ペルーへいってみるー、一日目

 
3年前に、障害者用のツアーでインドへいきました。
その時の添乗員さんに「南米へはいついきますか?いく時は(このツアーは身体が楽そうだから)私も誘って下さい」と話していました。
それで今年、私のいきたいペルーへのツアーのお誘いがきたのですが。
確かに、身体は楽そうだった。
しかし、お金が楽そうでないんです。54万円だったんです。
それで、なんとか安いペルーへのツアーはないかと、なんだかあおられたような形で探して、この288,000円というツアーをみつけました。
今のペルーは、四季全部の洋服が要るんです。
うちの小さなスーツケースでは、とても入りません。
それでスーツケースをレンタルしてもらい、その手続きに疲れきってしまったり、その他いろんな理由で新潟のHISさんと何度も言い合いして、旅の準備は実はものすごく大変でした。
やっと出発の日を迎える頃には、もう疲れていました。
それで、もっとうまい書き方があるのかもしれませんが、私は一日一日のスケジュールを書いてみようと思います。
どうやったらペルーにいけて、ペルーへいったらどうなるのか、みなさんに読んでもらえたらうれしいと思います。

4月14日、1時25分に成田空港集合ということは、12時のスカイライナーに乗ればいい、ということを携帯でしらべて、それには9時9分の新幹線に乗ればいいなっていうことも携帯でみつけて、なんだかもう、携帯は私の必需品です。
でも新潟駅へいったら、9時2分っていう、私の知らない(汗)臨時の新幹線があったので、それに乗ることにして、11時過ぎにもう上野に着きました。
ちょっとスカイライナーまで時間があるので、ファーストキッチンでカルボナーラを食べました。
この時、アイスミルク下さい、冷たい牛乳ね、と言ったのに、出てきたのはアイスティーだったの。飲んでみるまで気づかなかったので、口をつけてしまったんだけど「ちゃんとアイスミルク下さい」と言ったら、店員さんが「170円下さい」って言うんです。どうーして店員が間違えて、私がお金を払うんだって文句を言って、結局アイスティーのお金は返してもらえたけれど、これでまた疲れちゃった。なんだか、スタートのよくない旅になりそうでいやでした。

成田空港の第一ターミナルに1時25分集合で、3時55分の飛行機で、まずはヒューストンへ向かいます。
3月から、飛行機に乗る前に液体検査があって、100ミリリットル以上のものは持ちこめません。それで、セキュリティーチェックが終わってから、お茶とジュースを買って飛行機に乗りました。悪いやつがいたお陰で、迷惑ですよね。

日本時間で夕方6時頃、1回目の食事が出ました。
これは「夕食だな」と思って美味しかった。
夜11時半頃、ハンバーガーとアイスクリームが出た時にも「まあ、このくらいの時間に夜食を食べることはあるわね」と、やっぱり美味しかった。
しかし、夜2時に3度目の食事が出てきた時には、もううんざりしました。
コンチネンタル航空だから、そんなに美味しくもないし!
こうして、日本時間の朝3時半、現地時間ではまだ4月14日の午後1時半に、ヒューストンに着きました。

生まれて初めて指紋をとられました。
まずクリームのようなものを塗られて、その指をきゅっと、ガラスの板におしつけるんですね。10本の指かなあと思ったら、両手の人差し指なんですね。その指紋をとるのと、荷物チェックはあっさり終わった。
次のボディーチェックの時、私の時にブザーが鳴ったんです。
靴を脱がされ、ズボンの中に手を入れられ、身体中さわられて、もうくすぐったくてたまらなかったけれど、なにもないので、やっと? 無罪放免になりました。いったいなんだったんだろう?
係の女の人は「ドント フォゲット」と言ったけれど、あれは「忘れないで」という意味なのか、忘れないわよ、ということなのか、私には分かりません。

3時55分の、リマ行きの飛行機に乗って、30分くらい寝たら、また食事。
チキンはパサパサで食べる気がしなかったので、横にあるカレー味のペンネだけ食べました。
そして、着陸前にまた食事!
ハムとレタスの入ったパサパサのパンと、小さな袋。
これなにと、隣りの席の外人のおじさんに母が尋いたら、キャロットだとのこと。
小指くらいの小さな人参が、生で10本くらい入っていました。
隣席のおじさんは「とってもグッドな食べ物だ」と言っていたけれど、私は人参はきらいなので、全部母が食べました。

日本時間では15日のお昼、けれどペルー時間では14日の午後10時半、リマの空港に着きました。
初めて足を下ろした南米は、思っていたより暑く、セーターを脱ぎました。
ガイドのカルロスさんという、年配の男の人が私たちを待っていました。
リマには雨が降りません。一年を通して、30ミリくらいしか降らないそうです。
じゃあ水はどうしているかといえば、リマック川の水があるからいいのだ、そのリマック川には、アンデス山脈から水がくるからいいのだとのこと。
川があったって、その川がひあがればどうなるんだ? と思ってしまいました。
そして今夜の宿、旧市街にあるシェラトンホテルへいきました。
こうして、長い長ーい私の4月14日が終わったのでした。