川越にいってきました

 
先週大阪へいって、うーんやっぱり上方落語はいいわ、宗助さんと小春団治様にならどこまでも付いていくわ(来なくていいって?)と思った気持ちに全く嘘はないのですが、私の所に一通のメールが。
3月に実は、川越の落語会の主催者さんに、
「扇遊さんの"花見の仇討ち"を4月に演る可能性はないですか? そちらの会はもう長いから、花見の..はもう出たのでしょうか」
以下、花見の仇討ちと扇遊師匠にまつわる私の思いを綿々と...短く綴ったのでした。
そのお返事をずうっといただけなかったので、もうあきらめて、大阪へいったのですが、今回、5月13日の川越蔵作り落語会で扇遊師匠が花見のあだうちを演るのは私のせいだ、まあ私のせいだとは書かれていなかったけれども、そのような意味のメールをいただいたので、お財布はちょっと苦しかったけどいってきました。
どうせいくのならお昼に美味しいロシア料理が食べたいと、大宮へお昼に着いたのですが、電話してみたら川口市にあるそのお店は、12・13日は休み。
大宮で急に時間ができてしまったので、そごうとかルミネとか、新潟にないデパート巡り(汗)
そごうには山野楽器があったので、フォルクローレのCDを買って、南米にいった気分になることにしました。
ルミネでは、ユニクロのズボンが2着で5,000円というので、新潟にもユニクロはあるのにーという母の文句を無視して、2着買っちゃいました。
もうすることがなくなったので(笑)3時過ぎの電車で 川越へ。
そういえば埼京線は駅と駅の間隔が長いから痴漢が多いって話があったけど、ほんとに駅の間が長い。まあ私のこの顔だから、心配はなかったけど(汗)
こうして初めて川越に着きました。
駅の西口から町を一周するバスが出ているというので、いってみました。
どこで降りたいんですかと聞かれ、いえ周ってみたいんですと言うと、180円でした。
500円と書いてあるけどーと母が言うと、それは一日乗り放題の券が500円なのだそうです。
バスで1時間かけて市内を周り、また駅に戻ってきました。
バスの運転手さんに「神明町行きのバスはどこから出てますか?」と聞いたら、全く知らないとのこと(^_^;)。伊藤さん(川越の落語会の主催者)にSOSの電話をかけて、東口から出ていることを知りました。
神明町行きのバスで、一番街という会場のそばのバス停で降りても、まだ時間があったので(笑)人力車に乗りました。
落語の「反対車」を思い出していました。
会場へ戻ってきて、入れて下さいと言ったら、まだだめ!と女の人におっぱらわれる。
開場よりまだ1時間前だものね。
仕方ないので、さっき大宮駅で買ったお弁当を、店の外で食べることにしました。
そうしたら「中に入りなさいよ、そこじゃほこりになるでしょう」
だからさっき入れてと言ったじゃないの(汗)
どの人が伊藤さんか分からないので、7時になって会が始まる寸前にやっと挨拶し、扇遊さんへお願いして欲しいと色紙を渡しました。
地域寄席にしては珍しく、といっても私は新潟の地域寄席しか知らないんだけど、珍しく出ばやしが生演奏で驚きました。
そしておもしろかったのは、主催の伊藤さんにも出ばやしがあったこと。
伊藤さんのお話が10分ほどあって、新潟から来た人がいるなんて紹介された後、いよいよ落語。

鯉昇さんの「ちりとてちん」は、私の好きな台詞こそ入らなかったけれど、なかなか笑えた。
会場のどこかに、鯉昇さんの奥様も いたりするのかなあ、なんて思いました。
(鯉昇さんはこの会が縁で ご結婚)

続く扇遊さん、なんでこの時期に花見の噺なんだかと、ひととおりぼやいて本題へ。
何年も前に聞いたきりで、ほとんど忘れていたのですが、あの感動だけは憶えていて、楽しめました。

とりのゲストの歌春さんも聞くと、最終の新幹線に間に合わないので、扇遊様の高座の後みんなに送られて出てきました(^_^;)。
色紙も、私は1枚しか持っていかなかったのに、3人からのサインをいただきました。
伊藤さんに本名を教えたのはたかだか1時間前。よく3枚の色紙があって、よく3人ともに私の名入りの色紙を書いていただけたなあと、手際のよさにびっくり。

こうして新潟へ帰ってきました。
感想。リクエストした噺を演ってもらえるって、ほんとにうれしいことだなあ。
もっともこれは扇遊さんだけじゃなくって、伊藤さんのお陰なのですけど。
それと扇遊様の魅力は「花見の仇討ち」だけではありませぬ。
「片棒」も、東日本ではまだ彼よりおもしろい片棒を聞いたことがないので、異論のある方もあると思うけど、みなさんも機会があったら聞いてみてね。
ミルク。

送信日時 : 2003年 5月 28日 水曜日 9:18 AM
件名 : 25日の毎日新聞にね ミルク

先日、川越へ落語会にいった時、毎日新聞の人が取材に来ていました。
もちろん私をでなく、落語会の主催者や噺家さんたちに取材したんだと思います。
で、その記事が25日の毎日新聞の別刷りの、2頁目に載りました。
25日にコンビニに買いにいったら、もう売りきれてて、図書館に27日にいって、ようやく読んでもらうことができました。
たぶん落語の最中なんだと思うけれど、カメラ目線の入船亭扇遊師匠と、笑っている母、そしておまけのように私も写ってます。
もう古くなった新聞ですけど、よかったら扇遊さんの写真だけでも見てやって下さいませ。
他の人ではなく、扇遊さんと一緒に載れたことがうれしくって、後で近所の人から、古い新聞をもらってきちゃった、ミルク。