ニュースペーパー&鈴本レポート

 
1月8日、東京へいってきました。
事の起りは、先月だったかの読売新聞です。
ニュースペーパーのライブの記事が出ていたので、そこに書いてあった電話番号を携帯にメモし、図書館で新聞を読んでもらったので、家に帰ってから、ライブの電話予約をしたのでした。
ニュースペーパーは、しばらく新潟へ来る予定はないというので、がんばっていってきました。

朝8時23分の新幹線で、東京へいきました。
東京から新宿へ、中央線で行ったんだけど、この時、アナウンスが何を言っているかまるで聞えなかったので、今はどこですかと知らないおじさんに話しかけ、そうしたらこのおじさんも岩手から来た人で、お互い?都民ではないと判明。
新潟は雪ですか? と尋かれ、いいえ雨です、積雪はなにもないですと答えました。

新宿で駅を出ようにも、どの入口が伊勢丹に近いか分かりませんから、若い女の子に尋いたら西口だという。しかし、もう一度西口で尋いたら、いえいえ東口だと言われ、またずうっと歩いて、やっと東口から出たのでした。

伊勢丹で、予約しておいたトップスの紅茶ケーキを買う。
これ、もう新潟で全然売ってないんです。
ドコモさんから「もっとドコモポイントをためないと、4月から1ステージ下げるぞ」という、あおりのようなメッセージをもらったので、往復の新幹線もこのケーキも、そしてこの後の昼食も、みんなドコモカードで払いました。
その伊勢丹で道を尋いて、伊勢丹会館へいきました。
私は伊勢丹会館というものも知らなかったんだけれど、とにかく、ケーキを予約しようと思い、伊勢丹の電話番号をしらべていたら、この伊勢丹会館というものが出てきて、この中に、これまた私の大好きな「はげてん」というお店があることが分かったんです。
104にかけたら、伊勢丹の電話番号ぐらいすぐ教えてもらえるんでしょうけれど、携帯でしらべると、こういう、探していない情報が出てくるのよね。
はげてんというのは、昔PCVANの輝さんっていう人が教えてくれたお店で、10年以上前、はげてんの店舗一覧を、輝さんがPCVANの千葉ボードに書いていて、それをプリントアウトして姉の旦那さんに見せ、一番都合のいい所でいいから連れていってくれと頼んだのです。そうしたら、連れていってくれた店は駐車場がなく、義兄は車に残って私と母だけ食べてきたのです。
以来、連れていってとも言い難く、どこにあるかも、車でいっちゃったから分からず、ほんとに久しぶりにはげてんのてんぷらを食べたのでした。

はげてんでまず、てんぷら六品とごはんととろろと赤だしで1000円、というランチをとり、最後に私のお楽しみの、アイスクリームのてんぷらを食べました。
輝さんも、これを教えてくれて、10年前にも食べたのです。
外は熱ゝのころも、中はウエハースに包まれた冷たいアイス。すんごく美味しかった!
ちなみに、このアイスのてんぷらは、お皿に一つだけ入ってきて、これで300円でした。
アイス以外のてんぷらも、とても美味しいです。

この伊勢丹会館の中に、ロシア料理店もあるわよと、きびだんごさんが教えてくれたので、今日は食べないけれど、試しに2階のそのロシア料理店へみにいきました。
ちなみに、はげてんは3階でした。
ペリメニがあるかどうかをみてもらったら、551円だか561円で、スープペリメニがあったので、今度はここにも来ようと思います。
あと、アゼルバイジャン風羊のハンバーグ、なんていうものがあって、羊はきらいだけれど、少々懐かしかった。

さて、伊勢丹会館を出て、ここからクリスピークリームドーナツへいくのにはどうしたらいいですかと、店員さんに尋くと、歩いて15分くらいかかるのではないかとのこと。
てことは、よそ者の私と母は、25分かかるってことだ。
ちょっとそれは辛いので、タクシーに乗ることにしました。
東京でタクシーに乗るなんて、何年ぶりかな。
そうしたら、運転手さんは「有楽町の方の店しか知らない」と言うんです。
ここは新宿なんだから、新宿店にいきたいですと言って、携帯の画面メモに保存しておいた、クリスピークリームドーナツ、新宿サザンテラス店の住所を見せて、走ってもらいました。
「並んでなかったら私も買おうかな」と運転手さんは言っていたけれど、そんなわけはありません。
着いてみると、思ったとおりすごい列でした。
ジェットコースターに乗る時、階段をずうっと上がっていくでしょう? ちょうどそんな感じで、3階分くらいの階段を上がると、そこにお店と列がありました。
天気はよかったし、せっかくタクシーで1200円使ってきたんだもの、もちろん並びました。
単品で選ぶと時間がかかります、箱買いならば早く買えますと言われ、私はもとより箱買いするつもりだったので、20分くらい並んで買えました。
12個一箱で、1700円です。
一種類が入ったやつと、いろいろ入った箱、どちらがいいですかと尋かれ、もちろんバラエティーな方にしました。
この並んでいる最中に、試食品をくれるんだけど、これがとってもやわらかく、熱かった。
ドーナツの熱いのなんて、何年ぶりに食べたんで、ちょっと忘れていました。
ミスドのよりかなり柔らかくて、そしてミスドよりだいぶ...甘いように思いました。

