プチ銀座落語祭り 18日第二部

 
18日は山野楽器へ、扇遊さんに会いにいってきました。プチ銀座落語祭です。
私がいったのは第二部で、題して「よい男の会」。19日の喬太郎さんも気になったけれど、私がみた時には、きょんきょんと喜多八さんの会は、既にメール受付終了してました(18日のはちなみに、当日券もありました、汗)

朝新潟はどしゃ降りだったし、東京もあまりいい予報ではなかったので、棒傘を持っていったら、東京は一度だけ、ポツリポツリ降っただけで、ずうっと傘がじゃまでした。おまけに暑かった。朝からお風呂に入りたい蒸し暑さでしたが、お風呂に入るほどの時間はないので、朝ごはんだけ食べて出かけました。
上野駅で、どうやって銀座線の切符を買っていいか悩もうとしたら、なんと自販機のところに駅員さんがはりついて?いて、一人一人に買い方を教えてくれます。あれはすごくいいですね。切符をスムーズに買って、銀座線に乗れました。

10時半に山野楽器へいって、早目にチケットを受けとれば、早い整理券番号とかあるのかと思ったのに、落語の前にもう一度並んで下さいとのこと。がっかりして、知らない女の人と二人、文句たらたらでした。これなら、朝早い電車で来ることもなかったのかなあ?

ところで、ボルゴグラードへいく前に、旅行社から「少し古いですがご参考までに」と、アエロフロート(ロシアの飛行機会社)の機内誌が送られてきたのです。その機内誌、ロシアへいく前は見る時間もなく、放ったらかしだったのですが、帰ってから読んでもらったら、東京のロシア料理店を紹介していたのです。リーズナムルっていう言葉が気にいって、銀座から神保町も近いようだし、いってみることにしました。

銀座で駅員さんに「どうやって神保町へいったらいいですか?」と尋いたら、丸の内線に乗って、大手町へいって、はんぞうもん線に乗れとのこと。あれ?携帯で出てきたのと違うけど?と思いつつ、ものすごく歩いて丸の内線に乗る。そして神保町へいったんだけど、この間の料金は160円でした。
神保町でロシア亭という、そのロシア料理のお店へ電話して、道順を尋いても、どうも分からない。なにせ初めていく町だから。そうしたら、迎えにきてくれました。そして一緒に歩いてみたら、ものすごく近かった。
すいません、11時半開店ですと言われ、10分ほど表で待ち、やっと涼しい店内へ入りました。
私はマッシュルームが食べたかったのでAランチ、母はビーフが食べたいと、Cランチにしました。そして、どのランチにも付いていなかったので、別にペリメニをとりました。
涼しい店内で食べる熱い熱いシチュー、美味しかったけれど、またいきたい!と思うほどのお店ではありませんでした。やっぱ、吉祥寺のカフェロシアの方がいいみたい。
デザートですと、なにかドロリとしたものが出てきたので、これは何ですかと尋くと、キーフィルとかいう洋梨のデザートでした。よかった、新幹線の中で、ル・レクチェのゼリーを食べなくてよかった。
コーヒー紅茶サービスというので、飲んでいこうと思ったら「210円でサービス」と書かれていたので、店を出ることにしました(笑)次にいく所で飲めそうだから。

今度は携帯で出てきた乗り方、都営みた線で日比谷までいって、そこから銀座へいく、という乗り方で戻ってみました。いきと同じ160円かなあと思ったら、260円。高い。しかし、ほとんど歩かずに電車に乗れました。丸の内線はすんごく歩いたので、さすが高いだけあって楽だなあと思う。
ところが、日比谷駅の駅員さんに「ここから入れますか?」と尋いたら、私と母の切符をためつすがめつし、
「お二人でもう40円ずつちょうだいします」
さっき神保町駅で、ちゃんと駅員さんに見てもらって買ったのに、何が足りないんですか! どういう40円なんですかと、思わずどなる。ああそうですかと、通してくれました。まだ怒り足らず、通る時に「どろぼう」と言ってやった。後で携帯で料金をしらべても、やっぱり260円で、あの日比谷駅の駅員はなにを考えているのか、自分の懐に入れたかったのか、どうも分かりません。もう日比谷なんかいかんぞ。

