ペルーへいってみるー、五日目

 
4月18日
この日はほとんど移動日でした。
朝食を食べ、7時出発。
この「7時出発」には、今日はちょっと意味があって、実は私が今いるクスコと、これからいくプーノは、とっても仲が悪く、朝7時以後はプーノのバスはクスコ市に入っちゃならんという規則があるんだそうで、7時より前に、プーノのバスが私たちを迎えにきたのです。
来てくれたからには、7時に出ようっていうわけ。
それとプーノには、日本人も、日本語を勉強しようという人もいないため、今日と明日のガイドは、英語ガイドでした。
英語ガイドなので、別れる時もカルロスさんや長岡さんの時ほど寂しくなかった。

さて、そんなわけで、プーノのバスとプーノの運転手とプーノのガイドと一緒に、クスコの町を出発しました。
途中、なんとかという村で焼くパンが、ペルーで一番美味しいパンなのだそうで、代表して添乗員さんが三つ買い、みんなで食べたり、写真を撮ったりしました。
これがまた大きいの! 直径30センチくらいあるので、いかがですかと言われても私は買えなかったけれど、ちょっとだけ食べさせてもらったら、柔らかくてほんのり甘くて、美味しかった。
卵と小麦粉と砂糖、塩、シナモンの他に「アニス」という薬草が入っているんだそうです。
でも食べた感じは、シナモンの味も薬草の味もしません。

それから、やはりこれも通り道、ナラヤ峠という所は、標高4300メートルで、今回うちのツアーが行った中で、一番高い所でした。
このナラヤ峠では、トイレこそないけれど10分ほど休憩時間があって、私は前足を投げ出してくつろいで? いる、アルパカのぬいぐるみを10ドルで買いました。
8ドルでだめかとねばったのですが、11ドルだというので、いったんバスに戻ったんです。
そうしたら、10ドルでいいと言いにきたので、買うことにしました。

今回のツアーでただ一回だけ行った、観光客用のドライブインでは、生きたアルパカと写真を撮ってきました。
観光客用に飼われているアルパカだから、さわってもいやがらないんだけど、写真となるとなぜか逃げるの(汗)
やっと、どうにか撮りました。
子どものアルパカの背中をなでなでしたら、ほんとにセーターみたいな手ざわりでした。

それからもう一度トイレ休憩があり、1時過ぎにフリアカという所で昼食。
インカスープはなにが入っているか知らないけれどまずくて、メインのポークはパサパサで、デザートのとうもろこしでできたゼリーはなにか酸っぱく、口に合ったのはポテトだけでした。
パンも、先ほど食べたペルーで一番美味しいパンとは、比べたくもない味でした。

藤森大統領は、リマからクスコまではいい道路を作ってくれたんだけれど、もしかしてプーノまでも作りたかったのかもしれないけれど、このフリアカくらいから後はガタガタ道です。
そのガタガタ道を走り、今日唯一の観光地、シルスターニ遺跡へ着きました。
ここの遺跡に上ると、ビクーニャというバンビみたいなかわいい動物が、運がよければ居る、というんですが、私は下にいました。
マチュピチュの遺跡にいかない人は、私と母だけでしたが、このシルスターニ遺跡は、いかない人も結構いて、みんなそれぞれ、お店をひやかしたり、アイスを食べたりしていました。
そのアイスを食べている人に「どんな味ですか?」と尋いたら
「普通の、なんでもないアイスなのに5ソルもするのよ」
と言うので、私は食べませんでした。
5ソルじゃねえ、200円だものね。
そういえばこのシルスターニ遺跡だけ、トイレのお金も高かった。
他の有料トイレは50センチーモだったのに、ここだけ1ソルでした。

それからバスで、プーノのホテルに着きました。
今晩の宿はリベルタドールプーノ。
三方をチチカカ湖に面しているホテルです。
ボリビアとの国境ももうすぐだそうで、夕陽も朝陽も奇麗だからと、部屋はくじびきになりました。でも私も母も疲れていて、自分の部屋からなにが見えるのか、全然分かりませんでした(味わいのないやつだ、私たち、汗)

高山病のせいか、それとも長くバスに乗ったからか、ちょっと気持ち悪かったので、しばらく部屋で休んで、7時から夕食。
ビュッフェだったので、トルーチャという、チチカカ湖出身の鱒の料理や、ポテトやクリームスープをとってもらって食べました。
デザートのケーキ、普通このくらい食べられるんだけど、もう甘過ぎるのと大き過ぎるので(ロールケーキの直径が、15センチくらいなんだもん)食欲がなくなって残してしまいました。

明日もハードなスケジュールだし、クスコではみれた日本のNHKがもうみれなくて暇だったし、9時過ぎにもう寝てしまいました。