ドーナツを買い終わり、次の目的地、ルイードというライブハウスへいくことにしました。
ここだけは携帯のIタウン頁でも出てこなかったので、送られてきた地図をタクシーの運転手さんに見せ、また車に乗りました。
「この住所からいくとここです」と降ろされ、それでもなかなか分からず、その辺でなにか作業をしていた、爆笑問題の大田くんに似た男の人に教えてもらって、やっとライブハウスに着きました。
「あなた、爆笑問題の人に似てるって言われない?」と母が言ったら「よーく言われます」だそうだ。

地下2階に下りていったら、なんと、もう人が並んでいました。
2時半開場で、今は1時だから、まだだれもいないと思っていた。ロビーかなにかで待つのかと思っていたら、外の階段に座って待つんですね。
ただ、前にもう人がいたので、少し心強くはありました。
階段に座ったまま、そのおばさんグループと話をしました。
「ニュースペーパーをみるのは初めて?」と母が尋いたら、なんとこの人たち、ニュースペーパーの追っかけでした。それはおみそれしやした。

ドーナツ屋で並ぶことは予想していたけれど、外の階段に1時間半座ることは...想定外だったので、すっかり寒くなり、開場してライブハウスに入れて、少しほっとしました。
ライブは2500円で、500円の飲み物券を強成的?に買わされるシステムなのですが、寒かったからホットコーヒーでも飲もうと思ったら「ドリンク券で飲めるのはこちらのお酒です」え、お酒しかないの? と尋くと「ソフトドリンクはこちらになります」「読んで下さいませんか?」と言って、やっと読んでもらえました。
なんだ、オレンジジュースしかないんじゃん。
オレンジジュースを注文すると、飛行機でくれるようなプラスチックのちゃちなコップに、氷たっぷりでジュースをくれます。
それを持って席へいくんだけど、丸い椅子がぎっちりおいてあって、そこにぎっちり人が座るんです。テーブルはありません! だから、飲み物を椅子において席を立つ人がいて、その椅子にぶつかって、飲み物をひっくり返したらいやだから、もうこれは、終演まで立てないとあきらめる。とにかくすーごい狭い店だったんです。

開演前のちょっとした注意を言う男の人、彼もニュースペーパーのメンバーなの?と、隣席の例の、ニュースペーパーの追っかけだという女の人に尋いたら「土屋くんよ」そうか、ニュースペーパーに土屋さんという人がいるのか。そんなことも知らなかった私。

3時に開演し、まず、例によって、小泉・安倍・福田総理の挨拶。
あと、ますぞえとか小沢とか、最後は東国原知事も出てきました。
ちなみに、小泉と東国原知事、両方とも松下さんがやってます。
あとは、自衛隊のコントがあって、いろんな歌が歌われて。
あの「社保庁事務所の前で泣かないで下さい」の他に、同じ「千の風になって」の節で「不二家のお店の前で泣かないで下さい、そこにケーキはありません」というのもありました。昨年1月くらいの歌だそうです。
それから、亀田父とこうきとだいきのコントもありました。
ノバのコントでは「文句を言うぞ」とノバに電話をかけるんだけど、留守電が「発信音の後に、お名前とご要件を英語でお願いします」と言うんです。留守電なんだから、この際思いきり言ってやれと「バカ野郎ー」と言うと「英語でお願いします」と再び留守電。
金返せの英語はなんだ? ということになって、次に言う言葉は
「ギブミーマネー」
そ、それは返せじゃないような?
なんといっても私がおかしかったのは「アタックナンバーワン」のメロディーで歌われる「赤福ナンバーワン」
「だけど、期源がきれちゃう、だって、なまものなんだもん」という台詞が爆笑でした。
この赤福の歌の時は、メンバー何人かで踊るんだけど、とにかく全員男性なので、男性の体臭がすごかった。この体臭と、女の子の台詞が対象的でおもしろかったです。
あとは「ドナドナ」のメロディーで「ノバノバノバノバ」なんていう歌もありました。
北朝鮮の首相が出てきた時には
「北朝鮮はそんなにこわい国ではないスムニダ!」と、語尾になんでも「ニダ」とか「スムニダ」とかを付けてしゃべっていました。
最後に「これから"北の家族"で飲もう」と言って帰っていきました。
最後は、さる高貴な方々の集合、もちろん、みちこさまもがーこさまも紀子様も、全員男です。
「2千 8年を 迎え みなさまがたと ともに」
という、天皇の新春の挨拶が、そっくりの口調で笑えました。

