秋田の旅 二日目

 
今朝は7時から7時半までは、水泳の選手が朝食だから、その後にしてくれとホテルの人に言われていたので、8時頃3階の、ボンジュールという食堂へいきました。
私たちがごはんをよそってじきに、ごはんのジャーが空になったので、よほどたくさん、水泳の選手たちが食べたんだろうなあ。コーヒーもじきに無くなって、追加していました。
ごはんと、おつゆと、山芋と、あとはスクランブルエッグとかソーセージとか、いろいろ食べました。ただ、母いわく「ゆで卵とか味つけのりみたいに、持って帰れるものがなかった」そうです。(^_^)
あとは巨峰を食べ、コーヒーと牛乳を飲んできました。
お昼がどうなるか、この時点では分からなかったから。

9時半にホテルをチェックアウトして、すぐ向かいのニューシティーにいくと、まだ開いていませんでした。昨年はもう開いていたのになあ。
中でリハーサルしていたのは聞えたんだけど、ドアの向こうにいる祐幸さんにも、母が目で挨拶したんだけれど、開かないものは開かず。

10時に入口が開きました。
「走らないで下さいねえ」と言うABSのスタッフの方を無視して、みんな走った走った。
私が来た時にはだれもいなかったようだけれど、いつの間に後ろに並んでいて、椅子はじきにいっぱいになりました。

10時半から番組が始まりました。
最初は、昨年もそうだったんだけど、このニューシティーで売られているものの宣伝がしばらくあって、その後民謡番組でした。
花子さん、後で聞いたところによれば二日酔いだったのに、今MDで聞いても、全然そんな感じのしない、迫力の歌い方でした。
他にも藤原みゆきちゃんや、浅野やすこさん、今年初めて会う田中めぐみさん、といってもだれだか分かんないでしょうけれど、みんな民謡歌手、その人たちが歌って、最後の方に祐幸さんが「鹿角おやまこ」という民謡を歌いました。
私はまた、じゅうぜんさんにマイクを向けられ「祐幸さんに一言」と言われましたが、そんなの前もって言ってくれればいっぱいあるのに、突然出てこないよー!黙ってしまいました。
最後はどんぱん節を、出演者全員で歌ったんだけど「秋田は米の国酒の国、女のよいのも日本一、小野の花子の出たところ」と歌っていました(正しくは小野のこまちの出たところ)なるほどと思いました。

11時50分に番組が終わりました。
さて、このまま帰ってしまわないといけないのか、どうしようかと思っていたら、まず花子さんに呼び止められました。
「これ、かすべね」と手渡された時には、もう感動で動けませんでした。
花子さんが煮てくれたの? と尋いたら、お友達が作ってくれたんだって。
後で開けてみると、タッパウエに入っていました。
入れ物、お返しできなくてすいません。花ちゃん、ありがとうー。

花子さんとはそれだけでお別れしたんですが、その後五郎さんにも呼ばれ、携帯に電話するから少し待っていろと言われました。
五郎さんたちは、ABSからお昼ごはんが出るんだそうで、それを食べる間、私は待っているわけ。
1階のロビーで、携帯のメールをみつつ、電話がふるえるのを待っていました。
音が鳴っても聞えなかったことがあるので、最近、振動も設定しているの。

12時45分、そろそろお腹も空いてきた頃、やっと私の電話がふるえました。
外へ出ていろという五郎さんの電話でした。
昨年も乗せてもらったワゴン車に、五郎さんと、助手席には祐幸さん、そして後ろに私と母が乗りました。
土崎へいこうと言われ、お腹が空いているのに、そんなに車に乗って大丈夫だろうかと思ったのですが、車酔いもなく、20分くらいで土崎に着きました。
昨年泊まったホテル、ルートイン秋田の近くの「ドラゴンガーデン」という中華のお店に入り、私はえびちゃーはんセット、母はかにチャーハンセットにしました。
祐幸さんと五郎さんは、お昼は済んでいるからドリンクバー。
祐幸さんちょっといいですか?と言って、携帯に写真を撮らせてもらいました。

なんの話をしたか、今あまり思い出せないけれど、とにかく、ちょっと慣れ慣れしく「祐幸さん」と呼び続けていました。佐藤さんって呼ばないといけないんでしょうけれど、だれも姓で呼んでいないから。
そうそう、五郎さんからも、乾燥したかすべをもらいました。
「さっき花ちゃんからも、食べるばっかりのかすべをもらったんです」と言ったら「えー、なんか包みを渡してるなあと思ったけどー」とびっくりしていました。
なんでも、私がかすべを食べたがっているという情報? が、ABSから、五郎さんや花子さんや祐幸さんに、FAXで回っていったそうなんです。

