8ミリビデオデッキ復活

8ミリビデオデッキ復活
1TBの外付けHDを買う

 08/11/09 


8ミリビデオデッキ復活

10月21日

ヤフオク出品者の中の「A&Vテクニカル」というお店、主にソニーのベータや8ミリビデオを扱うマニアックな修理屋さんで、先日、高尾山へ行くときに通過した「北野」という駅から歩いて7〜8分のところにあるらしい。
おいらは昔、FUJIX Hi8 ビデオカメラを何度も落としたあげく壊してしまい、撮ったテープが見られなくなってしまったので、秋葉原で売れ残っていたソニーの8ミリビデオデッキを買ったことがある。
ところが再生してみると、画面にはノイズばかり出て、音は出ない(-_-;)。
8ミリビデオはトラッキングがいい加減なので、再生するときは録画した機械で再生するのが基本であり、別の機械だときれいに再生できないことが多いという話は聞いたことがあった。
ほとんどあきらめていたのだが、せっかく京王線沿線に修理屋があるのならと、ダメモトで診てもらうことにした。

いつもは新線新宿駅から急行多摩センター行きに乗るのだが、きょうは京王新宿から急行高尾山口行きに乗る(平日の朝の時間帯は下りの特急が少ない)。
約1時間で北野駅に到着。
南口を出て、会社に「ビデオの修理屋に寄ってから行きマス」と電話を入れ、ヨドバシカメラの紙袋に入れたビデオデッキを下げて野猿街道沿いに歩いていくと、ホームページのグーグルストリートビューで見たのと同じ青い建物を発見。

さっそく診てもらうが、お店のモニタに映しても結果は同じ。
たしかにFUJIXとソニーの相性の問題かもしれないので、とりあえず調整してみましょうという話になり、デッキを預けてきた。


お店から駅への帰り道。


北野駅前風景。

会社へは、調布経由だとえらい遠回りなので、聖蹟桜ヶ丘から永山までバスに乗ることにした。
ところが聖蹟桜ヶ丘のバス乗り場で時刻表を見ると、発車まで15分ぐらいある。無意味!
先に、となりの乗り場に多摩市役所を通って多摩センターの方に行くバスが来たのでそれに乗り、乞田五差路で降りて、レモンハートの前をブラブラ歩いてやっと出勤。
1時間ぐらいのつもりだったのに1時間45分も遅刻してしまった、やっぱり田舎は車じゃないと不便だな〜。


10月23日

おととい北野のA&Vテクニカルに持ち込んだ8ミリビデオデッキ(ソニー EV-PR2)だが、きのうの昼間に会社に電話がかかってきて、ちゃんと映るようになったとのこと。すばらしい!

A&Vテクニカルの営業時間は午後7時まで。
6時に会社を出て、京王線で調布経由で北野まで行き、お店に着いたのが6時59分(笑)。
8時から多摩センターで飲み会が予定されていたので、帰りはデッキの紙袋を下げ、高幡不動から多摩モノレールに乗る。疲れた〜。
飲み会は11時まで続き、もはや家に帰るのは不可能ゆえ、2次会でレモンハートへ繰り出し、ラストの3時まで飲んで解散。
5時まで多摩センターのコスモでマンゴージュースを飲みながら時間をつぶし、始発で永山へ。
会社のソファで3時間ほど寝てから駅の下のパン屋で朝食をすませ、仕事に突入。眠かった〜。


よみがえった8ミリビデオデッキ

昔のお宝映像を取り込んでデジタル化したら、おもしろいところを編集してアップするのでお楽しみに!


1TBの外付けHDを買う

10月26日

8ミリビデオデッキが直ったので、1994〜98年頃のテープをデジタル化すべく、秋葉原へ大容量の外付けHDを買いに行く(夕方までいれば麻生総理が見られたのだが)。

中央の細長いビルがおいらご用達の秋葉館。去年の8月にMac miniを買ったのも、いま会社で使用中のベージュG3に入っているG4/733アクセラレータカードを買ったのもここ。

お店の1Fの片側の壁には、秋葉館オリジナルの外付けHDの真っ黒な箱が、さながら靴屋の在庫のようにビッシリと積まれていた。
Macとの接続方法の違いや容量によっていくつかタイプがあり、おいらは「Standard II 秋葉館オリジナルFireWire400&USB2.0 1TB ハードディスク(AKB35FW-STD2-10002)」をチョイス。22,990円なり(10月30日に20,990円に値下がり。ショック!)。
中のHDはSerial ATA II、ブランドはSaegate Barracuda 7200.11 1TB ( ST31000333AS )。