4時40分過ぎにライブが終わりました。
いろいろタクシーに乗って、さっぱり分からなくなったけれど、ここから新宿駅は近いというので、歩いていくと、5分くらいで駅に着きました。
そして、ヨッシーさんに教わったとおり、中央線で神田へ出て、そこから山手線で御徒町へいき、5時20分過ぎに鈴本へ着きました。
「今日はとりの小三治がお休みです、よろしいですか?」
受付の女性にそう言われても、もちろんいいです、扇遊さんはいますか? 扇遊さんがいればもう充分ですと言って中に入りました。
小三治さんがいなくて、実はありがたいくらいなんだ。
小三治さんの落語はもちろんおもしろいけれど、とにかく長い! 
最終の新幹線で帰りたいから、とりがあまり長いのはうれしくないのです。

客席に入ってみると、案外こんでいませんでした。
よかった、お正月の寄席ってどんなにこむだろうと心配していたんだけれど、8日じゃもう平日なのね。一番前に座れました。
私が着いた時には、紋之助さんでした。
よし、落語じゃないうちにいこうと、トイレへいってから席についたら、福治さんが始まるところでした。
以下、演目です。

福治さん「手紙無筆」
小袁治さん「初天神」
小さんさん「不精床」
喬太郎さん「子ほめ」
遊平かほり
〆治さん「松竹梅」
扇遊さん
小雪さん
はん治さん「ぼやき酒屋」
のいるこいる
扇橋さん「二人旅」の最初の方みたいな噺。
「どうして」という歌、あれは初めて聞く不思議な歌でした。
さん喬さん「ねずみ」
「おじさん、今晩泊まる所はもうあるんですか?」という台詞に、思わず時計をみてしまった。
7時20分で、そしてさん喬師匠が下がっていったのは、26分ぐらいでした。びっくりでした。
小菊さん
金馬さん「禁酒番屋」あら、七草がよかったなあ。

中入

寿獅子太神楽社中
子猫さん
花緑さん「長短」
権太楼さん、飛鳥の話
正楽さん
正蔵さん「鼓滝」

扇遊さんは今回初めて、漫談だけでした。かれこれ10年くらい扇遊さんを好きで、といってもせいぜい年に二回お会いできればいい方だから、たぶん20席くらい聞いていると思うんだけど、今回初めて漫談だけで終わりました。しかしそれもまたすてきで! もう、ほれてしまえばなにをしててもすてきね!
逆にきょんきょんは、いつものおもしろいまくらは全部省いて、もういきなり「子ほめ」をやっていました。
驚いたのは、やっぱりさん喬師匠。どっちかといえば、さん喬師匠の落語は、長くてくどくて「ねずみ」なんか50分くらいかかりそうな人なのに、6分くらいですよ。びっくりしました。

寄席に座ってみて、つくづく「座り心地がいいな」と思いました。
さっきのライブハウスと階段で、すっかりお尻が疲れちゃっていたので。
夕食は、母にAMPMで買ってきてもらった、おにぎりといなりを食べ、デザートにドーナツを食べました。
花緑または市馬というプログラムだったので、市馬さんならいいなあと思っていたんですけれど、花緑だったのでとてもがっかりでした。
とりの小三治さんの代演は、正蔵さんでした。別にファンではないけれど、会ったことがないし、有名所だから楽しみにしていました。
鶴光さんは前「沢辺に咲きし白百合の花」と治していたけれど、正蔵さんは「川辺に咲きしたんぽぽの花」と治していました。でも正蔵さん「名札をみたら、パクさんと書いてあったから、中国人でしょう」は違うよー。パクさんといえば、もう絶対? 韓国人だよー。

帰ろうとしたら、先ほどの受付の女性に「ミルクさんですか?」と言われた。
そういえば2004年に、コーカサス三ケ国へいった時、その前日に鈴本へ寄ったんですけれど、この時も受付の女性に「ミルクさんですか?」と声をかけられました。もしかして同じ人なのかな?
もっと時間があったら、彼女と話したかったところだけど、とにかく新幹線の時間が気になったので、上野と御徒町、どちらが近いか尋いて、すぐお別れしてきてしまいました。
上野駅で月見そばを食べ、身体も心も暖まって帰りの新幹線に乗りました。
しかし、こんなに苦労して買ったドーナツだけれど、また食べたい、と思うほど美味しくはありませんね。次に新宿へいけたら、はげてんと、あとペーチカに行ってみたいです。