前作のスタジオ盤「This」が、ハミル自身、「記念アルバム」としての意識を持ち、かなり入れ込んで作った作品だったのに対し、本作はそのようなプレッシャーから解き放たれ、1999年1月から2000年2月にかけてじっくりと録音された。
全8曲、トータルで44分35秒。通して聴くにはちょうどいい長さである。
ライブでも定番になっている "Tango for One"から"Like Veronica"への流れは、本作品の最大の聴きどころ。
この3年間にリリースされたスタジオ盤「Everyone You Hold」「This」「None of the Above」は3部作のような趣があり、どれも名盤である。