「林檎派」と書かれた外箱。


3.5インチHDの外付けとしては非常にスリムでコンパクトだ。

FireWireの利点は、FireWireポートが2つある周辺機器ならばデイジーチェーン(数珠繋ぎ)で接続できることだ。
USB2.0だと周辺機器の数だけUSBポートが必要になる。
しかもUSBは、デジタルビデオカメラが接続できないのが致命的だ。
新しいMacBookではFireWireが廃止され、USB2.0だけになっているが、一部で非難轟々なのはそのためである。

Mac mini本体にFireWireポートは1つしかないが、そこに外付けHDをつなぎ、外付けHDに外付けスーパードライブをつなぎ、外付けスーパードライブにデジタルビデオカメラをつなぐことができる。
外付けスーパードライブを間にはさむ理由は、デジタルビデオカメラにはFireWireポートが1つしかなく、そこが終点とならざるをえないからだ。
Mac miniにもスーパードライブは内蔵されているが、もし壊れたら本体ごと修理に出さなければならないので、なるべく外付けを使うようにしている。


Macのデスクトップに、新たにFireWireマークのアイコンが(上から3番目)。


ディスクユーティリティで容量などを確認。
目には見えないが、最初から9つのフォルダ、57個のファイルが存在し、240.7MBを占めていることがわかる。

ビデオカメラ経由で8ミリビデオデッキの映像を読み込むとき、保存先に指定したHDに「iMovie Eventsフォルダ」が作られ、映像を新しい名前のイベントとして保存したり、既存のイベントに追加したりできる。
最初、iMovieの「イベント」と「プロジェクト」の違いがよくわからなかったのだが、イベントの方はいわゆるマザーテープであり、編集するときはイベントからプロジェクトにコピーしてから編集するので、イベントに変化はない。だからいくらでも編集のやり直しができるし、また複数のイベント(つまり複数のテープ)をひとつのプロジェクトにまとめることもできる。そして iDVDというソフトで、複数のプロジェクトを組み合わせて1枚のDVDに焼くことができるのだ。

ところで、8ミリビデオテープって30分と60分しかなかったと思っていたら、120分テープもあった。10年前のことって忘れるもんやなあ〜。

 
11月1日

1TBの外付けHDは最初からMac用にフォーマット済みなので、いきなりiMovie Events(8ミリビデオの映像)を取り込みまくっている。
ビデオはすでに3分の2ほど取り込んだが、まだ300GBも消費していない。
これなら、緊急時起動システムとTimeMachine用のボリュームも作れそうだ。
そうすれば、いまそれに使っている250GBの外付けHDがまるまる余り、会社などで使うことができる。

一昔前なら、パーティションを切り直すとHD上のデータは全て初期化されてしまったものだ。
しかし世の中は進歩し、今ではデータを消去せずにボリュームを追加する(つまりパーティションを切る)ことができる。

ディスクユーティリティで1TBの外付けHDを選択し、「パーティション」の画面で「+」のボタンをクリックする。

すでに使用されているエリア(ブルーの部分)がまだ半分以下だと、下のようにボリュームが2等分される。
(すでに半分以上使われている場合は、それを全てカバーする大きなボリュームと、残りの小さなボリュームに分けられるはず。)

下のボリュームを選択して「+」をクリックすると、下のボリュームがさらに2等分される。

それぞれに名前を付け、サイズを113GBずつぐらいに調節してやる。
「適用」をクリックすれば、データが消去されることなく外付けHDが3パーティションになり、デスクトップ上にHDのアイコンが3つ出現する。

緊急時起動システムにせよ、TimeMachineにせよ、それぞれ本体の内蔵HDと同じぐらいの大きさがあればいい。
一般に、TimeMachineは内蔵HDより大きな容量が必要とされているが、内蔵HDで実際に使っているのは60GBぐらいだし、あとは差分だけがバックアップされていくので、113GBあれば十分なのだ。
もしいっぱいになったら、すでに内蔵HDに存在しない古いデータから順に消去されていくだけの話である。

「緊急時起動Disc」には内蔵HDのデータをまるごと復元し、そこからも起動できるかどうか確認。
「TimeMachine」の方は、システム環境設定で使用するHDを変更し、これもまるごとバックアップ。

内蔵HDの容量はなるべく小さくしておくため、デジカメデータやiTunesMusicフォルダも1TBの外付けにコピーして、本体には置かないようにしておく。
iTunesMusicフォルダの置き場所の変更は、iTunesの環境設定で可能である。

外付けHDの中の700GBがデータ用に確保され、まだ400GB以上の空きがあるぞ!
実にスッキリしたが、この外付け、電源が本体と連動していないのが唯一の汚点だなあ。