2001/12/18 第10回扇辰落語会

 入船亭扇辰、ついに落語協会から正式に真打ち昇進の発表があり、来年の3月に真打披露興行が催されることが決定した。おめでとう!
 そのお祝いも兼ねて、12月18日(火)、上野池ノ端「山中旅館」内にある会席中国料理「古月」にて、1年ぶりに扇辰落語会が開催された。
 ちなみに扇辰の奥さんは映画「千と千尋の神隠し」のエンドロールに流れる主題歌「いつも何度でも」の作詞者、覚和歌子さん。来年は自らの真打ち昇進、そしてカミさんの印税と、まさにいいことづくめの扇辰である。

 本日の演目は「甲府い」。サゲが豆腐と甲府のシャレになっているところから付けられた演題で、地味な噺ではあるが、豆腐屋のオヤジと奉公人のそれぞれの描写が扇辰らしくて楽しめる。

 なお、前座は入船亭ゆう一さん、三味線は初参加の佐藤忠志さん、笛はおなじみの星さん。落語が終わった後も場がまったりとしていたので、佐藤さんと星さんがそれぞれソロ演奏を披露。
 来年は真打披露興行が一息ついてから、改めて「真打ち・入船亭扇辰」の会が催される予定。