2時頃「ラストオーダーです」と言われて、店を出ました。
その建物の隣りに、セリオンという名前の、秋田市の景色が一望できるという、タワーがあったの。そのタワーの展望台にいってもいいけど、今日はちと天気が悪く、上がっても見えないだろうし、第一、五郎さんも祐幸さんも「いきたくない」と言うので、1階のお土産物屋さんにだけ入りました。
ここでは、秋田のいろんな名産、いぶりがっことか、ひない地鶏のしぐれ煮とか、あと、花豆というお豆を買いました。乾燥していて、これから煮るやつです。
この時、祐幸さんはなんだか試食をして、私たちの買い物を待っていたんだけど、五郎さんは「車の置き場所がない」と言って、置く所を探していたんです。

私たちが買い物を終えて、セリオンを出た時、五郎さんが言いました。
「ババヘラアイスがあったよ」
さっき車を置きにいく時に、みつけたんだそうです。
「ババヘラアイスは、気温が20度を超えると出てくる」というような文を、私の友達が教えてくれたホームページで読んだので、もうほとんど、この寒さであきらめていたんで、飛ぶように買いにいきました。
母も五郎さんたちも要らないと言うので、私だけ買いました。
250円と聞いていたんだけど、150円でした。
「こんげづいっぱいまでやる」と、そのおばあさん、というかおばさんは言っていました。
車の中でアイスを食べてもいいと言うので、五郎さんの車の中で食べたんだけど、私はいつも、アイスを買っても一人で一つ食べられないんだけど、ほんとに、ペロリと、いっきに食べられました。それほど美味しかったの!
また来年、秋田へいけるかどうか分からないけれど、来年も食べたいなあー。

祐幸さんは「ここで降ろしてくれ」と、途中で車を降りていきました。
降りる前に、握手してもらいました。
そして私は、五郎さんに駅へ送ってもらいました。
3時頃駅に着き、4時34分のいなほだから、まだ時間があるからと、スターバックスへ入りました。
実は前日、観光バスに乗る前に少し雨宿りがしたくて、ここへ入りかけたの。
秋田にもスタバがあるんだねえと、失礼なことを言っていたら「お飲み物の説明をしましょうか?」と声をかけられ、きまずかったし申し訳なかったので、今日はここで一杯やろうと思って。
私はキャラメルマッキアート、母はスタバカフェを頼みました。
マッキアートはなかなか美味しかった。

そうだ、夕食のお弁当を買いたいなと思って、さっきみつけたいとーよーか堂へいきました。
おかずはもうかすべがあるから、おにぎりだけ買おうと思ったら、美味しそうな焼きとりが。
おにぎりと焼きとりでいいと思ったら、沖縄そばの干麺2食100円というのがあったので、もう反射的に買ってしまった。
よーか堂でぐずぐずしていたら、4時になってしまいました。
16:34の電車に乗るんだからと、急いで駅へ戻...ろうとする途中に、きんまんを発見。
確かこれ、秋田放送で、よーくCMが流れていたんです。
「好き好き、きんまん、おいしいきんまん」という歌を、思わず駅で歌ってしまったんだけど、なんときんまんを売っているおねえさんはこの歌を知らなかった。秋田県人が知らないとは。
とにかく1個50円で、安くてお土産になるというので、試しに2個買いました。
いやー、初めて食べたけど、安いだけあって、小さい!
でも、普通ーの味で、美味しいおまんじゅうでした。

「羽越線でしょ? いなほでしょ? まだ行ってもしょうがないよ」
改札で駅員さんに言われました。でも私たちは自由席なんだもの、並ばなきゃいけないのよと抵抗?したんだけど、1時間以上遅れるよ、今ホームにいっても寒いよと言われ、待ち合室へ戻されました。
待ち合室で、見たくもないテニスのテレビ番組をぼーっとみていました。
結局いなほは、1時間20分遅れて、5時52分に発車しました。
遅れてるんだから、途中で早くなるのかと思ったら、1時間半遅れて、9時40分頃新潟に着きました。

帰りに乗ったタクシーが、これがまたすごく安かったの。
新潟駅から我が家まで、920円できたことなんかないんです。
道も空いてたかもしれないし、運転が上手だったのかもしれません。
それに、無駄口はきかない、尋かれたことはちゃんと答える、すごくちゃんとした運転手さんでした。
どこのタクシー会社だったのかな? 駅ですぐ乗ったから、会社名も分からないんですが、また乗りたい人でした。

家に帰って、この日の民謡番組をタイマー録音したMDを聞いたんだけど、なんと、番組のあいまに、セリオンのCMをしていました。あの時、あの場でもこのCMを聞いていたはずなのに、知らないと全然、耳に残らないものなんですねえ! いってみて、やっとCMに気づいたのでした。なんかこのMD、消さずにとっておこうかな?

また来年、こんな風に祐幸さんに会いにいきたいなと思いました。
今年はお天気がずっと悪かったので、来年はいい天気で、そして、こんなに苦労しなくても、ババヘラアイスがそこら辺に居ると、もっといいなと思っています。