨折しました。今は退院し、抜糸も終わりましたが、それでも東京まではちょっと、歩けそうにないのです。ヘルパーさんを使っていくことも考えましたが、ロシア語のクラスメートのKさんは、私の家を知っているし、車に乗せてくれるとのことで、Kさんと一緒に東京へいってきました。
朝8時前にKさんが来ました。そして新潟駅に車を止めて、新幹線に乗りますっていう証明の判を、機械に押してもらいました。新幹線に乗ったという証明があると、新潟駅に一日駐車しても、料金が1,000円なんだって。
車に乗らない私は、ちっとも知りませんでした。Kさんはぼーっとした人だから、間違っていたらいやだなと思って、昨日美容師さんに確認してみたんだけど、確かにそういう制度があるとのこと。Kさんでない人が言うと、なんだか信用できました。苦笑。

8時59分の新幹線に乗って、10時40分に東京着。そして、吉祥寺まで中央線でいきました。
時間が早いよ、先にユザワヤへいこうよとも言われたけれど、ちょこっとお腹も空いてきたし、ぬいぐるみなんていうものは、ごはんを食べて、心を落ち着けてからみたいと思って、先にロシア料理店へ連れていってもらいました。
メニューを読んでもらっても、ペリメニはないし、でも確かに私はここでペリメニを食べたので、「ウ バース イエスチ ペリメーニ?(おたくにペリメニはありますか?)」とロシア語で尋いてみたら。以後、私への応えが全部ロシア語になりました(辛い)そこまで私は聞きとれないのよ(汗)
ペリメニとキノコのつぼ焼きをとって、ランチはとらなかったのに、Kさんのランチと同じケーキが私にも付いてきて、うれしかった。
ここのお金は、私が払いました。二人で2380円でした。意外に安かった。
それから駅へ戻り、ユザワヤへいったんだけれど、もうかわいいぬいぐるみはいなくなって、80%オフとかいうので、どんなぬいぐるみかさわってみても、手ざわりの悪い、声も出ないぬいぐるみばかりで、買いませんでした。一つチェブラーシカのゆたんぽがあって「どう?」とKさんに言われたけれど、私は電気毛布だしなあ、熱いお湯を入れるのも苦手だしなあと思っていたら、なんとKさんの手からゆたんぽをさっと取っていった人がいたそうです。きっと、お買い上げだったのね。
何も買わずにユザワヤを出て、ムーバスに乗りました。
私は前にあるMLで「梅の花ってどんなにおい?」と尋いたことがあったと思うけれど、このムーバスの通り道に、梅がたくさん咲いていたというけれど、ドアが開いても、どれが梅の花の香りか分かりませんでした。
ほんとに、梅も咲きたくなるだろうなあってくらい、東京は暖かでした。今朝、家にいる時に寒くて、暖かい下着を脱いでこれなかった私は、ほんとに暑かった(笑)まあでも、寒いよりはいいか?
このバスの通り道に、前進座があるからね、見ててねと言っても、分からなかったそうで(やっぱりね)降りてから探しました。ま、じきにみつかりましたが。ここのおにぎりがものすごく美味しいので、買っておきました。
「もうお腹が空いたの?」とKさん。いえいえ、後で買おうと思っても無くなっちゃうのよと答えました。

2時から古今亭志ん八さん「牛ほめ」この時が一番眠くて、参りました。
柳亭市馬さん「うどん屋」だみ声でさへ、市馬さんだと奇麗な声なんですねえ。
扇遊さん「明け烏」これのCDは持っているけれど、生で聞いたのは初めてかもしれません。私が生で聞く扇遊さんの落語、未だ演目がだぶっておりません。だから扇遊さんが好き!って、他にも好きな理由はいろいろある気もするけれど、理由もなく好きな気もする。
中入りは、トイレにいって帰るだけで終わってしまいました。ちなみに、売店のおにぎりは、中入りの時にはもうなかったそうです。
かんじやまマイムのパントマイム。これが一番、つまらない時間でした。
とりは今年も志ん輔さんで(昨年もこの3人会がありました)演目は「お直し」でした。
Kさんはなんと、市馬さんの時にも志ん輔さんの時にも寝ていたそうなのですが「いりふねていさんだけおもしろかった」そうで、そうでしょそうでしょと、うれしくなりました。

