桂小春団治独演会IN 東京


築地にいくにはどうするんですかと池袋駅で聞くと、有楽町線で有楽町乗り替えだといいます。
おっかしいなあ、私の友達は銀座と言ってたような気がしたけど、二人に聞いて二人とも有楽町だというので、有楽町線目差して駅をとぼとぼ歩いていたら、英語でしゃべっている人がいる。
なんだ? と思ったらサンタクロースのお人形でした(^_^)。

桂小春団治独演会 築地本願寺にて

開口一番は金原亭小駒さん「片棒」
すいません、あんまり印象ないです。

次にMDで何度も何度も聞いたあの出ばやしが流れてきました。
ああこれが小春団治さんの出ばやしだったんだなあ。
小春団治さん「さわやか侍」小佐田定雄作
小佐田作品はみんな好きなんだけれど、この落語はうーん、小佐田さんにしては、小佐田さんにしてはですよ、いまいちかなと思いました。

次に岡田浩安さんとの対談。
毎回、小春団治さんの会では、珍しい楽器を演奏する人をゲストに呼ぶんだそうですが、今回は南米の楽器、サンポーニャ奏者です。
岡田さん演奏。私は落語も好きだけど南米の音楽も好きで、岡田さんの演奏も楽しみにしていたのですが、やっぱり聞き慣れた「コンドルは飛んでゆく」が一番よかった。

中入り。
さっきから静かな曲の度にお腹が鳴って、恥ずかしくてしかたなかったので、お昼に丸ビルで買った おにぎりを食べました。落語の前に食べ終わりたかったし、一個しか間に合いませんでした。それでもとんかつのおにぎりを食べたら、ようやくお腹が黙りました(^_^;)。

小春団治「天国への階段」
東野ひろあき、熊沢あかね、桂小春団治作
オムニバス形式っていう意味は分からなかったけど、落語としては最高におもしろかった。
主人公が3人いるんだけど、主人公が代わる度に「あれ?前の人はどうしたんだ?」と思ってしまうのも一瞬のこと、すぐに新しい主人公の運命にドキドキさせられる。もう最高の75分間でした。
CDになったら絶対買おうと思います。
にしても、小春団治さんの本名ってたちばなさんなのかしら? 前に聞いた「あるかとらず病院」の 主人公も「たちばなはん」だったし、今回の「天国への階段」にも、たちばなさんが出てきました。
とにかく2500円の料金で、もうお腹いっぱい楽しめた落語会でした。

最後に小春団治様に無理に握手してもらいました。
実は宗助さんも昇太さんもそうだったんだけど、落語の直後の小春団治さんも、とっても冷たい手でした。
終演は9時45分、泊まることにしといてよかったなと思いました。
ミルク。