上海帰りのミル その1

 
今から10年、もしくは15年くらい前、無錫旅情という歌が好きでした。
古くからの私の知り合いは、からおけでむりやり聞かされたこともあるでしょう。
その歌詞に出てくる場所へいってみたいと、ずっと思っていたのですが、やっぱり旅にはタイミングというものがあるのですね。やっとちょうどいいツアーがみつかり、3月27日から31日までいってきました。
当初は三泊四日のつもりが、飛行機の都合で四泊五日にかわり、いく予定じゃなかった杭州も加わりました。
テーマ別に書こうとも思ったけれど、どの町にも一泊ずつしかいなかったし、食事は毎日おんなじような中華なので、一日ごとに出来事を書きますね。

3月27日は、1時15分に新潟空港集合ということで、12時35分に家を出ればばっちりかと思いきや、予想外の渋帯。
お金も時間も心配したけれど、お金はさることながら、時間はぜんぜん大丈夫でした。
なぜなら、3時15分発のはずの飛行機が、上海霧のため、まだこっちへ来ない。
で結局、5時55分発になりました。その間、空港のロビーではいかりやちょうすけの出ているテレビ番組が放映され、私は携帯でメールを書いたり、ラジオで高校野球を聞いたり、はてはお土産の説明のために喫茶店に集められ、コーヒーをご馳走になったけど注文しなかったり、まあそんなことをして、4時間を過ごしたのでした。
母が隣りにいたおばあさんに「成田空港と比べて貧弱よねえ」と話しかけてみたら、そのおばあさん「わだすにはここでもずうぶん都会だ」(^_^)

空港にいたのは4時間だけど、飛んでしまったら上海までは2時間半です。
機内食でおそばを食べ、ちょっと寝ているうちに上海へ着きました。

上海の空港には、通った人の体温を計る装置があります。
言うまでもなく、昨年のSARSの影響。
私は平熱が高いのになあ、普段でも6度9分くらいあるから、止められたらいやだなと思いましたが、あっさり通れました。
私たちが入国手続きをしている間にも、大阪からの便が着きました、名古屋から着きましたと日本語で放送が入り、どんどん日本人が来ているんだなと思いきや、今は鳥インフルエンザのせいでちょっと減っているそうです。

もうさっきごはんを食べたから、お腹は空いてないんだけど、ツアーに付いているならしようがないと、市内のレストランで食べた夕食がまた美味しくて、お腹のどこへ入っていくのやら、いろいろ食べました。
中に一つ、舌ざわりはあぶらあげなんだけど歯ごたえはきくらげという、分からないおかずがあったので、ガイドの張さんに「これは何ですか」と尋いたら、魚の胃袋を脂であげて、それを...ウ
ゲッと思って止めてしまった。今度から美味しいものがあったら、製方は聞かないことにしよう。分からないで食べる方がいいかもしれない。(^_^;)

ガイドの張さん、カメラマン、というかウーマンなんだけど、けんけんちゃんという女性、それに添乗員と私たちのツアー20数人で出発しました。
なんで20数人なんて人数があやふやかといえば、上海で残る人、途中で抜ける人、いろいろだ
ったのです。
バスで2時間走って、夜12時に無錫のホテルに着き、お風呂に入ってすぐ眠りました。
 

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