macOS Monterey ベータ
21/07/08
いつものように Catalina も Big Sur もほとんど使わないうちに Monterey(モントレー)のベータが登場。
Big Sur の外付け SSD にボリュームを追加し、さっそくインストール。
Mojave からネットワーク設定などを移行しただけ。デスクトップ上のアイコンのサイズやドックの位置などはおいら好みに設定してある。
macOS Monterey の主な特徴:
ビデオ通話機能「FaceTime」に「SharePlay」機能を追加。「Apple TV+」「Apple Music」で再生しているコンテンツや、デスクトップに表示しているアプリを他の Apple デバイスユーザーと共有しながら会話できるようになる。
Macのキーボードやトラックパッド/マウスを別の Mac や iPad で利用できる「Universal Control」機能を追加。
デバイス間でドラッグ&ドロップすることでデータをコピーすることも可能だ。
特別なセットアップは不要で、ペアリングしたい Mac や iPad をそばに置くとすぐに使えるようになるという。
macOS Monterey 搭載の Mac は、AirPlay の「再生先」として利用できるようになる。
iOS や iPad ではおなじみの「ショートカット(Shortcuts)」が実装され、定型の作業をワンクリックでバッチ処理したり、特定の条件下でそれを自動実行したりできるようになる。
「Safari」のタブブラウジングの UI をコンパクト化し、表示中のWebサイトに合わせてウィンドウのカラーを変更する機能が追加された。さらにウィンドウに表示されるボタンを「その他」メニューにまとめることで見た目をシンプル化。また、よく見るサイトをまとめて表示できる「タブグループ」を作成できるようなった。タブグループは他の Apple デバイスと共有できる他、メールなどで他の人に「シェアリスト」として添付することも可能だ。
システム条件:
iMac(Late 2015以降)
iMac Pro(全モデル)
Mac Pro(Late 2013以降)
Mac mini(Late 2014以降)
MacBook(Early 2016以降)
MacBook Air(Early 2015以降)
MacBook Pro(Early 2015以降)
M1 Mac 限定機能:
「FaceTime」の「ポートレートモード」
「写真」アプリの「テキストの認識表示」
「マップ」の新しいインタラクティブな地球
「マップ」の詳細な新しい都市体験
「Siri」のテキスト読み上げ機能で対応できる言語の追加
デバイス上での音声入力
まとめ:
同じくベータ段階である iOS 15 との連携が非常に強化されているらしい。
したがって iOS 15 搭載の iPad や iPhone も使いながら、リモートを多用する人が恩恵を受ける内容である。
一応システム条件を満たせばインテル Mac にもインストールはできるが、M1 Mac 限定機能もあるように、アップルが着実に「脱インテル」を目指していることも間違いない。
逆に言えば、インテルMac を長く使い続けたい人や、リモートをいっさい使わない人にとっては、アップグレードによる劇的な向上が望めるというものではなさそうである。