まえのきじへほーむへつぎのきじへ

おいでよムールマンスク その3


朝ごはんがこれまた美味しい。
焼きたてのブリンヌイは熱くて皿を持てないくらいだし、よく憶えてないけど、その他のおかずもロシアホテルのそれより 美味しく感じました。

10時にフロントへいくと、よかった、昨日の人じゃ ない、別の英語ガイドとドライバーが来ていました。
昨日の人が「今日と明日は自分だ」と言っていたので、すっかり...帰りたくなっていたのでした(^_^;)
オリガさんという女性の英語ガイドに、まず案内されたのは、ここが北極圏という記念碑。
そこで写真を撮って、次は墓地へ連れていかれました。
次は歴史博物館、ここが1時間くらいかかって、すっかり足が棒になったので、途中からは座って母だけ説明を聞いていました。
元々博物館は苦手だし、それに英語は分からないし。
母は分かるんだけど、母が日本語に訳す間もなく、次の言葉を言われて、聞く暇がないのでした。
ただ、さわれるものは多かった。
レンディアという、鹿みたいな動物のはくせいや、その他、綱の向こうにあるものまでさわってきちゃった。

1時頃博物館が終わって、お楽しみのお昼ごはんです。
私の「ペリメニが食べたい」という要望が通ったのも、ツアーに昼食が付いていないありがたさ。
ペリメニが食べたいならここだわと、わりと安そうなカフェに連れられていきました。
お腹いっぱいペリメニばかりを食べて、コーヒーを飲んでもそんなに高くはありませんでした。
ちなみにブリンヌイというのはクレープ、ペリメニは日本でいうならしゅうまいとか餃子みたいなものです。
どちらも、私の大好きなロシア料理。
午後は私の好きな所へいってよいというので、ごく普通のスーパーマーケットにいきたいと言ってみました。
ところがスーパーは2時から3時まで休み、なんとまあ商売根性がないことでしょう。
そこで止むなく、デパートへいきました。
ちっちゃいけれどやっぱりデパートなので、買うものはなくじきに退散。
小さなお菓子屋さんで、チョコレートを買いました。
おトイレを借りたかったのでお土産屋さんにも入り、ここでは体長5センチくらいの、かわいいプーチンのマトリョーシカを買いました。こういう、小さいものに私は目がないのです。こんなに小さいけれど、ちゃんとプーチンの中にエリツィン、その中にゴルバチョフ、そしてあと二人も中にいます。

ようやくスーパーにいき、喉がからからにかわいたのでジュースを買いました。
最後は市場。それまでは何も言わなかったオリガさんは、ここだけはお財布に気をつけなさいと言うので、いらないものはみんな車において、ドライバーさんに見てもらうことにし、ささっと市場を歩いて帰ってきました。

ムールマンスクといえば、日本人がまず思い出すのは、数年前に次んだ潜水艦のこと。
しかし和露辞典でしらべて、潜水艦の所へ連れていってと言ってみたところ、あそこは遠くていかれないとのことでした。
後で日本人から伺ったところによれば、元々、入ってはいけない所に基地を作り、そこに潜水艦があったんだそうで、ムールマンスクの町中からはやっぱりそれなりに遠いのだそうです。
いいのいいの、言ってみただけなの。
いかれなければ無理しなくていいのよと、ホテルに帰ってきました。
ミルク。

 

まえのきじへほーむへつぎのきじへ