H to He who Am the Only One 1970


1970年12月に発表された作品。
ハミルが切望したというキング・クリムゾンのロバート・フリップ(ギター)の参加は、プロデューサーであるジョン・アンソニーの尽力によって実現した。フリップは次作「ポーン・ハーツ」にも参加している。
ジョン・アンソニーはこれが初仕事だったが、同年ジェネシス(VdGGと同じカリスマ・レーベル)の「トレスパス」、翌年の「ナースリー・クライム」もプロデュースしている。
次の「ポーン・ハーツ」も力作だが、個人的にはこちらを第3期VdGGの最高傑作と呼ばせていただきたい。この1枚にはVdGGの本質が凝縮されていて、一時期、おいらの中では「究極のプログレ」だった。