銀座駅から資生堂パーラー銀座本店まで「歩いて10分はかからない」とのことなので、知らない道を10分歩くのは大変だな、タクシーに乗ろうかなと思ったら、あの辺は歩行者天国なんですね。車どころか、自転車も通りません。それに、知らない女の人に尋いたら、駅の辺りは銀座5丁目で、私がいく所は銀座8丁目、真っすぐ歩いて三つ目の信号だというので、真っすぐ歩いて、ほんとに簡単に資生堂パーラーがみつかりました。
このパーラーになにをしに来たか。しばらく前の「夕刊キャッチアップ」という番組で、この店のバームクーヘンを紹介していたのです。一日に限定12本で、一本5250円。大下アナウンサーが、小憎らしいほどに美味しそうに食べていたのです。5250円は高くて勇気がいるから、喫茶店で食べていくことはできますか?と電話で尋ねたら、3階で食べられますとのこと。それで今日、扇遊さんに会うついでに来てみたのでした。
3階に上がり、豪華なパーラーに入る。ちょっと、モスクワの「プラハ」というお店を思い出させる、上品な喫茶店です。一番安いものが、1980円です(びっくり)
私はバームクーヘンとアイスコーヒーのセット1980円、母は違うデザートセット1980円をとりました。
待つことしばし。大きなお皿に、バームクーヘンと、杏のような酸っぱい果物のデザート、そしてアイスクリームの乗ったやつが出てきました。豪華なので、携帯で写真を撮りました。一緒に送ろうかと思ったけれど、興味のない人もいるかもしれませんし、みたい方、メール下さいますか?携帯で送ります。
バームクーヘンは最初「こげたかな?」と思うような味でしたが、どうしてどうして、チョコも付いていて、なかなか美味しかった。しかし、5250円出して買いたいかどうかは、ちょっと分かりません。それよりも、この豪華なお茶の雰囲気を、母とだけ味わうのはもったいない。友達と、できたら山上さんや真野さんや日向寺さんと、一度来たいものだなと思いました。
こんなに高いお店だけれど、お客さんは結構いっぱいで、隣りに座った男女は、深い仲、というほどではなさそうだけど、なんだか喜々として、携帯の番号を登録しあっていました。これから深い仲になるのかな?笑。
豪華なデザートだけど、食べ終わってしまえばすることもない。涼しい店内を出るのは惜しいけれど、そろそろ山野楽器で並んでおこうと思って、店を出ることにしました。

山野楽器の7階にいったら、もう14人の人が並んでいて、私は15番目でした。そして、第一部が終わって、ドロドロドロッと太鼓の音がして、ちはなさん(私の落語友達)が出て来ないかなあと思ったら、私をみつけてくれました。
何年ぶりかで会うちはなさんは、もちろん前から大人だけど、また一段と大人になったような、そんな雰囲気でした。あの文章と実際が、ちょっと違うのです、私のイメージ的には。ニコ。

やがて2時15分になり、第二部の開場になりました。急いで中に入ったんだけれど、一つおきに席をとっているおじさんがいて、ちょっといやな顔をしたら、変わってくれました。そして、運よく一番前の一番右に座れました。ところが、席替えやら移動があって、結局一番前の、右から3番目に出世。少し、真ん中に近づきました。これなら扇遊さんにも見える位置かな?
2時45分から、三遊亭玉々丈さん。たまたまじょうさんと読むんだそうです。この読みだけ聞いて、ガハハと笑ってしまいました。だってー、おかしかったんだもの、ゆるして。
玉々丈さん「穴子でからぬけ」
菊の丞さん「町内の若い集」
扇遊さん「試し酒」
中入り。
扇遊さん(着替えて)「浮世床」
浮世床は、遊一さんでは生で聞いたけれど、扇遊さんでは初めてでした。私は未だ、扇遊さんの同じ噺を、生で二度聞いたことがありません。すごい。
とりは菊の丞さん「三味線くりげ」
私は扇遊さん目的で来たわけで、菊の丞さんにはなんの興味もない、それは変わらないんだけど、この三味線くりげが、とてもよかったです。確か喬太郎さんのやつでは、主人公の盲人は死んでしまうと思ったんだけれど、菊の丞さんのそれは、病気をするだけで、死なないのもよかったです。この一番おもしろかった「三味線くりげ」の時、母は寝ていたそうです、もったいなや。

5時前に終わって、第三部に並んでいるちはなさんに会うかな? と思ったんですが、今度は分かりませんでした。
山野楽器のすぐ向かいが三越で、ここでトップスのケーキを買って、新潟へ帰ってきたんだけど、三越のこみようっていったら、すごいですね。なにかお土産をみようという購買欲が、すっかり失なわれました。
上野駅で時間があったら、夕食を食べようと思ったんだけど、ちょうどすぐ電車があったので、5時38分の新幹線で帰ってきました。
ところでこの、5時38分の電車、ほんじょうわせだに止まるやつでした。ほんじょうわせだって、なにか観光地はあるんですか? わせだってんだから、大学でもあるんでしょうか? どうも、あそこに止まる意味が分からん。

新幹線の中で、父に人形焼きを買いました。
そして新潟駅に着いてから、ちょうえんっていう駅の中にあるお店で、ラーメンを食べました。汁気のあるものが欲しかったから。
特に美味しいラーメンでもなかったけれど、サービスにアイスコーヒー、またはうーろん茶が付くのはうれしかった。あまり冷えていないアイスコーヒーだったけれど、ありがたくいただきました。
ミルク。