English Electric Full Power / Big Big Train

Big Big Trainはプログレの母国・イギリスのグループ。
YouTubeやiTunes Storeで試聴したことはあってもCDを買うには至らなかったが、本作は近作2枚「English Electric Part 1(2012)」「同Part 2(2013)」に新曲4曲を加えたお得な2CD。今まで買わなくて正解だった(笑)。
逆に毎回CDを買っているファンにとっては「最初からこれを出せよ!」みたいな話だが、100Pカラー・ブックレットが付いているのはそんな怒れるファンの方々への配慮か?

アダルトで硬派なポップロック。
ロバート・アミリアン(コラージュ→サテライト)とフィル・コリンズを足して2で割ったようなヴォーカル。
真っ先に思い浮かべたのもジェネシスの「We Can't Dance」だった。
あとで本家の方を聴き直してみたら、売れたバンドと売れたことがないバンドの音作りの違いは歴然だったが(笑)、飽きがこないという点では「English Electric Full Power」の方が上だろう。
もう3回以上聴いているが、聴くたびにどんどんよくなってくる。

  

これも含め、今年はコンペンディウム「ベニース・ザ・ウェイヴス」(発売は2012年11月だが)、スティーブ・ハケット「Genesis Revisited II」とプログレの当たり年だった。
特にコンペンディウム、Steve Balsamoのヴォーカルはすごすぎ。

  

   

左端のBig Big Trainは日本語解説付きです。