MAGENTA / Seven(ニュー・バージョン)

「Metamorphosis」「Live At the Point 2007」と新しい順に聴いてきたマジェンタの、これは2004年に発表された2ndである。
長らく廃盤になっていたが、2009リマスター盤+ボーナスDVDの2枚組で新登場。
DVDには2004〜2006年のライブ映像、インタビュー、楽曲のメイキングについてのロブの解説、そして5.1chサラウンド・ミックスが収録されている。


リハーサルの映像も。
クリスティーナ、あまり色っぽくないし(-_-;)。

正直、クリスティーナのヴォーカルのためにおいらはこのバンドを聴いているのだが、リーダーのロブ・リード(キーボード)のプログレ魂はたしかにすばらしく、スティーヴ・ハウにそっくりなギタリストのクリス・フライも含め、この人たちはどれだけイエスが好きなのかと思ってしまう。
きわめて構築的なシンフォ・プログレなのだが、ときおり後期キャメルやキング・クリムゾンのようなジャズっぽさも垣間見せ、本質はライブバンドなのかなと思う。

おいらはやっぱり「Metamorphosis」の方がヒネリが多くて好きだが、ストレートな叙情性を楽しみたい方には「セブン」をお勧めしたい。
イエス、ルネッサンス系が好きな人はぜひどうぞ。