12月16日、ニュースペーパーをみてきました

 
「あんたは落語が好きなんじゃないの?」
と母に言われたけれど、それはそうなんだけど、12月16日、ニュースペーパーのライブ? ああいうのもライブというのか? に、新潟テレサという所へいってきました。
落語会によく会う、Mさんから「こんにちは」と言われ、あ、こういうのに来るのは私だけかと思ったのにー、って、ちょっとだけびっくりしたりして。
でも今回は、つまんない落語を聞くより、却って笑ったかもしれない。
あれはなんというか、大人の笑いでした。

まず最初、小泉じゅんいちろう(もちろんにせもの)が出てきて、10分ほど演説。
これがまた、小泉の言いそうーなことを、上手に入れながら、笑いも入っているのです。
例えば「アメリカの牛肉をもうすぐ輸入開始します。ライスさんがうるさいから。だいたいあのライス、顔がこわい。とてもいやだとは言えなかった。牛肉を輸入する代わりに、松下のファンヒーターを輸出しよう」とか「みなさん、痛みにたえて下さい。たえてたえていけば、そのうち、痛みに慣れます!」とか「私は郵政民営化に賛成か、 反対しないかを尋いたのだ」

これがだいたい10分くらい続いて、次はおじいさんとおばあさんが、リフォーム詐欺から逆にお金をもらうというコント。
作業員の名前は、兄歯と弟歯と妹歯でした。建築会社はヒュ村建築だったし。

次は、NHK受信料を集金に回る男の悲しい独り言。

次が二人のニートの会話。
「おれさあ、月に1000万円くらいくれる仕事ならやってもいいなあ」
「○○先輩、月に1000万かせいでるらしいぜ」
「なんの仕事?」
「おれおれ詐欺。でも今、変わったんだって」
「なにに変わったんだ?」
「ふりこめ詐欺」
とか
「おい、**先輩(名前を忘れた)知ってるか? 先輩さ、手に職つけたいっていって仕事始めたんだよ」
「なんの仕事だよ」
「新潟駅前でティッシュ配ってんだよ」
これを、若者らしいダラーッとした口調で言うんです。

次は、サマワにいる自衛隊の会話。
うれしいうれしいと、隊員の一人がよろこんでいるから、なにかと思ったら
「もうほとんどわれわれのことなんか記事になんないのに、今日、新潟日報に載った」
「もう第七次だからなあ、書くこともないんだろう」
「パキスタンで地震があって、自衛隊がはけんされたんだって」
「ああーいいなあ、仕事あって」
次に「さとうきび畑」の歌のかえうたで「サマワ サマワ サマワ」

次がカップルの会話なんだけど(全員男ですから、さっきのおばあさんもカップルの女性も、男です)そのカップルの彼女のお父さんの3人が、なにげない会話をするんだけど、その会話の端々に、新潟市の名所?が入っているんです。
新潟で一番おもしろかった所はアピュタだとか、歴史博物館は一度いったらもういいとか。
いや一度いったらもういいのは、てんじゅえんだとか。
あまりにそのとおりなので、大笑いしてしまった。
彼女のお父さんは、彼にこんなことを尋くんです。
「秋子とつきあう前に、一つ、尋いておきたいことがある。篠田新潟市長をどう思う ?」
そしたらカップルの彼が、こんな風に答えるんです。
「うーん、いろんなことをやってくれて、なかなか新潟市民よりの市長だと思っていたんだけど、昨日の新聞に、建築会社からお金をもらっていたっていう記事があって、でも今日は関係者もここにきているかもしれないんで、これ以上は言えません」
いやー、そこまでは私も知らなかった。もっと新聞をチェックしてから、ライブに来ないといけませんね。

次がなんだったかな、さる、高貴なお方の結婚式。
天皇陛下、みちこ様、ここまでは本名で、あとはサーヤとかがーこ様とかアー子とか、やや仮名になっています。
天皇陛下が、結婚式の挨拶を読む時、五枚か六枚の紙が出てきて、適当にとって読んだら
「たえがたくをたえ!」だったのも爆笑だったし、がーこ様はもう男の子を産まなくていいんですよという発言の時には、がー子様が 「安心して腹をなでおろしました」とか。
「でもあー子にお国のことがまかせられるかなあ」とある人が言えば「アッキー、おまえは黙ってろ。おまえの順位は下がったのだ」「でもあー子に大丈夫かしら」とだれかが言えば、まただれかが「大丈夫、あー子は芋掘りならできる」
結婚なんてくじみたいなものよねとだれかが言えば、がー子様が「私ははずれだったわ」
するとさーやが「じゃ、お兄様はスカだっていうの?」

次はみのもんたとやまねもとよの青白歌合戦。
この辺になると、話がかなりごちゃごちゃになっているんですが、ダイエーの中内いさおが、天国からやってきて、日本国中をオレンジ色にしたかった、とか、杉村たいぞうとニートが一緒に歌ったりとか、とにかく9時過ぎまで、休憩なしで笑っていました。

ラストニュースというのもありました。
愛、地球博のモリゾーとキッコロの名前が、実は漢字だったと分かったそうです。
「森憎」と「木殺」と書くそうで、あの地球博は、実は自然を守ろうというのではなく、自然をこわす博覧会だったそうです(笑)

最後に、10人くらいの男性が頭を下げ、ニュースペーパーが何人いるかも知らなかったんで、へえー、こんなに多勢いたんだあと思いました。
いやー、こんなにおもしろいとは実は思っていなかった。
またニュースペーパーが新潟へ来るなら、またいきたいなと思います。