6月25日、昼のお話

 
朝6時半に目がさめて、8時半頃にはお腹が空いていたんだけれど、暑い中、外へ食べにいくのは面倒でした。旅館の隣りに定食屋さんがあって、そこのごはんが美味しく、朝はよくそれを食べていたんですが、とにかく暑くて動くのが面倒だったので、昨日家から持ってきて、まだ残っているサンドイッチを食べることにしたんです。
サンドイッチといえばコーヒーだよね、ああコーヒー欲しいなあ。そう思っていたら、冷蔵庫に私の好きなジョージアの缶コーヒーがあるという。だめだよそんな、旅館の冷蔵庫にあるものなんて、高いよーと言ったんだけれど、5階の自販機へ買いにいくのさへ面倒だったし、もうこれを飲んでお金を払おう、そう思って飲んだんです。そうしたら、チェックアウトの時、お金を要求されませんでした。新潟の自宅の電話番号も先方へおいてきてあるんで、逃げも隠れもしてないはずなんだけど、未だに「払え」という電話もないんです。やっぱり冷蔵庫にあったチョコボールも、食べたかっ たからいただいてきちゃったんだけど、これも、いつ払ったらいいんでしょうかって感じで。
母いわく、前の人の忘れ物ではないかとのことでした。
のりしお味のポテトチップスもあんた好きでしょ、持って帰ろうと母は言っていたけれど、それだけはやめました。鞄の中で粉々になることうけあいだったから。

家に荷物を送って、9時50分頃旅館を出ました。
母はどうやら、旅館からJRの駅へならスムーズにいけるので、それならと山手線で、御徒町の松坂屋へいき、ケーキを買って、銀座線の上野広小路駅から電車に乗ったんだけど、この時、駅員さんか らいいことを教わりました。
「雷門へいくなら今きてる電車に乗っちゃだめ。次のに乗るといい」っていうんです。
都営地下鉄の方に着く電車と、雷門に近い方へ着く電車、二とおりあることを、初めて知りました。なので浅草駅に着いても、ほとんど迷わずドトールコーヒー雷門店へ着けました。
ドトールコーヒーは浅草にもう一軒あるので、間違ってないか、店員さんに尋いたくらいでした。確かに雷門2丁目店だというので、メニューを読んでもらって注文しようとしていると、ちょうどよく待ち合わせの相手、きびだんごさんに肩をたたかれました。
アイスカフェラッテだったかな、なんかココアのような味の飲み物と、ジャーマンドック辛子抜きを持って座り、きびだんごさんとぽつりぽつり話していると(なにせほら、私って無口だから、信じます?)11時半頃ふーみんさん・アッキーさん・ハニーさん・あきさんが迎えにきました。きびだんごさんと、ふーみんさんたち4人は知り合いではないので、大丈夫かしらと思っていたけれど、じきになじんでくれたようで、浅草観光も一緒にいってくれました。

仲見世をひやかし、きびだんごさんが扇子を買うというので、どんなのを買うの?と見学していると、私も意外なほど、買うものがありました。あげまんじゅうの美味しかったこと。ひょっとして、トップスのケーキより美味しいかもしれません。それに父へのお土産にするひよこ、はとぽっぽせんべえ、そして私の靴まで浅草で買いました。ちょっと前にも安い靴を買ったんだけれど、地面から足が近くて、長く歩けないんです。浅草でみつけた靴は、地面と足の間にクッションがあって、これなら歩けそうだったので、以後これをはいて歩いていました。
浅草寺のお参りはしなかったけれど、おみくじを引きました。100円入れて、かたかた音のする、四角いプラスチックのような箱を振ると、かたかたっと棒が出てくるんです。この棒に書いてある番号の引き出しから、お店の人がくじの紙をとってくれます。自販機で買うより、ちょっと昔っぽくていいですね。おみくじの紙も、畳んでいるやつじゃなくって、真っすぐな紙だったのも驚きでした。
私は吉でした。文句 は難しくて忘れちゃった。汗。

2時に予約だったけれど、1時半にマノスへいきました。
私は3時に帰りたかったので、座って待ってみることにしました。
食べ終わっているのになかなか立たない女性のグループがいて「立て、いけ」と心の中で祈っていると(笑)1時45分に、6人分の席が空きました。
きびだんごさんとはここでお別れで、残る6人でロシア料理です。
私はペリメニを二皿と、大好きなカルーアミルクにしました。
マノスは店員さんの愛想こそ悪いけれど、料理をぱっぱと持って来てくれることと、あと美味しいの がいいです。でも渋谷のロゴスキーのペリメニは、また全然違う味だというので、今度そちらへもいってみたいな。
3時少し前にお金を払い、みんなと握手して出てきました。

3時45分の新幹線に乗るつもりが、一本早い、3時26分のに乗ることができたのは、ふーみんさんの道の説明がよかったからでしょうか。とにかく、いつも迷う浅草駅にトントーンといけました。

結局今回、だれの落語が一番おもしろかったかなって思い出してみると、あらら、市馬さんでした。私のリクエストに答えてくれたのが、とてもうれしかったです。
あとは、浅草で買ったあげまんじゅうがこんなに美味しかったのも、意外でした。
次もまた仲見世、いっちゃおうかな? 笑。
でもやっぱり、お金をためて、大きい方のたっくんも欲しいと思いました。ミルク。