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大阪の旅 その2

 
私の泊まったホテルは、昨年も泊まったんだけど、ここは朝ごはんが非常ーに美味しいのがいい。
ごはん、コーンポタージュ、鯖の味噌煮、ハム、ソーセージ、スクランブルエッグ、みんな美味しかった。ただ、きらずだけは味が濃くて食べられませんでした。
きらず、なんて落語に出てくる言葉を使っちゃった(^_^)。
それに、肉団子だと思って口に入れたら蛸焼きだったのも驚きました。
朝ごはんのバイキングに蛸焼きがあるなんて、なんだか大阪だなあ。

チェックアウトの時に、またちょっとしたアクシデントがおこりました。
ホテルの入口で写真を撮って下さいと頼んだところ、フロントのおじさんは気持ちよく応じてくれたのですが、シャッターが押せなかった。
28と表示されているので、どうやらフイルムが無くなった ようです。
それで母が戻そうとしたら、今度は戻るのが止まらなくなった。
なので急きょ、カメラ屋さんを探すことにしました。
ホテルのすぐそばにもあったんだけど、休みなのか朝だからか閉まっていたので、梅田へ出ることにしました。梅田には確かヨドバシカメラがあったわね、そういうCMを聞いたわよねと探したら、あったあった。
ヨドバシカメラのおじさんに、カメラを治してもらって帰ろうとしたら「フイルム終わったんでしょう? 1時間でできますよ」とげんぞうを誘われました。
1時間後といったら11時、それから池田へいって11時半に池田駅へ着きますか? と聞いたら、大丈夫だというので、お願いすることにしました。
荷物もそんなら預かって、カメラもおいていくわと頼む。
かわいそうなヨドバシのおじさん、うっかりげんぞうを勧めたばっかりに、人間コインロッカーをやらされて(^_^;)。

さてリュックがなくなって、すっきりした身体で阪急百貨店に入りました。
ここで私がいく所はもう決まっている、CD売り場です。
桂文紅さんと、森のふくろうさんがセットになったCD1枚と、それから、南光さんの「欠伸の稽古、素人じょうるり」の2枚のCDを買ってきました。
その後少し時間があったので、おもちゃ売り場へいき、はむたろうのぬいぐるみを探す。
どんなのがハムスターなのか、さわってみたかったのよね。
ところがはむたろうのだけ売りきれていました。残念。

そしてヨドバシカメラへ戻り、フイルムと荷物を受けとって、池田へいく急行に乗りました。
11:30に池田へ着いたんだけど、ここから最後のアクシデント。
池田駅から歩いて1分というからここかなと思うバス亭で、ホテルへいくバスを待つことにしたんだけど、来るバス来るバス違う番号なのです。
よく聞いたら、バス亭はここではなくって、全然違う所でした。
歩いて1分というから、てっきり駅前のバス停かと思ったら、あれはどうしたって1分じゃない。
私たちがうろうろしている間に、11:35のバスにいかれてしまって、次は12時のしかないというので、そのようにジョージさんに電話して、待ってもらうことにしました。

バスはドンドンドンドン山の中へ入っていく。
池田の猪買いの落語のとおりだ。
そしてこれまた落語のとおりなのは、雪が降るような寒さだったこと。
うーん、こんなことならさっきも、心ぜきの人に道を聞くのだった(池田の猪買いの落語が分からない方ごめんなさいね)

ようやっと不死王閣というホテルに着き、 PCVAN時代の知り合い、ジョージさんご夫婦と再会しました。
5階の部屋へ通され、早速お茶とお茶受けが出てきました。丹波の黒豆で作ったという、おせんべーです。猪鍋を食べるんなら、やっぱりお酒は飲まなきゃいけない。
落語では燗したお酒を飲むんだけど、私は燗したやつはきらいなので、冷やを頼みました。
そしてやがて、鍋の材料とお酒が。
ところがなかいさんは、運ぶだけ運んで、料理するのはうちの母とジョージさんの奥様でした。
やり方も教えないで、なんてこった。
鍋の材料で一番不思議だったのは、生卵があったこと。
猪の肉っていうのは、どんなに熱くしても、食べる時には熱くないものなのだ、
そう聞いていたのに、生卵で熱さを逃がしつつ食べるなんて、とっても意外でした。
あとは白菜とかふき、なすなどが鍋の方の材料で、他にお餅とうどんもありました。
ごはんも出てきたので、すきやきのようにして食べました。
肝腎の猪肉のお味ですが、豚肉の堅いやつと思ったらぴったりです。
癖がなく、異和感は全然なかったんだけど、また食べたいというほどでもありませんでした。
ほんとうの猪はこんなじゃないんだろうねえと、ジョージさんと話しました。

最後にコーヒーを飲んで、3時にタクシーがくるように、ホテルに頼みました。
伊丹空港までなにでいこうか、大阪からここがこんなに遠いんなら空港までも遠いんじゃないだろうかと、思いきって車にしたのです。ホテルのちらしにも、タクシーで伊丹空港まで15分と書いてあったし。
ところが15分なんてとんでもなくて、空港まで30分かかりました。
電車にすればよかったかなあと少し後悔しつつ、お金を払おうとしたら、ジョージさんの奥様が受けとってくれません。
3000円ちょっとの車台を、おごってもらってしまいました。
ジョージさんすいませんでした(^_^;)。

こうして、5時20分の飛行機に乗って、新潟へ帰ってきたら、やっぱりというかなんというか、池田よりよほどすごい雪でした。
よく飛行機が飛んだなあ。
実は飛行機が飛ばなかったら、京都の笑福亭たまさんの会にいこうかと、連絡先をメモって出かけたのですが、無駄になってしまいました。残念(^_^;)

宗助さんがらみで大阪へいくのも3回目になりました。
アクシデントはあったけれど、またいこうという気になります。
来年はやっぱり、ユニバーサルスタジオへいこうかな?
ミルク。
 
大阪の美味しいもの

 
落語会の会場がとにかく暑くて、喉がからからになったので、ホテルに隣接するセブンイレブンで、飲み物をいろいろ買いました。
その中でぴかいちに美味しかったのが、「大阪生まれのバナナジューチュ」
最初、うちの母がふざけているのかと思ったけれど、そういう商品名なんですね。
300MLで130円ちょっとなので、あまり安いとは言えないけど、めちゃくちゃ美味しいです。
ミルク。  

 

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