ほんとうは東京で「秘密結社鷹の爪」の映画をやっていて、新潟ではやっていないことも、25日までっていうことも分かっていたので、みにいきたかったけれど、17時55分からっていう上映時間も知っていたけれど、Kさんは月曜日は仕事だし、この上、落語よりマニアックな鷹の爪を見せるわけにもいきません。いつか、放送されるのを待つことにして、もう一つの用事、ななさんと会う方を選びました。
ななさんっていうのは、pc-vanがあった頃からの知り合いですが、今回初めてお会いしました。

さっき前進座を探していた時、ケーキが売られているとKさんが説明してくれたので、帰りに寄ろうと心に決め(笑)行ってもらいました。
「あんまりいろいろないよ」とウインドーを見てKさんはそう言ったけれど、どうしてどうして、美味しそうなケーキ多数。イチゴのロールケーキと、キャラメルバナナタルトを買いました。
「お持ち帰り時間はどのくらいですか?」と尋かれ、少なめに「2、3時間です」と言うと
「ロールケーキは大丈夫ですが、バナナタルトはちょっと」
 大丈夫です、私が責任を持って面倒みます、とまでは言わなかったけれど、早く食べますからと言って、売ってもらいました。だって、次にいつ吉祥寺へ来れるか分からないもん。
ケーキを買って外へ出たら、バスがもういきそうとのこと。走ってみたのですが「あ、あれ違うバスかな?」とKさんが言うので、思わず走る足がゆるんでしまう。ところがなんと、そのバスは駅行きだったのです。走っておけばよかった。
次のバスは5時3分までないし、駅まで歩こうというKさん。私は乗りたいと思ったのですが、ななさんも待っているし、歩いてみることにしました。なにがいやって、歩くのがいやなんではないんです。Kさんって、迷っても絶対といっていいほど、人に尋かないのです。それが私にはどうもいやで。
結局迷わずに駅に着き、ほとんど迷わず丸井に着けました。ななさんはみつかるかなあと思ったけれど、すぐみつかりました。なかなか買えないというメンチカツを、行列に並んで買って下さったそうで「欲しい?」と言われて、そのあまりのいいにおいに「欲しい!」と言ってしまったけれど、あんなにもらってよかったのかしら?新幹線の中で、夕飯になりました。

どこか食堂に入る?とも言われたけれど、私はほら、バナナタルトのおせわをしなきゃいけないし(笑)帰りますと言ってしまいました。食堂に入れば、ななさんともっと話せたのかしら?すいません、あいそがなくて。
メンチカツの他にも、いっぱいお土産をいただいて、ななさんと途中まで電車に乗り、そしてななさんたちだけ降りていきました。
5時50分頃、東京駅に着きました。私はここで唯一買いたいものがあるの、あげまんじゅうなのと言うと、また考え込むKさん。時間がある時ならいいけど、6時12分の新幹線に乗りたいんだし、早くしてくれと、心の中だけで怒る。

私「ねえ、だれかに尋いたら?」
Kさん「店員さんいないから」
私「店員さんいるじゃん、いらっしゃいませって言ってるじゃん」

この私のイライラ、分かって(苦笑)
こうしてやっとあげまんをゲットし、新幹線に乗る前にトイレにもいけて(新幹線の中でいくのは、ちょっと階段が多くていやだったんです)6時12分の新幹線に乗って帰ってきました。
私がせっかちなせいか、あのKさんの、ボーッと考え込むのがどうもいやで、来月の落語会のチケットもあるんだけど、来月もし母がだめだったら、今度はヘルパーさんといきたいなあ。
もちろん、母が元気になれば一番いいんですが。